理由を逆にしてみる

エントリーしても、自分の思い通りに株価が動くことはまずありません。
再三言っているように、買ったあとどうするか？という点が一番重要なんです。
イグジットの価格を決めるというのは必要最低限です。
もう一つ、僕がお話ししたいのは、「買い」と判断した理由を、「売り」の理由として考えられないか？ということです。
例えば、
「移動平均線が全て上向き、前日終値もいい位置にあって、明日このくらいの価格ならエントリーしよう」と決めたとします。
このエントリーの理由は、

• 移動平均線

• 前日終値

ですが、考えてみると、
「移動平均線は上向きだが、よく考えてみると、そろそろ上昇トレンドの終わりかもしれない。前日終値がいい感じに押してきているが、これが下降の始まりと言えなくもない」
と悲観的に考えることもできるはずなんです。
そうすると、意に反して株価が下降していったときに、
「期待していたのに損失が出た」
という考え方ではなく
「これ以上の損失の前に損切る」
と、冷静にロスカットできると思うんです。
「利益の機会を失った」ではなく、「損失拡大を回避した」と、行動を肯定的に受け止められるはずです。