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「ドラマかっ!」とツッコミたくなる幸せな瞬間

「ママー!あいたかった」
「ぼくのママだよ!」

土曜日の午後7時前。
玄関のドアを開けたら、子どもたち2人から熱烈な歓迎を受けた。

リビングから玄関までダッシュで駆けつけ、おへそ付近に2つの顔をうずめてくる。私の腰に手を巻きつけているその力は、思いのほか強い。

上から見下ろす黒い小さい頭は、確かに私の産道から生まれてきたもの。

いつの間に、こんなに大きくなったんだろう。
年月の流れに想いを馳せた。

これ、ドラマじゃん!リアルな世界でもあるんだ!

照れなのか、なんなのか、俯瞰している自分がいて笑えた。

子どもたちは、ママが好き。それが何よりも嬉しい。愛情をストレートに表現してくれる2人に、疲れも吹き飛ぶ。


今日は運動会の予定だったが、雨のため日曜日に延期になった。

おかげさまで、午後から参加しようと思っていたとある講座に午前中から参加できたのだ。

午前9時前に出発する際、

「講座、がんばってください」

普段、めったに労わない夫から声をかけられて、素直に嬉しかった。彼が子どもたちを見てくれるから、勉強ができる。

ありがとう。

部屋数の少ないわが家では、Zoomを繋いで学べない。そのため、休みの日や夜の学び、イベントの司会の際はコワーキングに出かけている。

今日ももれなくコワーキングへ出勤。

土日は、個室が追加料金なしに利用できるらしい。初めて知って試したけど、めちゃくちゃ快適。

ドロップインではなく、契約してしまおうか。
そんな気になる。

今日の目的である講座は、朝9時半から17時半すぎまで、ぶっ続け。頭はオーバーヒートしたけれど、ずっと学びたかったことをようやく知れて充実感に浸っていた。

この講座を多くの人に届けたい。
伝えた後のビジョンも見えている。

やっぱり受けてよかった

芯からそう思えた。

これもそれも家族の理解があってこそ。
夫の協力なしには学べない。

この講座を受けて、私と夫はまるで正反対の特性を持っていたことに気づく。

細かいことによく気がつき、タスク管理が得意。感情が一定で、顔色を読み取れない。

整理整頓を大切にする反面、片づけが苦手な私の机を勝手に整理して大げんかしたこともあったっけ。

自分のトリセツを知れて確信を得たように、夫の特性にも合点がいった。

特性の表し方がまるで違うんだ。だから、ぶつかっていたのか。

お互いに全く違うからこそ、補完し合っていた。講座を受けずとも結婚生活が長くなるにつれて、相手を尊重するようになった。

紆余曲折した甲斐があったな。

そんな学びからたくさんの発見を経て、帰った食卓には私の大好きなお刺身が用意されていた。

夫も、私を尊重してくれているのが伝わる。

分かっているよ、ありがとう。

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おーつー(冨田裕子)
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