入院、そして出産
総合病院受診から即入院となり、すぐにステロイドの点滴と抗ウイルス剤の投薬を受けました。
10日間の入院となりましたが、入院中はあまり症状に変化がありませんでした。
強いて言えば、ステロイドの効果なのか、耳と首の痛みが軽くなったことくらい。
すぐに治療を受ければほぼ治ると聞いていたので、症状についてはあまり深刻に考えていませんでした。
心配事は、お腹の赤ちゃんのことだけ。
夫や自分の両親、そして看護師をしている夫の両親に話を聞いてもらい、「赤ちゃんは強いから。大丈夫。」と励まされ、ひたすらに赤ちゃんの無事を祈った入院生活でした。
そして退院日の朝、出産予定日より12日早い出産となりました。予約していたクリニックではなく、総合病院での出産。想定外のことで私も病院もバタバタ。
また、吸引分娩、2リットルもの大量出血…と、トラブルに見舞われた出産でした。
産後は貧血で体調がすぐれなかったこともあり、退院後の診察は2ヶ月後。それまでは、ビタミン剤を服用して神経の修復を待ちます。
そして、出産の大ダメージや慣れない育児との闘いが始まりました。
初めての育児に戸惑い、悩みながら過ごした毎日で、ベル麻痺の症状のことはほとんど記憶にありません。
ただ、記憶がないということは、これといって症状に変化はなかったのだと思います。
そうしているうちに、発症から1ヶ月が経ちました。
【入院中の症状】
左顔面の麻痺(発症から変わらず)
拍動性耳鳴(発症から変わらず、夜は特に気になる)
左側の耳下腺・首の痛み(徐々に軽くなる)
左側の味覚麻痺(発症から変わらず)
左顔面の軽い痛み