【解説】元ショップスタッフによる楽天モバイル解説
こんにちは、もーりーです!
朝晩は冷え込むようになり秋の訪れを感じる季節になりましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
もともと僕は大手携帯ショップで働いていた経験があります。当時から噂されていた楽天モバイルが遂に本格参入をしたので元ショップスタッフによる楽天モバイルの解説記事を書くことにしました!
この記事を通して
「ホームページ見てもわからない!」
「楽天モバイルにしたいけど自分にあってるのかわからない!」
「乗り換える前にメリットとデメリットを知りたい!」
これから楽天モバイルへ乗換を検討している方向けの簡単なまとめ記事になっております!ただのまとめ記事ではつまらないので元ショップスタッフ目線での解説付きです!
【大手3キャリアよりも格安でシンプルな料金プラン】
楽天モバイルへの乗換をする方の多くが料金面に不満を抱えているのではないでしょうか。かなりCMや広告でも料金面の訴求が強いので期待値が高いですよね!そんな楽天モバイルの料金プランはこちら。
"RAKUTEN UN-LIMIT V ¥2,980"
4Gと5G使えて?データ通信使い放題?通話もかけ放題?破格中の破格です!これは大手キャリアに挑戦状を叩きつける価格設定!楽天モバイルの公式HPでも公開されていますが大手3キャリアとの価格比較がこちらです。
■楽天モバイル/RAKUTEN UN-LIMIT V(かけ放題はアプリ利用時)→2,980円
■au/データMAX 5Gデータ使い放題(かけ放題1,800円含む)→10,280円
■SoftBank/メリハリプラン50GB(かけ放題1,800円含む)→10,280円
■docomo/5Gギガホデータ使い放題(かけ放題1,700円含む)→9350円
うん、一目瞭然すぎですね。価格面では楽天モバイルに軍配。まだまだこんなもんじゃない!
し、か、も!先着300万人対象に1年間基本料金無料なんです!
「よし、今すぐ乗換だ!」と思った方はまだ気が早いです。抑えるべき点がまだあるので事項から何点か解説させて頂きます!是非最後まで読んでみて下さいね。
【4Gも5Gもいける両刀プラン】
今回の楽天から発表されたプランは4Gでも5Gでも両方に対応しているのですがこれって意外とすごいことなんです!この凄さはのちほど解説!
まず基本的に多くの方は4Gスマホを利用されていると思いますのでこちらのプランを契約したとしても5Gの電波を利用する事ができませんので注意して下さい。では5Gを利用するにはどうしたら良いか、、、
①RAKUTEN UN-LIMIT Vの契約
②5G対応スマホ
③5G対象エリア
この3つの条件が揃わないと5Gを利用する事ができません。後述しますがまだまだ5G対応エリアは狭いので多くの方が5Gスマホを購入しても4Gでの通信を利用する期間がしばらく続くかと思います。
ではこの両刀対応のどこがすごいのかという点ですが大きく分けると2つあります。
1.どちらの電波でも価格変更がなく同じ値段で使える
大手キャリアでは5G契約にする事によって4G契約のプランよりも多少割高になるケースがあります。docomoの場合は5Gプランの方が700円程割高になります。
2.プラン変更の手間がない
楽天の場合は5Gスマホを後から用意してもプラン変更の手間がありません。しかし、大手キャリアでは5G向けのプランへの変更手続が必要になります。この為にわざわざショップへ行って待ったり、センターへの問い合わせは面倒ですよね、、、。
以上の2点。なかなかに細かい点ですが元ショップスタッフの僕からするとかなり好感を持てる点ですね!
【条件つきのデータ使い放題】
今回のプラン一番の目玉と言っても過言ではないのがこちらのデータ使い放題。エリアによる条件つきなので完璧なデータ使い放題ではないのでこの点はマイナスポイントです。
このエリア概念が少しわかりづらいので楽天回線エリアとパートナー回線エリアの二つに分けて解説をするのですが、まずは自分の住んでいる地域がどちらなのか以下のリンクから確認をお願いします!
いかがだったでしょうか?ちなみに僕の住まいは楽天回線エリアでした!
1.楽天回線エリア
楽天エリアのあなたは"データ使い放題"です!ただここで言う楽天エリアの大部分は4G通信対応エリアとなっており、まだまだ5G通信対応エリアはごく限られた場所のみ利用可能となっております。下記参照。
2.パートナー回線エリア
パートナー回線エリアのあなたはまだデータ使い放題ではありません。1ヶ月のデータ通信量が5GBまでの容量制限が設けられています。5GB超過してしまった場合は最大通信速度1Mbpsでの利用が可能です。
1Mbpsですが通常速度よりかは確かに遅いですがインターネットしたりLINEでメッセージの送受信したりするぐらいなら可能です。しかし動画視聴や高容量通信が必要なサービスは難しいのでその点注意して下さい。
万が一、速度に不満がある場合は1Gあたり500円と比較的安価に購入する事ができるので安心です。今後、楽天回線エリアが拡大していくので現状パートナー回線エリアの方はそれまで待った方が良いかもしれませんね。
【アプリ利用で国内通話かけ放題】
電話を沢山する方からするとかけ放題と言うのはかなり魅力的ですよね!僕も普段から仕事で電話をする機会が多いのでこのプランは必須と言えます。ただこのかけ放題にもトリックがあるので必ず知っておきましょう!
公式HPを見ると”Rakuten Linkアプリで国内通話かけ放題”と言う表記があります。こちらの説明の前におさえておくべき点があります。それは通話には大きく分けて2つ仕組みがあるという事です。
①電話回線→発信者が料金を負担し受信者は無料となる一般的な通話
②インターネット回線→パケット通信による通話でお互いにG(ギガ)を消費する。LINE電話も同じインターネット回線を利用した通話。
今回のかけ放題は②インターネット回線を利用した通話です。なので自身が楽天エリアならデータ使い放題なのでかけ放題と言っても問題がないですが、パートナー回線だと5Gの容量制限があるので使い過ぎ注意です。
またインターネット回線よりも電話回線の方がクリアに聞こえるので通話品質の点においても注意が必要です。普段からLINE通話などのインターネット回線の通話を利用している方はあまり気にならないかもしれません。
デメリット的な書き方をしましたが気にしなくても良いです!というのがLINE通話の場合はお互いがLINEユーザーでないといけませんが、楽天のアプリ使用時の通話は相手が楽天ユーザーでなくても使い放題になるのです!これすごいことですよ!
※補足としてかけ放題にはなりませんが電話回線による一般的な通話もすることは可能です。しかし発信者側に30秒20円課金されるので注意して下さい。そして残念ながら電話回線のかけ放題は現状存在しておりません。
【結局どこがメリットなん!?】
ではつらつらと楽天モバイルのプランを簡単に解説してきたわけなのですが、「もーりーさんよ、結局どこがメリットなの?」なんて声が聞こえてきますね!僕が思うメリットは下記の通り!
①2980円の低価格設定で先着順で1年間基本料金無料!
②楽天回線エリアであれば使い放題!
③キャリア関係なしにアプリ経由の通話は無料!
前述した部分が全てメリットになります。格安SIMではなくて大手キャリアでここまでのクオリティはなかなかありません。というか唯一無二です。今後の他3社の動向が気になるところ。
【注意が必要なデメリット】
続きましてデメリットは下記の通りです。
①パートナー回線の場合は使い放題の恩恵を受けれない
②通話品質にこだわる人には向かない
③アフターサービスが弱い
データ使い放題もかけ放題も結局は楽天回線エリアありきのプランとなっています。特に通話に関しては通話料はかからないがパケット通信量は発生するのと通話品質に懸念を感じざるを得ないです。
前述した通りアプリ経由での通話はインターネット回線での通話。すなわち、G(ギガ)を利用します。データと通話で5G制限で収まれば良いですが人によっては難しいかと思います。
最後にアフターサービスですがTwitterなどを見ていると貰えるはずのポイントが貰えなかったり、料金の誤請求があったりとトラブルが頻発している模様。
問い合わせをしてもなかなか思うように解決まで進まないようなのでアフターサービスありきで考えている人はやめた方がいいですね。むしろ格安SIM全般もやめた方がいいです。
【総括】
以上が話題の楽天モバイルの解説記事でした。僕個人としてはショップ経験もありいろいろと慣れているので乗換を前向きに考えています。先着の基本料金無料も一人当たりの制限があるのでまだまだ続くと思われます。
昨今、大手キャリアに向けての料金を引き下げ要請が政府から出ていますがなかなか我々が思う安さが実現していないのが現状。そのタイミングで楽天モバイルの参入してきたのは大きな一歩であると考えます。
安倍政権から菅政権へ変わったのをキッカケに大手キャリアへの圧力はより一層増す事が想定されるので今後の動向に期待です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。