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お米とひきかえに
今日は着物用の下着と足袋をひたすら洗濯して、干して、畳む仕事をした。すごく感謝してくれて、次からは直接アポをとってもいいかと聞かれた。派遣の仕事では初めてのことだったから、すごくうれしかった。派遣でいろんな仕事を、やったことのあることもないこともやるけれど、また来てねって言ってもらえることが増えてきた。昔は、こういうとき「忙しいの向いてないかもね」と言われていた。今にしてみれば、それでも配慮して言ってくれていたんだろうな。そういうのって時間が経たないとわからないね。
私は、給料は我慢料っていう考え方が嫌い。ひとりでお米を育てて料理をして、家を建てて詩を書いて暮らせるならばお金なんてなくても生きていける。それを誰かに請け負ってもらっている。誰かが、お米を育てる時間のかわりに家を建ててくれた。服を縫ってくれた。だから、働くことは感謝なんだと思う。お金も。感謝なんだと思いたい。お店で横柄な態度をとる人が嫌いなのは、お金を払ってるだけだから。
なんか、そういうことって考えないで、勤勉な囚人のように暮らしていた方が、資本主義ピラミッドの上の方には行けたんだろうな。私もようやくわかってきた。
某知事選のニュースを見て、詳細を知らないけど、市民の大きな声援の動画を見たらなんだか気分が落ちこんできてしまった。人の心を破壊してまでやらないといけないことなんて、この世にありはしないと思う。みんないつか自分の心が壊れる可能性を考えたことはないの? そういう世の中の明るさになんだか傷つくよ。