「人を大切にする経営学会」人財塾で学んだこと
先日参加した「人を大切にする経営学会」人財塾沖縄校第2期の第一回目で学んだことについて書きます。
第一回目の講師は「人を大切にする経営学会」の発起人である坂本光司先生。
「日本でいちばん大切にしたい会社」などの書籍の著者でもあります。我々の関連業界では「日本一社員が幸せな企業」として有名な未来工業さんが受賞企業です。
さてこの記事は長文引用が多いので、引用部分は軽く流し見をして後から細かく読み返して頂けると読みやすくなるかと思います。
会社のあり方
講義では坂本先生の著書の内容を紹介されていました。以下はその内容の一部です。
これを見て完全に思考がアップデートされました。。。
私が入社したときは離職率の改善などの分かりやすい課題があったため目標設定が難しくありませんでした。そしてその目標がモチベーション維持に役に立ったため邁進することができ、事業承継するまでにやりたかったことはある程度実現できました。
しかし事業承継してからここ2年くらいは細かな課題はたくさんあるにも関わらず「これを絶対に成し遂げよう!」という熱量が沸かず、何から取り組むかを決めきれず行動が鈍ってしまいました。そしてそれがフラストレーションになっていました。
そんな中で坂本先生の「企業のあり方」を見て私は完全に井の中の蛙だった。。と気付きました。
私自身の課題・目標設定のレベルが低かったのです。8000社を超える企業の調査・研究をされた坂本先生の教えによって、視座を上げて貰えたと言えるかもしれません。
正直私自身この「会社のあり方」のレベルが高くて億劫になっていましいそうな気持もありますが、大企業でなくともこのあり方を体現できている企業があるのです。そしてこれらのあり方を体現していくことでより多くの人のお役に立てるようになるのです。
ならば当然これを目指すことは経営者の使命です。諦めなければ必ずそこに近づくことができます。逆に諦めた時点で成長は止まり、組織も衰退していくでしょう。
※会社のあり方の詳細を見たい方は以下の書籍をどうぞ。
経営者のあり方
経営者の仕事とは何か?
経営者は会社の存続に必要なことは何でもやる必要がありますし、やれることはいくらでも見つかります。
しかし時間は有限なので経営者として今何を優先して行動すべきか?を絞り込んで取り組まないと最大の成果は得られません。
そのためには経営者は自らが掲げるビジョンに合わせて「これが経営者の仕事だ」という軸となる考えを探す必要があるでしょう。そしてそれは自らが目指す未来をすでに実現している先輩経営者から学べたら何より力強いです。
そういう意味では8000社を調査・研究してきた坂本先生の教えは「先輩経営者からの教え」そのものと言えます。以下にその内容を紹介します。
特にいま印象的に感じるのが第3の仕事です。
これまで労働環境を整えてきたつもりでも、それでも働いていて不安を抱く社員は出てきます。
最近も仕事を割り振られてなんだか不安そうな社員の姿を見かけて、
コミュニケーション方法はもちろん仕事の教え方、割り振りの仕方など柔軟にできるような組織になって、人それぞれにあった働き方ができるような環境づくりをしなければならないと感じていたところでした。
人を大切にする経営学会では障がい者雇用も推進しておりますが、「人それぞれにあった働き方づくり」はその土台と言えます。
これができれば多くの人の役に立ち、そして強く優しい企業になれるのです。
ホントに取り組まなければならないことが山積みで燃えてます!
社員が求める経営者・幹部社員像
坂本先生の言う社員が求める経営者・幹部社員像も紹介します。身を正さなければと思わせる内容です。
これを見て意識できている部分もあれば、苦手意識で目を背けていることもあることに気付かされました。
有名な経営本のビジョナリーカンパニーでは「経営者はカリスマである必要はない」というような表現があります。私自身、カリスマとは程遠い存在でありますがコツコツと地道に頑張れば良い会社を作れるんだ。と勇気付けられた記憶があります。
しかし今改めて振り返ると「カリスマでなくて良い」という言葉を盾にして何か苦手なことから逃げてきたようにも感じました。
私は成果を上げるためには苦手意識にも支配されずにやるべきことを見定めて淡々と実行できる能力が必要だと思っています。
この「社員が求める経営者・幹部社員像」も参考にしながら経営者として取り組むべきことを考えてみようという気持ちになりました。
まとめ
長文をご覧頂きありがとうございました。
今の感覚は思考がアップデートされ視座が高くなったような感じです。
おかげさまで事業承継後、熱意を持って何に取り組むか見出せずにずっとモヤモヤしていた部分がようやく晴れて熱量が上がっています。
コツコツとやれることを実行して、社員とともに沖縄の明るい未来づくりに貢献できたら幸いです。
今後この学びの機会には社員も一緒に学んで語り合える環境づくりをしたいので、社員の皆さん声かけますのでよろしくお願いしますね!