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なぜ、コーチのコーチの活動を始めようと思ったのか?vol.107

年度末が近づくと、次年度を意識して練習への体験参加の問合せが増えてきます。
ちなみに、昨年のこの時期は、現U9カテゴリへの問合せが増え、結果6人から一気に13人に年度が明けると増えました。

今年度末はどうなるかはまだこれからになると思います。

私はここで必ず指導者として聞くことがあります。

なぜ、うちのチームにきたのか?
選手は、練習に参加して肌で感じた感想になりますが、「なぜ?」は保護者の方が答えることが多いです。

子どもが選択するのは年代によって難しいとは思いますが、選手である子どもとコーチとチームスタイルの相性があると思います。

親から見て良い指導・良い環境でも、子どもにとっては難しかったり、プレースタイルが違うと当然、子どもはつまらなくなってしまう可能性があります。
そこは、保護者の方のごり押しではなく、子どもの気持ちや感覚を優先してあげて欲しいと思います。

先日、U7ですが体験に数回来ている選手のお話しです。
その日は、練習後にチームの概要説明を行う予定でした。
保護者の方曰く、来る前は「絶対に大丈夫。俺できるから!」と来たそうですが、実際に練習に参加してみると本人の想像と違ったようで、概要説明後の雑談では、「入りたいけど、自信がないから今日は帰る」という感じでした。
お父さんも、サッカー始めたばかりで心配だったようですが、楽しそうにやっているのには安心したとのことです。ただ、現状の息子の姿を見てチームに入るのは少し難しいとは思ったそうです。

この場合は、親子の感じ方が同じだったので、また体験に来てもらうことで終了しています。

以前、体験に来たあとに、保護者の方が電話でグイグイときたことを書きましたが、この場合は、保護者の熱量と子どもの熱量に差、もしくは保護者が前面に出すぎてしまった感があり過ぎた感じです。

体験練習は、子どもが本当に練習にも選手達にも馴染んでいるかどうか?
そこが重要になりますので、保護者のサッカー感などはまずは隅に置いて、子どもの姿を見てあげてください。

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