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なぜ、コーチのコーチの活動を始めようと思ったのか?vol.109
みなさん、指導に対しての悩みはありますか?
私は、競技スキルだけではなく、運動神経全般の向上やメンタル面のことを現場でどう落とし込んだり捉え方を変えたりするか、常に試行錯誤しています。
例えば、1年生~6年生まで同じオーガナイズのトレーニングを行ったとします。
当然、各学年で技術の差や身体能力の差、精神面は違います。
上の学年になればなるほど、考える能力も上がることから、考えてもらうことも多いと思います。
また、集中力も個人差はありますが、学年が上がれば当然、集中できる時間も増えてきます。
でも、共通していることもあります。
それは、ベースを作ること。
1年生はもちろんですが、6年生もベースを作らなければなりません。
それは、競技固有の必ずできていなければならないこと。
全てのスポーツで、基礎ができていないトップレベルの選手はいないと言って良いと思います。
ところが、日本のジュニアスポーツでは勝てば官軍。
特に、上の学年・年齢になればなるほど、勝負に固執するあまり目先しか見ていない場合があります。
勝負(勝敗)と育成を同時に行うためには?
これは永遠の課題かと思いますが、一つの答えは継続性。
例えば、サッカー界で言うと日本は特殊と思います。
なぜなら、マスコミはじめ「ドリブルサッカー」「パスサッカー」という言葉があります。
私は、どちらもサッカーのプレーの一つの選択肢で有り、重要な要素だとおもっているので、2つに括るのはナンセンスと考えています。
チーム発足から3年目。
チームとしては、個人の能力が高めの選手が揃っていた感じがあります。
当時は、5年生を担当していましたが、個人の力(ドリブル・スピード)がある選手が揃っていたので、今で言うサッカーIQを上げるために、ボールも選手も動く、そんなトレーニングを続けていました。
公式戦のときに、保護者の方がビデオを撮影していた時に相手チームのすぐ隣にいた保護者の方の声が入っていたのですが、その言葉が印象に残っています。
それは、「○○(チーム名)って、ドリブルっていうイメージだったけど、パスしかしないね。」というものでした。
ところが、そこから先のビデオの映像では、パスでボールを動かしながら、ドリブル突破もしている選手達の姿。
相手チームの保護者の方の声は、がんばれという声しか聞こえなくなっていました。
何かに特化するのも間違いではないですし、良いと思います。
でも、育成年代は、その時だけではなくこれから先の競技人生もあります。
多少偏ることはあっても、先を見据えた育成。
サッカーであれば、パスもできるしドリブルもできるというイメージかもしれません。
他の競技でも、必ずできなければならないことはあると思います。
そこを、しっかりとできる選手が揃えば、結果は必然的に着いてくると思います。
継続は力なり!です。