高橋鴻介@発明家

『接点の発明』をテーマに、今までになかった人のつながりを生み出すためのものづくりをしています。主な発明品に、墨字と点字を重ね合わせた書体『Braille Neue』、触覚コミュニケーションゲーム『LINKAGE』など。 https://ootori.co/

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マガジン

  • アイデア学

    アイデアにまつわることを書いている記事です。 アイデアってなんだかぼんやりとしているし、選ばれた人が思いつくもののようなイメージがありますが、良いアイデアには、何らかの原理・法則みたいなものが存在しているような気がしています。 そんなことを探求しながら、書いていきたいと思います。

  • MAKERS

    • 322本

    DMM.make AKIBAでモノづくりや事業を行う企業やクリエイター、アーティストなど”MAKERS”の皆さんの活動をご紹介していきます。

最近の記事

ただの思いつきを企画に変える「文脈化」という考え方

こんにちは、発明家の高橋鴻介です。 仕事で、作品制作で、プライベートで。 アイデアを考えるタイミングはたくさんあると思いますが、 そんな瞬間ってありますよね。 私も新卒時代、広告代理店の新入社員としてアイデアを通そうと頑張っていた頃を思い出します。 その頃は、どうやったら先輩たちを納得させられるか悩んでいました。毎日のようにアイデアをプレゼンしてみるものの、先輩たちからは何の反応もなく、ほとんど提案が通らないままゴミ箱へ…というのが日常でした。 でも、アイデアの「文

    • SIGMA fpと『対話的な道具』について

      想像とは違ったけど、こんなものを求めていた。 SIGMA fpを表現するなら、こんな言葉が適当かもしれない。 1週間ほど前、たいそう悩んだ末に、このカメラの購入に踏み切った。 最初に断っておくが、SIGMA fpは決して使いやすい道具ではない。 もともとSONY α7iiiを使っていた自分からすると、カメラとは、AFが早く、手ブレは補正され、適当に取った写真をいい感じにしてくれるものだった。カメラが補正してくれることに慣れていた自分にとって、SIGMA fpは少し不便で、買

      • 言葉のコレクションアプリ『biblog』をリリースしました。

        こんにちは、発明家の高橋鴻介です。 先日、友人たちと一緒に、言葉のコレクションアプリ『biblog』をリリースしました。 そこで、このnoteでは、以下のことについて書いてみようと思います。 『biblog』とは、どんなアプリなのか?本を読んでいて、 「この言葉、めっちゃいい!」って感じる瞬間、 ありませんか? ときに勇気をもらったり、行動する力になったり、人生を変えてくれるような言葉との出会いこそ、読書の醍醐味なのではないかと、私は思います。 biblogは、あなた

        • 1人の視点を、みんなに開く。『発明家』という仕事について。

          こんにちは、発明家の高橋鴻介です。 手のひらサイズのゲームから、大きな公共施設のコンセプト設計まで、様々な発明をつくっています。 先日公開した記事が、ありがたいことに多くの方から反応をいただき、「そういえば自己紹介も何もしてないな……」と思って、自己紹介の記事を書いてみることにしました。 最近人と会うと、「発明家ってなにしてるんですか?」「どんな仕事頼んだら良いんですか?」と聞かれるのですが、正直ひと言でうまく説明できません。なので、このnoteでは、 について書いてい

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        記事

          続かない人のための、マイプロジェクトの「続け方」

          こんにちは、発明家の高橋鴻介です。 普段は主にコミュニケーションにまつわるものを発明しています。 自己紹介は以下にまとめているので、よかったら読んでください。 自分の活動は、基本的にマイプロジェクトとして始めることが多いのですが、様々なマイプロジェクトを立ち上げてきた中で、それを「続ける」ことの難しさに直面してきました。このnoteではその難しさをどう乗り越えるかについて書きたいと思います。 発明家として、ここ8年くらい、様々なマイプロジェクトを立ち上げてきました。マイプ

          続かない人のための、マイプロジェクトの「続け方」

          財務省の広報誌に「デザインと直感の価値」について書いた話。

          こんにちは、発明家の高橋鴻介です。 日々ものづくりをしていたら、ひょんなことから財務省の広報誌の巻頭言を書く機会をいただきました。 テーマはなんと自由。フリーテーマです。 せっかくの機会。きっと、政治に関わる方も読んでくれることでしょう。発明家として、デザイナーとして、僕に提案できることってなんだろう。 そんな事を考えていたら、あるシンプルな結論にたどり着きました。結局、僕に話せるのは正しいことを、楽しくしたり、面白くすることなんだろうな、と。 「不要不急」が叫ばれる世

          財務省の広報誌に「デザインと直感の価値」について書いた話。

          【おうち遊び】『たべる華道』で華道の基本を学びました。

          こんにちは、発明家の高橋です。 最近、大学の友人で、フラワーアーティストの千聖さんに誘われて、一風変わった華道を体験したので、それについて書きます。 その名も「たべる華道」。なんと野菜を使い、いけて、愛でて、食べるという無駄のない華道なんだそうです。しかも今回のテーマは「春野菜のカレーの華道」。ふむ、何やら美味しそう。 普段、ほぼ花と縁のない生活を送る僕なのですが、最近自炊を始めたこともあり、「食べ物だったら…」くらいの軽い気持ちで、教えてもらうことにしました。 記事

          【おうち遊び】『たべる華道』で華道の基本を学びました。

          世界最大の家電見本市『CES2019』を発明的視点で見てみる

          はじめまして、発明家の高橋鴻介です。2019年1月7日から1月11日にかけて「CES2019」に行ってきたので、熱も冷めやらぬうちにその様子をまとめてみようと思います。 総花的にトレンドをおさえるというよりかは、「なんかこれ面白かったな」とか「こんなふうになったら面白いな」「発明の種になるな」みたいな視点で選んでいるので、そんなつもりで読んでもらえますと嬉しく存じます。 そもそもCESってなんじゃ?3行でわかりやすく説明すると、 って感じでしょうか。ぶっ飛んだ未来ビジョ

          世界最大の家電見本市『CES2019』を発明的視点で見てみる