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なぜ、コーチのコーチの活動を始めようと思ったのか?vol.106

久しぶりに、U9の試合のサポートに行きました。
なぜ久しぶりかというと、U11の大会日程それに伴う、時間も重なりや自分のカテゴリ含めての練習でツーオペをできるだけするようにしたいたため、練習時間と重なる時間帯での試合には、行くことがかないませんでした。

久しぶりに現場に行って感じたこと。
今回の会場は、グランドに地続きで、芝生の公園広場がありました。

早く来た選手達は、集まってロンド(ボール回し、鳥かごとも言われています)をしています。
ところが、そこに1人のお父さんが混じって、「もっと動いて」とか指導をしていたんです。

チーム活動とは離れて、公園でそれをしているのであれば、正直わからないのですが、集合場所で、担当コーチも集合を待っている状態でのそれは、「???」と感じてしまいました。

言っていることは、間違ってはいないとは思いますが、言われた選手が試合中にできていたかというと、全くできていませんでした。

私たち指導者は、常に試合を想定して練習を行っています。
ボール一つを止めるにしてもです。

それは、トレーニングの継続性と一つ一つの技術をつなぎ合わせる作業となります。

そこで、まだつなぎ合わせていないのに、飛ばしてしまうと何が起こるのか?

そのお父さんの子どもである選手は、動かない選手やできない選手に対して不満や、口調がきつく命令調になったりします。

今まで、そういう例をたくさん見てきました。

では、保護者の方はどうすれば良いのか?
日本では、保護者の方がプレーしてきたスポーツを始めると、コーチがいても指導をしてしまう場面が多いと思います。
それは、日本人の気質だと思うのですが、トップの選手になればなるほど、口は出しません。
子どもに任せて、指導者に任せてというスタンスになります。

子どもは、自分の鏡ではありません。
これから成長していく段階で、大人の知恵を入れ込むと結果、大人の助力がなくなった時に何もできない状況が生まれてしまいます。

指導者がいる環境であれば、見守る姿勢。それが、指導者にも選手である子どもにとっても良い状況だと思います。

もし、指導者に不満があるのであれば、話し合うことも必要ですし、別の指導者のいる環境を探すことも必要だと思います。
でもそれは、親が決めるのではなく選手である子どもが決めることです。
子どもの未来のために、保護者の立ち位置、重要です。

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