「生まれつき数学センスがあってカシコイインド人」という思い込みがこちらにあるわけだが、その地頭イイ同士で受験戦争が起こるとなるもうすさまじいことだろう。
韓国や中国のそれはよく知られているが、インドがここまでとはしらなかった。
日本の「受験戦争」がなくなったのは少子化かつ国力が衰えて、学歴だけで出身階級を乗り越えるというドリームが成立しなくなったからであって、ゆとり教育とは関係ない。ミクロの幸福とマクロの利益とは合致しない。
写真の彼女の手許、書き込んでいる紙は薄い赤字で描かれており、これを30度くらい正面からかしがせてなにかを書き込んでいる。紙の右端に黒い印が並んでいることからマークシートの用紙なのではと想像する。右利きの場合この角度に用紙をかしがせるとマークの枠が塗りやすい。カシコイインド人と同じ動作を自分がしていることに、ほんのり誇らしい気もする。