
「潜在表明」を歌うMyGO!!!!!が一番好きかもしれない
はじめに
MyGO!!!!!がTHE FIRST TAKEに出演した。それだけで十分すごいことなのに、歌った曲が「潜在表明」だったことが、さらに胸を熱くさせた。普通ならアニメの主題歌や話題になった挿入歌を選びそうな場面で、MyGO!!!!!はあえて 「初期の頃の曲」 を選んだ。まだキャスト非公開で、顔を隠してライブをしていた時代の曲。今のMyGO!!!!!に繋がる重要な楽曲を、こういう場で歌うことに大きな意味がある。
「潜在表明」という曲の特異性
MyGO!!!!!の楽曲はどれも「心の叫び」を感じるものが多いが、「潜在表明」はその中でも特に 「自問自答」 が強い曲だ。
アニメの挿入歌「詩超絆」ではポエトリーリーディングが印象的だったが、あれが 「誰かに向けた言葉」 だとすれば、
「潜在表明」は 「自分の中で問い続ける言葉」 だ。
迷いながら、それでも進もうとする葛藤。MyGO!!!!!の本質とも言える要素が詰まっている楽曲を、THE FIRST TAKEという場で選んだのは、バンドとしてのアイデンティティを示す強いメッセージだったのではないか。
「音源」ではなく「ライブ」であることの意味

「潜在表明」はMVもあるし、サブスクでも聴ける曲だ。けれど、今回THE FIRST TAKEで披露されたことには特別な価値がある。
• ライブバージョンと音源では、感じる熱量が全く違う
• アニメのタイアップではなく、MyGO!!!!!というバンドの根幹となる曲を選んだ
• 羊宮さんの声と表情が、「心の叫び」としてダイレクトに伝わる
THE FIRST TAKEという場は、シンプルだからこそ本質的な表現が求められる場所。
そこで「潜在表明」が選ばれたことで、MyGO!!!!!が 「アニメの一部ではなく、リアルバンドとして確立した存在である」 ことが強く印象づけられた。
「潜在表明」がもたらす新たな入り口
今回のTHE FIRST TAKEをきっかけに、アニメをきっかけにMyGO!!!!!を知った人や、そもそもバンドリに触れてこなかった人が、MyGO!!!!!の「初期の楽曲」にも興味を持つかもしれない。
「カッコよさの種類が違う」
アニメの楽曲も素晴らしいが、MyGO!!!!!の初期楽曲には、よりダイレクトな感情の揺らぎや、不安定さが滲んでいる。
それをTHE FIRST TAKEという「音楽そのものに向き合う場」で見せたことが、今後のMyGO!!!!!、そしてバンドリ全体にどんな影響を与えるのか、楽しみで仕方がない。