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ライティングが苦手なライター

自分の基準値を上げてしまい、首を絞めてしまう。

いいものを届けたくて、延々と推敲を繰り返して、0.1点にしかならない修正を繰り返してしまう。

そうして理想と現実の差に愕然として落ち込み、メンタルを病む。
何度も繰り返してきた。

私は専業のライターだ。

多分どこかで、自分はもっと書けるはずだとの奢った感情を持ち合わせている。

いかん、いかん。
奢ったら、そこで試合終了だよ。
どこかの監督も言っていた。

私は圧倒的なビギナーだ。
まだまだ経験もスキルも浅い人間。
そう思って、またスタート地点に立つ。

そして、全速力で走る。
でも、自分が1番分かっている。
私は器用な人間ではない。

周りと比べると、まるで亀のよう。
のろまな自分に嫌気がさす。

でも。

7月末にどうしても提出しなければならない案件と向き合っていると、亀の私でも景色が変わっていることに気づく。

いつもだったら時間のかかる音源の文字化。
本当に少しずつだけど、スピードが増している。

何度も辿ってきた道だから、次にどのような工程がくるのか想定できる。
大体の時間も予測が立てられる。
抜け・モレなく進めている。


去年の今ごろ、Webライターラボメディアのインタビューの仕事をありがたくも請け負わせていただいた。

渾身の記事を書くんだと前のめりになり、実家に帰省している間、ひたすら記事と向き合った。

もうこれ以上のエネルギーは注げない。
それくらい限界までしぼりだしたら、インタビューが怖くなった。

毎回、あんなに力を出さないと書けないんだ……。

そう。

私は圧倒的に経験不足なんだ。
そんな自分を認めたくない、孤高の自分も残っていた。

でも、現実は時に残酷で。目の前で、自分の実力を見せつけられた。

私が1番分かっていた。
もっと勉強しないと稼げないことを。

もっとは、どのくらい?
どこまで続ければ自分は結果を出せるのだろう。

結局、自分が自分を受け入れられないだけだった。

そこから、私はインタビューから遠ざかった。
違う分野を右往左往した。

けれど、やっぱり戻ってきた。

私はおしゃべりが好きなのだ。
自分の知らない話を聞くと、興味を搔き立てられる。
それって、インタビューにも通じる。

なんで?どうして?

子どものように聞きたくなる。

誰かの背景やストーリーを。
苦難を喜びを聞きたいのだ。

だから、
ライフワークでは推しの活動を後押しする仕事を。
ライスワークでは、集客やセールスに関わる仕事がしたい。

それを実行するだけの度量があるかは、自分の努力と行動にかかっている。

飛び込む勇気と習慣化は、私の十八番。
今回こそ、掴みます。

ライティングが苦手なライターから、変化しようともがいているライターへ。

私とライティングは、まだ序章に過ぎない。
まだまだ、これから。

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