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ビートに乗った世界の話

タカシ、この間、ちょっと変わった街に行ってきたんだよ。東京から離れて、なんか、抹茶が売りの町。都会のガヤガヤから離れたかったんだけどさ、着いた途端、何か変。 まずな、自動ドアが速いのなんのって。バンバン開いて、バンバン閉まる。待つってことを知らないんじゃないかってくらい。俺、何回か挟まりそうになっちゃってさ。笑っちゃうよな。 で、マスコットキャラ。どこ見てもいるんだよ、キャラクター。まるで、何かにつけてキャラを立てないといけないみたい。大事なのはなんだかわかんなくなっちゃ

    • AIの議論における致命的誤びゅう その1

      AIと人類との関係性に関する議論が、急激に白熱してきた。その中で、「AIが人の知能を代替する」、「人の仕事を奪う」、そして「人の存在価値が失われる」といった懸念が頻繁に取り上げられる。しかし、それらの多くが、根本的な前提において思考停止からスタートしているように思う。

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      • AIが仕事や人間の尊厳を奪うという話について

        AIがホワイトカラーの多くの仕事を代替するようになるということについて。 chatgptの登場によって、まだ先のことだと思っていたようなことが急速な勢いで現実化している。Microsoftのco-pilotの登場など、身近な仕事や生活に直接関わる現象としても急速に変化していて、1ヶ月先、2ヶ月先にはどうなっているのか、予測出来ないほどだ。もはやその流れは不可逆だろう。 それに伴い、さまざまな議論や報道がより活発になってきたが、それらの中で思うことについて書いてみたいと思う。

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        • シンギュラリティと疑似到達

          AIが代替出来るものは増え続ける。 既存の情報を繋ぎ合わせる。その意味での最適化の質は上がり続ける。同時に、AIには無かった問いを生むような原始的創造は出来ない。しかしながら、それと思わせることすらも模倣的に成せるようになる。しかし、模倣なのだ。 テキスト、動画、静止画問わずSNSを見ていると、嗜好を読み取り、学習して個人に合ったアルゴリズムを形成し、また修正して走らせ続ける。それが、麻薬的に人の感情や興味をブーストさせ虜にし、延々と見続けるというループ現象が起こっているの