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なぜ、コーチのコーチの活動を始めようと思ったのか?vol.57

選手に考えさせること。
「どうして?」と「何で?」と聞く時にはありますが、基本は「どうして?」です。
「何で?」には、否定する意味合いがあります。
例えば、「どうして、そういうコトするの?」「何で、そういうコトするの?」を比較してみると、前者は理由を聞いてる意味合いが強くなりますが、後者は、叱っている意味合いが強くなると思います。
スポーツの現場では「何で?」は、使わないようにしています。
どうして考える能力を養うのか?
個人競技も団体競技も、一つ一つのプレーに正解はないので、その時々によって柔軟に対応する能力が必要になります。
考える能力を鍛えておかないと、いつまでも指示待ちの選手を増産することになります。
年代によって違いはありますが、試合中に指示を出し続けているコーチがいるのチームの選手と、ポイントポイントで声掛けをしてるコーチの選手と試合中のリアクションに違いがあると思います。
年齢が上がれば上がるほど、その傾向はわかりづらくなりますが、下の学年ほどわかりやすくなります。
ただし、指示を出し続けるコーチが悪い訳ではありません。
練習でやりきれない部分を試合で補完している場合があるので、コーチングと指示(オーバーコーチング)の違いをわかっていないとならないということはあります。
指示は、選手の考えや状況も考えずに、「○○しろ!」という声が多い感じがするので、命令調が多いかもしれないです。あとは、プレーの前に言っているか、プレー後に言っているかもポイントになると思います。

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