空き家×農業プロジェクト紹介
令和6年度4月から、大人の島留学では「7つのプロジェクト」型による採用が開始されます。それに伴い今回は、空き家×農業プロジェクトについてご紹介致します。
私たちの仕事内容は主に、大人の島留学の制度を通して来島された方々が使うシェアハウスの清掃・管理、そしてブドウ畑や地域の人の畑で行う農業です。私たちは海士町の景観を守り、また「地消地産」を実践していく中で沢山のことを学んでいます。そんな素敵な時間を、近い将来ここ海士町で過ごすことができるよう、これから私たちの活動内容をご紹介していきます。
メンバー紹介
まずはじめに、現在プロジェクトに取り組んでいるメンバー3人の紹介です!全員1月からの島体験生で、年齢も出身地も様々ですが、互いに協力しあいながら日々楽しく活動しています。
KEN:福岡県出身の25歳、退職して来島 前職は現場監督です。趣味はランニング 隠岐ウルトラマラソンに向けてトレーニング中
がーすー:愛知県出身の22歳、大学4年生です。京都の大学に通っていて最後の春休みを使って来島しました!最近はパスタを作ってみんなに食べてもらうことが好きです。(笑)
まるちゃん:東京都出身の19歳、大学2年生です。大学では政治経済について学んでいます!海士町の図書館が好きで、最近は読書にはまり中。
それぞれこのプロジェクトを選んだ理由は様々ですが、「自然が好きだから。」「今まで体験したことのない農業にチャレンジしてみたいから。」「漠然と空き家問題に興味があるから。」など意外とシンプルな理由です。
「空き家には興味があるけど、農業にはあまり、、」という方も、空き家と農業の両方にかかわることで、これまで気づくことができなかった魅力や、新たな面白さをみつけられると思います!
プロジェクトの目的
一見すると関係のないように思われる空き家と農業ですが、「ないものはない」からこそ自分たちで作りだす、管理していくという点で実は似ているものなのです。
半農半Xという言葉をご存じでしょうか?
これは「小さな農業を通して自給自足をしながら、半分を自分の好きなことに費やす」という意味の言葉です。
海士町の豊かな生産環境があるからこそ実現できる、つくることに特化した暮らし方です。
その際に大事になってくるのが、冒頭でも1度登場した地消地産という考え方です。地域の生産物をその地域で消費していこうという地産地消とは異なり、地域の消費・ニーズに合わせたものを地域で生産していく考え方になります。
また、大人の島留学では空き家を改修し、そこをシェアハウスとして利用しています。そのための掃除や洗濯のほか、空き家のなかに残っている持ち主の家具や物の整理なども私たちの仕事です。
家に併設する形で畑まである物件もありますが、その多くはシェアハウスの住人だけでの管理が難しい状況です。お借りしている土地だからこそ、きれいにそして有効的に活用して、食材の生産を行います。生産活動に空き家の土地を利用することで、同時に空き家活用の事例となるのです。
その具体的な内容については、また別の記事で投稿していくので是非チェックしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。