第2の人生1年目の記録|魔法の言葉「えいや」で一歩踏み出す勇気
私はずっとずっと「変わりたいのに変われない」とうじうじしている人間だった。
それがちょっとずつ、ほんとにちょっとずつ変われている気がする。少なくとも、「どうせ変われない」とうじうじすることがなくなった。これは自分に自信がなさすぎる私にとって、めちゃくちゃ大きな変化だ。
「第2の人生」があるならば、2021年はその1年目だったのかもしれない。「第2の人生」の序章である。爽快なオープニングテーマが聞こえるような、聞こえないような。ちょっとの不安とわくわく。
今回はそんな1年を振り返って、変化の要因を分析してみたいと思う。
1.一歩踏み出してみたこと
この一年で一番変わったのは、心の持ち方だと思う。
1年前は持っていなかった「一歩踏み出す勇気」「自信がなくても“えいや”で飛び込む勇気」。私にも持てるものだと考えすらしなかった「勇気」というもの。
根っからの慎重派&ネガティブ人間がどうしてここまで変われたのか。何年もこんな自分を変えたいと思いつつ、変われなくて落ち込んでいたのに。
ずっとできなかったことができるようになってきて、自分でも不思議だ。
もちろん急に変われた訳じゃないし、今も成長途中。こういう考え方の習慣を変えるのには最低6ヶ月はかかるらしい。SHEに入ってちょうど6ヶ月ぐらいだから、じわじわ効いてきたのかも。
振り返ってみたらSHE入会前から意外と踏み出してたね…。実はSHE入会を4ヶ月ぐらい迷っていたので、その頃から人生は動き出していたということか。
以下、それぞれの項目を具体的に見ていく。
■社内公募に応募したこと
転職欲が高まっているときに、本社が唐突に広報の人員を募集しはじめた。やってみたいという気持ちはあるけれど、スキルもノウハウもない。「私にできるのかな、新卒だけどいいのかな」と丸一日悩んでいた。
でも挑戦しなきゃ後悔する。できるできないじゃない、やるかやらないか。チャレンジするのはタダだし当たって砕けようと「えいや」で志望動機を部長に送ったのだった。
ちょうど仕事で苦手な電話対応に挑戦したりしてエフィカシーが高まっていたのかも。勇気の源泉は「自信(=自分を信じること)」な気がする。
■SHEに入会したこと
そもそもSHElikesの入会に4ヶ月ほどぐるぐる迷っていた。SHEを知ってからひたすらシーメイトさんのツイートをあさり、noteを読みまくる日々。
自分が勉強を継続できるのか。仕事と両立できるのか。そもそも学びについていけるのか。そう不安で、入会前の4、5月にドットインストールでHTML&CSSの勉強をしていたほど慎重だった。
それが5月の末に急に無料体験を予約していた。その時の気持ちは「ぐるぐる悩むのに疲れた」。
究極まで悩んだ末に突拍子もなく行動することがたまにある。本当はしたいと心が叫び続けていて、ある時ぷつりとその心が表に飛び出して予約ボタンを押したのだと思う。
でも一歩踏み出せたのはちゃんと調べて考えたからこそ。慎重な性格なおかげで下調べはめちゃくちゃするので、そこは長所かもしれない。
■コンタクトデビュー・ふるさと納税・献血したこと
小さいことだけど、やろうやろうと思ってやってなかったり、気になるなぁと思いつつずっと先延ばしにしていたことたち。
コンタクトは数年単位で先延ばしにしていたけど、突発的に眼科に予約していた(しかも仕事の休憩中)。ちょうどその頃は店舗応援でエフィカシーが高まっていたらしい。
店舗応援は人間関係もゼロスタートだし、仕事の勝手も違うし、まな板を一人で任されるし大変だった。それをこなしていって相当な自信になっていたのだろう。
ふるさと納税&献血はSHE入会直後の高揚感によってホイホイやった。「新しいこと、未知のことをしてみたい。すべてが経験になる」というポジティブ思考のおかげだ。
現状維持大好き人間の私にとっては、なかなかない経験だった。変わりたいと思い続けていた気持ちが、ようやく行動として現れたのかもしれない。
■親知らずを抜いたこと
これもSHE入会と同じく「悩むのに疲れて」踏み出せた一歩。
抜かなきゃ抜かなきゃとは思うのだけど、やっぱり未知のことは怖い。どんなにためらっても、しなきゃいけないことは変わらない。でも「えいや」とやってみると意外とたいしたことなかったりするのだ。
■インタビューに応募したこと
SHEumedaスタートに伴って、Slackでひっそり募集されていたインタビュー。結局詳細が決まらなくてなくなっちゃったみたいだけど、挑戦できたことに変わりはない。
「私なんて」「話すの苦手だし」「私よりもっとふさわしい人がたくさんいる」何度そう思ったか。以前の私だったら、やろうとすら思わなかった。ただただ目の前をとおり過ぎていく情報の一つにすぎなかった文字列が、自分事に思えただけでも成長だ。
「私なんて」のネガティブを乗り越えられたことがめちゃくちゃデカい体験だった。今まで積み上げてきたものがきっとあるはずだと信じる気持ち。私だってできると思う気持ち。あるいは何か行動しなきゃという焦りもあったかもしれない。
■コミュニティのサポーターになったこと
まじでめちゃくちゃ迷ったし、言い訳は山ほど出てきた。「仕事忙しいし」「経験ないし」「役に立てるか分からないし」...。
でも以前、サポーターをしたいとTwitterでつぶやいたことを思い出した。書いたからには実行しないと恥ずかしいし、過去の自分が報われないよな。
本当にぐるぐる迷って、CPさんにDMを送る前に「勇気 出し方」とGoogleで検索するという意味不明なこともした。自分を落ち着けて奮い立たせるためだ。ちょうどつけていたTVから、「“えいや”で〜」と聞こえてきて、まじで「えいや」って大事だよなと「えいや」してみた。
結果、今はやりたかったバナーを作らせてもらえてすごく充実しているし、イベント当日のお手伝いもちょこちょこさせていただけていて。踏み出せてよかったと昔の自分を褒めてやりたい。
2.なぜ踏み出せたのか?その要因を自分なりに分析してみた
①ひたすら自己暗示する
数十年「私なんて」とネガティブな呪いをかけ続けていた私。今もまだかけてしまうときはある。骨身にしみこんだ自己否定感は根強い。半年ほどかけて骨部分はだいぶ抜けた気がするけど、まだ身に残っている感じ。
大事なのは、ひたすら「私ならできる!」と自己暗示すること。
「私なんて」という自己否定も「私なら」という自信も根拠はない。私はずっと「私はできない」というネガティブな自己暗示を無意識のうちに続けていたのだ。そこには何の根拠もない。だったらこれからはポジティブな自己暗示をしよう。
②ポジティブに解釈し直す
私はとにかくネガティブなことを見つけるのが上手い。できないこと、足りていないことはすぐに見つけてしまう。それを逆にポジティブに解釈し直すことで、前を向く努力をしている。
例えば「まだまだだな」と思ったなら「伸びしろしかない」と解釈し直す。
私は私だから、私のことを一番気にしてしまうけれど、他人は私のことを全然気にしていなかったりする。自分が気にしている欠点も、足りないことも、失敗も、そう深刻になることじゃないかもしれない。私が他人の失敗を深刻にとらえていないように。
物事の見方をちょっとずつ変えていく。「自分」とか「ネガティブ」に当たっていた光を、別の方に向けてみる。
③ポジティブな人たちの空気に包まれる
上記2点を意識し続けるのは結構根気がいる。ポジティブは「意志」だ。それを根気強く続け、自分と向き合っていくにはそれなりの環境がいるのかもしれない。少なくとも私は、SHEがなかったらここまでこれなかったと思う。
SHEメイトさんたちのポジティブな思考法や解釈、行動し続けるかっこよさ。そういったものに触れ続けることで、自分を少しずつ変えていく。
「自分は周りの5人の平均でできている」みたいなことを聞いたことあるが、まさにそれだと思う。自分の理想となる人たちに囲まれることが、理想の自分になる近道な気がしてならない。
④失敗しなきゃ前に進めないと知る
結局は「できるできないじゃない、やるかやらないか」なんだと薄々気づき始めた。挑戦しなきゃ、失敗することすらできないんだ。
「行動しなかった後悔」と「行動した後悔」だと、圧倒的に後者の方がいい。行動しなかった場合、行動していたら…という「もしも」が無限に発生してしまう。そしていくつものパターンをあれこれ考えて苦しむことになる。
だけど、行動した場合、結末はひとつしかない。たとえ大失敗だったとしても、結果を得ることができたなら反省することができる。
まとめ.「えいや」という魔法の言葉
2021年は、自分でも予想できないような一歩が踏み出せた。それも「えいや」という魔法の言葉のおかげだ。
ぐるぐると巡る自己否定も、悩みも不安も全部ほったらかして、とにかく「えいや」と踏み出してしまう。行動こそが正義だと、今なら言える。
踏み出しさえすれば、もう後戻りもできない。流れに身を任せて、一生懸命しがみつくだけ。
「変わりたいと思っているだけじゃ、変われない」。これはSHElikesの新春CMのキャッチコピーなんだけど、ほんとにそう思う。そして今までの私は完全に変われない側の人間だった。それも十数年間。
人は変われる。とにかく自分の可能性を信じ、強い意志を持つ。「えいや」と一歩を踏み出し続け、根気強く自分と向き合う。
私はまだまだ走り始めたばかりだけど、これからもっともっと変わっていきたいし、変わる!
一年がんばった自分に感謝して、新しい一年も「えいや」しまるぞ~!
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