DE ROSAを戦力化？

先日、秋ヶ瀬公園で開催されたバイクロア14にちょっとだけ顔出しした。

凛々しいジャーマンシェパード

バイクロア14は自転車のイベントだが、犬とともに走れるイベントがあるとのことで、シベリアンハスキー、ボーダーコリー、ジャーマンシェパード等の運動能力に秀でた犬が何頭も来ていた。
あいにく、日本犬はゼロ。
来年は、竜と剛を連れて参戦してみるのも一興かも。

会場の一角では、サイクルフリマが行われており、CAMBIO工房さん、葉山自転車市場さんらが出店していた。
CAMBIO工房のじゃんさん、葉山自転車市場の柏木さんと暫し来年のエロイカジャパンについて歓談。
４月開催ということで条件は今まで以上に厳しくなるが、どう対処すべきか皆、アタマが痛いようだ。

懐かしのLOOKセーター

13-28Tの7段フリー。安心と信頼のサンツアー製

与太話ばかりで何も買わないのは歓迎されない（ということはないだろうが）。CAMBIO工房さんにはLOOKのセーター、葉山自転車市場さんには13-28Tの7段フリーが出品されていた。
あるところにはあるもんなんだなぁ…。
LOOKのセーターは、40年ほど前に愛用していたが、引っ越しのドサクサで行方不明になってしまった経緯がある。
引越し業者が、ダンボール箱1個を丸々紛失した結果で、今思い出しても腹が立つ。
こっちも、どのダンボール箱に何を詰めたのか詳細なリストを作っていたので、運送会社と交渉して、相手方に自身の非を認めさせ、相応の賠償金額を得ることができたが、時すでに遅し。もう、同じものは入手できなかった苦い経験がある。
その精算をようやくできた気がする。

13-28Tの7段フリーは、当然、エロイカジャパンsamurai対策向け。
既に、同様なフリーは入手済みだが、これは製作中のsamson参号機専用なので、他の機体に流用することは現時点では考えていない。
筆者は、約束を確実に守る原田さんを信じているが、何らかの不可抗力で、4月開催の本戦に参号機が間に合わないことも想定すべきだろう。
目下、筆者の手持ちの自転車で25C以上の太いタイヤが問題なく使用できるのはsamson弐号機とDE ROSAのみ、samson弐号機は、Wレバー化が面倒なので、今のところはsamuraiでの使用は想定していない。
残るはDE ROSAだが、これは歯数の大きなフリーを装備していないのが難点。
今回、13-28Tの7段フリーが入手できたので、万が一に備えて、DE ROSAを戦力化することを試みる。

筆者が作業中にも関わらず、惰眠をむさぼる紀州犬の剛

DE ROSAに付いていたフリーは、エネシクロの14-24T6段だが、これをサンツアーの13-28T7段に変更する

右はサンツアー純正工具、左はパークツールのシマノ用工具。左のシマノ用工具はエネシクロを外すときに使用する

各々の工具の嵌合部。サンツアーは当然そうだが、パークツールのシマノ用工具は、ハブのシャフトが存在することを想定して、中空になっている。実物を確かめたことはないので噂レベルなのだが、シマノの純正工具は、この中空部分のスペースが不十分で、フリーを外す際にはハブシャフトを事前に外しておく必要があるらしい。だとしたら、ふざけた話だと思う

13-28Tの7段フリーに純正工具をあてがってみた。当然に問題なし

エネシクロのフリーに工具をセット。フリーと工具が舐めないようにクイックシャフトで固定するのがキモ。もし、シマノ純正工具が、ハブシャフトを外さないと使えないのであれば、このようにクイックシャフトで安定化することはできない。どうもシマノは、純正工具の出来が往々にして悪すぎる。カンパに対抗して作られたＴ字レンチは言語道断の精度だったし、ワイヤーカッターはすぐに刃こぼれして使い物にならなくなった。こういういい加減なところがシマノはいけ好かない

工具を大モンキーで回す。が、往々にして固着している

そんなときは鉄パイプで延長してトルクをかけると外しやすい。この鉄パイプ、護身用にも使えそう。拙宅の寝込みを襲うような不埒なトクリュウ共は、こいつで成敗！

ハブのネジはアルミなので乱暴に扱うとネジ山を損傷しかねない。ネジ山の保護には、スレッドコンパウンドのような銅入のグリスを使う

取り付け完了

28Tでも余裕で使える

DE ROSAが装備するCampagnolo スーパーレコードが使用可能なフリーの最大歯数は公称で26Tとされている。
しかしながら、エンドへの変速機の取り付け状態によって多少の差異はあるらしく、筆者所有のDE ROSAでは問題なく作動することが確認できた。
筆者は、samson参号機が実戦に間に合うことを信じているが、万が一ダメだった場合は、このDE ROSAを使うことになるかも知れない。