週末の振り返り(2022.06.26)
久しぶりに週末に週末レビューを書いていたけど、結局月曜日になってしまった。
仕事の雑感
未知の領域をキャッチアップする際には、その道の信頼のおける人間の口から解説が入ると理解度と定着度が段違いに上がる。自分で読み込むだけでは量が多すぎて素通りしてしまう内容に、濃淡をつけることができる。結果、抑えるべき骨格の内容を理解した後に、枝葉を骨格に付け加える程度で、効率よく内容をカバーできる。
また、資料に書いていない背景情報を伝えてくれるので、一段も二段も深く、その事象が起きている本当の理由を理解することができる。事象の背景は公に出ている情報では把握することができない部分も多いので、積極的にエキスパートの話を聞くことが重要だと痛感した。
「分からない」への付き合い方を体系化したい。今のところ、二つの手段を重ね重ね実行する戦法が効果的だと感じている。一つ目は、分からない分野の輪郭を捉えること。トップダウン的なアプローチとも言い換えられるか。とにかく、何処まで把握すれば、ある特定の領域では「分かった」と言えるのかの線を引く必要がある。この輪郭の把握が厄介で、堅めの本で解説してくれてれば良い方で、参考書がない場合もしばしば。そもそも、体系化されてない領域を体系化することが仕事なのだから仕方がない。その場合は、上位者に聞くのが手っ取り早い。
二つ目の手段は、具体事例を深く考察すること。誰が、誰に対して、どんな理由で、どんな手段を取って、何をしたか。Aの事例で深さを追求している場合には、B、C、D、Eの事例でも同じ深さの調査が必要であることが分かり、二次元で「分からない」領域の全体像を描ける。また、Aの事例で深さを追求していれば、次のB以降の調査では特に重要な観点に濃淡をつけながら、インプットが可能になる。
日曜に明日からのタスクを整理して、加えて何を学べるかを考えると心が穏やかに、前向きになれる。別にやらなくても、サザエさん症候群になっているわけではないけど、更にプラスな心持でいられる感覚。人と会うのも好きだが、内省の時間も適度に取りたい。
観たもの・読んだ本
The G Word with Adam Conover | Netflix
アメリカのドキュメンタリー・コメディーで、米連邦政府と米業界団体の関係を紐解く内容。第一エピソードでは、USDA(農務省)が提供する助成金のあり方に疑問を呈す。元々は小規模な農家の支援を目的としていた助成金は現在、ビッグメジャーへと提供されており、故に穀物(コメ、小麦、コーン)が原料となるジャンクなチップスが格安で流通する。どこまで中立な内容か咀嚼しながら、続きを観たい。