週末の振り返り(2022.07.25)
引っ越し作業が終わるのか。。と心配しながらの執筆。
週の雑感
週末は久しぶりに実家に帰省。帰省は「故郷に帰ること」と辞書では定義されているが、響きのイメージからすると、長い間離れていた故郷に、といった修飾語が付随する気がする。
実家で大学時代の授業や日記を読み返していて、その瞬間の思考を書き起こしておくことの大切さを改めて理解した気がする。数年前の自分と比較して、今の自分の思考回路が成熟していると再認識できれば、精神的な安定剤になる。逆に過去の自分の考え方が、今から振り返っても錆びていなであれば、それはそれで奮発剤になる。とにかく、言葉で想いを起こし、たまに振り返ることができるのは文字を扱う生物の特権なのかもしれない。
仕事
フェルミ推定がコンサルの入社試験で実施されるのは理に適っていると思った。お題がなにであれ、将来を予測することを依頼される系のタスクは、結局フェルミ推定をすることになる。且つ、そういった将来予測でクライアントの今後の施策の意思決定を後押しすることが、コンサルの主な業務の一つか。
作業は、定量的な数値の試算と定性的な将来の予測の二つに分かれる。どちらも、細かい因数に分解してその精度を高める作業は共通している。前者に関しては例えば、特定地域の水素の導入ポテンシャル試算が挙げられる。現在の燃料使用量のデータを探し、必要であれば部門を分けながらデータの精度を高め、その燃料がイコール将来の水素の導入ポテンシャル量と定義して、数値を試算する。
後者に関しては例えば、熱と電気を併給する新しいビジネスモデルを考案する作業が挙げられる。新しいビジネスモデルに必要な要素をフレーム等を使いながら分解し、各要素のデータを整理する。人・物・金のフレームの人軸であれば、さらに供給側と需要側に分解。供給側は、電気供給事業者が関連会社に存在するかを評価、需要側では業務部門若しくは産業部門は熱・電気供給先に存在するかを評価する。
因数を細かくすればするほど制度は上がるが、そもそもの方程式の立て方が間違っていないかは適宜振り返りながら作業を進める。抽象化した解くべき問いがあっているか、常に確認する。