癌でかかる医療費のホントのところ
今回、母が8ヶ月間の入院手術でかかった費用は136万円。
しかし、この金額のほとんどが最初の4ヶ月間でかかった金額。
もし、癌で手術をして、入院が長引くと3,4ヶ月で100万円くらいの医療費は自己負担で覚悟しなくてはならないことになる。
医療保険に入っていたにしても、一時金特約でも付けていなければ、すぐにお金が下りるわけじゃないから、癌になって入院手術をするなら、100万円は最低でも用意してなきゃならない。
ただ、自分のような自営業だと、母を毎日のように見舞えば、仕事にも影響が出てくる。
手術後せん妄で暴れてから、毎日のように病院から呼び出しを受け、ホスピスに入ってからは仕事完全休業。
医療費負担に事業損失分を含めると、おそらく600万円くらいの負担になっていると思う。
これにもし、先進医療が含まれれば、一つ200万円。
そう考えると自分や大切な人が癌になったときの備えとして、1000万円くらい余剰金を持っていないと、お金で命を落とすことになりかねないということになる。
実際は、高額医療費や医療保険の一時金で賄える部分もあるから、そこまで余剰金無くても良いかもしれないが、医療保険も安いのしか入っていなくて、貯金も無ければ、癌によってはお金が尽きて死ぬしかなくなる。
癌はお金がないと死ぬ病気である。
※膵臓癌で亡くなられた志水正義さんも、治療費への焦りを綴っていました。