#3 ブリコラ紹介① 利用方法・設備編
こんにちは!
OPEN AIR LAB学芸員の松本です。
今回は、OPEN AIR LABの象徴的空間として、私たちの活動の起点となるミュージアム施設ブリコラをご紹介します。①と②の記事に分けてご紹介するので、ぜひ②の方もご覧ください。
ブリコラとは
帝京科学大学東京西キャンパスの実験研究棟1階にある学内ミュージアムがブリコラです。学生・教職員だけでなくどなたでも自由に利用可能で、大学の前期・後期期間中は夜20時まで利用できます。利用ルールを守ってもらえれば、飲食もOK。勉強、打ち合わせ、休憩などなど利用方法は自由です。館内はBGMが流れゆったりとした雰囲気になっています。
また、本学のドッグマナー学生委員会の規定に則り、学内の利用が許可されているイヌについては、飼い主と同伴で利用することも可能です。
名前の由来
ブリコラは人類学者で哲学者のレヴィ=ストロースが用いた人間の根源的な知恵のあり方を示す言葉「ブリコラージュ」から名付けました。
レヴィ=ストロースは『野生の思考』にてブリコラージュを以下の様に説明しています。
利用に関するルール
ブリコラでは「脱ぺボchallenge‼」と題して、ペットボトルの利用を原則禁止しています。この試みは日常生活で利用されているペットボトルの多さを意識し、その削減のための方法をゲーム感覚で楽しみながら取り組んでもらうことを目的にしています。この試みを始めてから、現在はマイボトルを持ち歩く学生をよく見るようになりました。
また、団体としてブリコラ内の貸し切り利用(イベント実施・展示設置など)を希望する場合は、所定の申請書にて申請して利用する必要があります。
ブリコラ内の紹介
ブリコラは、通常時は大きな一つの空間ですが、イベント等がある際には仕切りを使い2つのスペースに分けられます。スペースごとに機能を紹介していきます。
コワーキング・カフェスペース
ブリコラの出入り口側に面したスペースです。学芸員や学芸員補佐員の在中するキュレータールームの他、薪ストーブ、カフェ、大水槽、本棚が設置されています。多くの人はこのスペース内の席を利用することが多いです。
薪ストーブ
ブリコラの入り口に設置されています。主に11月中旬ごろから3月中旬くらいまで、不定期に稼働させています。学内で伐採された木を学生達と一緒に薪割りして作った薪と地域の森林組合から購入した地元の薪を使っています。
カフェ
コーヒーと紅茶を販売しています。春はサクラ茶、秋には梅ジュースなど、期間限定の飲み物を販売することもあります。提供しているコーヒーは、野生動物の保護活動を目的に販売されているコーヒー豆をブレンドして提供しています。今はコンゴのゴリラ類とコスタリカのジャガーのブレンドになっています。
桂川水槽
コワーキングスペースにひときわ目立つ大きな水槽です。この大水槽と隣接する水槽スペースは、学生団体「水と水の生き物の素晴らしさを伝える部「AQUASHIP」」が管理しています。大水槽で展示されている魚たちは、大学の近くを流れる鶴川・桂川に生息する魚たちで、レイアウトに使用している石や流木も川で集めてきたものです。
隣の水槽スペースは企画展示スペースとなっており、AQUASHIPの学生たちが定期的にテーマを変えて展示を行っています。2024年4月現在は、アカハライモリを通した野生個体と繁殖個体について紹介する展示をしています。
本棚
コワーキングスペース内には各所に本棚が設置されており、様々な書籍を展示しています。これらの本はブリコラ内で自由に読書可能です(使ったら元の場所に戻してください)。学芸員や教職員がオススメする図鑑などを中心に置いています。図書館とは異なり、友人と本の内容について話しながら読むことができます。※貸し出しは行っていません
ワークショップスペース
ブリコラの奥半分のスペースです。プロジェクター、大型スクリーンが設置されており、講義、実習、イベントの会場として利用できます。
なんと、ウマ用の扉があるため、ウマがブリコラに入ることも出来ます!
東京西キャンパスのうまセンターには、4頭のウマたちがいますので、たま~に近くに寄ってくれることもあります。
さいごに
ブリコラはどなたの利用も大歓迎です!
ぜひ一度ブリコラを見に来ていただきたいです。
続いて②では、ブリコラのウッドデッキや屋外水槽で見られる生き物についてご紹介します。お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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