意味なんてないのここは”東京”
初日に2回見てきました、ゼンブ・オブ・トーキョー。
どうやって感想書くか割と悩んでたんですけど、日向坂4期生が好きという前提がありつつ、何が一番刺さったのか。
やっぱり、この映画が"全部 of 東京"だったから。
彼女たちが見る東京ではなく、東京から見た彼女たちを描いたこの作品。
まさに地方から東京に憧れ、上京してきた自分にとっても重なる部分が大きいですし、自分自身その点も含めて刺さったのかなと。
あと、主題歌の急行券とリズムも素晴らしかった。
ファジーネーブルしか知らなかったんで、Conton Candyがこういうバンドだって全然知らなかったんで良い意味で裏切られました。
歌詞を考察するのもいいし、音楽のメロディーそのまま味わっても最高に映画と合う曲。青春も感じられるし、東京も感じられる。
地方出身にとっての東京
最初は軽く自分語りを含んだ感想になります。
振り返ると小さい頃の東京って存在は小2ぐらいでド世代だった「デジモンアドベンチャー」が大きい気がします。民放が2局しかない宮崎でも奇跡的に放送してたんですよね。描かれていた東京がどこまで本当か分かっていなかったんですけど、アニメながらこれが東京かあ、と思ったり。その後、旅行だったりで東京に行くことがあって、当時の記憶も薄れていますが、実際にお台場に行ったり。
で、まさしく自分の高校の時の修学旅行が関東で、その中に東京で自由行動がありました。記憶がもはや薄れすぎて池袋でもんじゃ焼きを食べた記憶と、どこかの駅でアニメイトに行った記憶しか残ってないんですけど。
なので、映画見たらまんまなんですよね。あの頃自分が思ってた東京の全部と。23区というか山手線内、浅草やお台場が東京の全部だと思っていて、実際この映画でもか下北沢はあるにしても全部そこで。
この描き方が主人公の池園ちゃんが楽しもうと思ってた東京のゼンブという感覚にめちゃくちゃ共感するんですよ。
日向坂4期生とは青春である
まず、何と言っても、これまで4期生をずーっと見てきて、
4期生って何者?
ってなったときに、個人的に"青春"だとずっと思ってたんですよね。
みんなで作り上げたおもてなし会から始まり、見たことない魔物のMV。
武道館ライブ~ひなパレLIVEで青春の絶頂を味わった先に、更に来たのがこの映画でした。映画でも最高に青春してましたね。
同年代の人は一緒に青春を味わう。いわゆる青春なんてもう終わった人たちも、4期生の中に青春をもう一度追体験する。
それぞれのキャラクターの一言コメント
正源司陽子/池園優里香
この子の一番のポイントは、東京への憧れとかそういう話では無く、行くからには全部味わいたいという、好奇心の塊のキャラクターという事だと思います。だからこそ、終盤のポイントでみんなと一緒だからこその東京になる的な感じ方をしてるんですよね。
で、しょげは初期から1番人気で、日向坂の未来のエースとも言われて、今も実際そうです。ただ、個人的にはライブの時に良い意味でしょげが気にならないんですよね。あんなにも輝かしい存在なのにいつの間にか溶け込んでたりする。
圧倒的ではありつつ、小学生男子とも自分で言ったり、すごく自然体なんですよね。
それがこの映画にも詰め込まれていて、主役なんですけど、みんなに溶け込む主役というか。東京の全部を楽しみたい主人公。演じ方によってはめちゃくちゃ主人公になると思うんですよ。
でも、そこがしょげのどこまでが演技なのかわからない自然体の演技で、主人公でありつつ周りに溶け込んでいる。
だからこそ、東京から見た彼女たちを描くことができる。
この自然体の演技、もしかしたらアイドルとして2年経った今でしか、初演技の今でしか、高校3年生の今でしか、見られない演技かもしれません。
渡辺莉奈/桐井智紗
ある意味11人全員の思いを乗せて憧れを演じる役。
泣くシーンもあったんですけど、やっぱり一番はこさかなと対面のシーン。
智紗ちゃんとありりんの2人のシーンは本当に痺れました。
色んな場面で殻を破りつつあるりなし。まだまだ15歳ですし、焦らずゆっくり、等身大のまま進んでいってほしいです。
藤嶌果歩/羽川恵
監督も太鼓判を押していたとおり、表情豊かな子を等身大のまま高校3年生として演じられててとても良かった。
喜怒哀楽、普段のかほりんをそのままに、更にギアを入れた感じで。
にぶちゃんとはまた違った感じなんですけど、表情豊かなところはすごく似てますし、ここは絶対強みになっていきますよね。
石塚瑶季/説田詩央里
元々たまにゃんは表情豊かな子でしたけど、それが演技になっても活かされる役立ったなあと。
あと何というか、表情の表現と演技が釣り合ってるというか。
まだまだ荒い演技と、それでも豊かな表情で成り立ってるんですよね。
声色も豊かですし、声の仕事とかも合いそう。
小西夏菜実/枡谷綾乃
都会からのクールかぶれ、まさに11人の中でこにししかできない役でした。
加入当初の表情がなかった頃が遠い記憶のよう。
本当に最近のこにしはめちゃくちゃ表情豊かですよね。
個人的には映像作品より舞台映えしそうだなって思ったり。
竹内希来里/辻坂美緒
監督のインタビューもあったとおり、最初は心配だったけど一番成長したメンバー。
加入当時のキレ芸の感じが更に磨かれてた感じで、最初一番心配だったとは思えない演技でした。
メイキングとかがあったらそういう過程も見られるのかな。
平尾帆夏/花里深雪
圧倒的に1番好きなキャラクターでした。
映画館で普通に噴き出しそうになりました。というか少し噴き出してました。ひらほーの素朴さの演技がめちゃくちゃ合ってましたね。
演技の部分についてはたぶん感情表現する役と出会えばすごく化けそうですよね。
幕が上がる前に声春っに出ていたぱるに重なる部分を感じました。
今後一番演技を見てみたいメンバーになりました。
平岡海月/満武夢華
1人だけ違う学校と前情報はあったけど、枡谷さんとの関係性もあり意外と良いポジションでしたね。
今回は東京住みの役立ったので、みっちゃん自身地方ですし、そういう立場も見てみたかったなあと。
清水理央/角村若菜
正統派なキャラ過ぎたんですけど、逆にそこがアイドル清水理央の原点回帰合ってるのかなと。
茜と萌絵も同じくなんですけど、池園班じゃない推し活組はワンシーンだけメインみたいな感じだったので、今後また演技に注目できる機会があるといいですよね。
宮地すみれ/梁取茜
甘々なすみで、事前情報で聞いてたとおりほぼ全部迷子シーンで終わってて、ある意味これは美味しい役なのかなとか思ったり。
ドスの効いた声も出せるのでいつかそんなのも見てみたいです。
山下葉留花/門林萌絵
お調子者的なドジっ娘なところはぴったりでした。
若菜と同じく出番がピンポイントだったのは物足りなさでしたね。
小坂菜緒/有川凛
予告ではこさかなだあ、と思ってたけど映画では確かにありりんだった。
またがっつり演技するこさかなも見たいですね。
さいごに
とりあえず書き殴った感想になりました。
後日談とかを想像すると、池園ちゃんは絶対上京するはず。
そして、修学旅行だけでは知らなかった本当の東京のゼンブを見るはず。
そんな妄想もしながら、11/8からの副音声上映を待ちたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?