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成りたい自分になる為の認知科学 Vol.1

今の自分を変えたい
目標を決めてみたけど、結局いつものと変わらない生活を過ごしている
努力が続かない

そんな気持ちを抱えながら日々の生活を過ごしていませんか?

私は現在30歳ですが、28歳までこの気持ちを抱えながら、現状が変わらない自分に悩んでいました

しかし、29歳の1月から認知科学コーチングを受けた事をキッカケに、
今まで不透明だった自分の行動、考えついて気が付きました


その原因は、自分の内部モデルが働きで、ホメオスタシスの力によるものでした。
内部モデル?ホメオスタシス??なんじゃそりゃ???
と思った方にも分かりやすく回を重ねて説明していくので、よければ最後までお付き合いください。

認知科学とは

一言で言うと「心はどのように働くのか」という心や脳の「情報処理」に注目した学問

人は日常から様々な情報をインプットした後、心を通して、行動、言動にアウトプットします。

無題のプレゼンテーション (1)

例えば外を歩いていて

新しいご飯屋を見つけた時(インプット)

あっ、新しいお店が出来ている!お腹減ってるし行ってみよ」(心)

お店でご飯を食べる(アウトプット)

だったり

新しいご飯屋を見つけた(インプット)

あっ、新しいお店が出来ている!食べログ見ても評判分からないし...別のお店探そう」(心)

別のお店を探す(アウトプット)

このようにインプットが同じものであっても、心の情報処理が違えば、アウトプットは別の物を生み出します。

つまり
心の情報処理が変われば、同じインプットでも行動(アウトプット)が変わる
ここがポイントなので、頭に入れておいてください!


そしてコーチングとは
コーチが、人(クライアント)が求める目標(未来、ありたい姿)に導くこと

つまり、認知科学のコーチングとは、
心や【情報処理】の仕組みを利用して
コーチが、人(クライアント)が求める目標(未来、ありたい姿)に導く
ことです。


続いて、認知科学において、キーポイントとなる心の機能についてご説明します

なぜ3日坊主になってしまうのか?

「10キロ痩せる!」「毎朝5時に起きて朝活する!」
と意識高く目標を設定したけど、結局続かず途中で辞めてしまった。
そんな経験ないでしょうか?私は何回もあります。

これは意識が低いだとか、努力する才能がない事が原因ではなく、
コンフォートゾーンホメオスタシスによる働きが原因だったのです

人は各々「安心、安全でいられる領域(別名:コンフォートゾーン)」を持ち、日々生きています。
この領域から飛び出してしまうと、人は身の危険を感じ、安心、安全でいられる領域(コンフォートゾーン)へ戻ろうとする力が働きます
この戻ろうとする力をホメオスタシスホメオスタシスと呼びます。
このコンフォートゾーンとホメオスタシスは、人にとって重要な役割を担っており、例えば

 ​・体温が高くなると汗をかいて熱を冷まそうとしたり
・怪我、病気になると、身体が自己治癒を行う 

身体が危険を感じた結果、無意識的に元に戻そうと働きます。
これが身体だけではなく、心にも同じようなことが起こります

・5時起きして朝活をしようとしたけど、二度寝して8時に起きる
・ダイエットの為に筋トレを始めたけど、結局家でYouTubeを見てしまう

これは「日常のいつもの自分」
つまり「安心安全で過ごしていた領域」へ戻ってしまった結果です

ホメオスタシスは人類が生命を維持するための機能なので、
とても強力です、この力にはどうしても抗えません。

では、どうしたら自分の目標に向かって行動し続けるようになれるのか?

現状の自分を抜け出すために


人の毎日何かしらの受けた情報を全ての情報を吸収しているわけではなく、
無意識的に情報の順位づけ、取捨選択をしています

例えば、カップルが外でデートをしているとします
筋トレ好きの彼氏に街に何があったと聞くと

・ジム
・新しい焼肉店
・スポーツ系アパレルショップ

と返ってきますが、
動物が好きな彼女に同じことを聞くと

・ペットショップ
・公園
・散歩していた犬

と返ってきます

これは、今まで生きていた中で入力してきた外部刺激によってできた、
内部モデル(心のプログラム)が無意識に情報を出力した結果です。

無題のプレゼンテーション (2)


内部モデルを言い換えると
過去の経験によって蓄積された、「好き/嫌い、正しい/これは間違い、これは重要/これは微妙」などと思う価値観の集合体です
この内部モデルによって、様々な情報を受けた上で、無意識に自分の結果、行動、言葉、思考のアウトプットに繋がります。

RASとストコーマ

人はコンフォートゾーンに必要な情報のみしか処理しません
それは、この世界にある膨大な情報を全て脳が意識して処理することが不可能だからです
この無意識に必要な情報しか受け取らない脳の働きをRAS(ReticularActivatingSystem)と言います。
RASで無意識に不要と判断して、取り入れなかった情報はストコーマと言います。

その為、「ジムに行く!」と行動だけを変えようとしても。
普段の安全な日常であるコンフォートゾーンから抜け出そうとする為、
ホメオスタシスが働き、無意識に面白い動画を見つけ、
結果今までの自分の変わらない自分にあり続けることになります。

では、どうようにすればいいのか???
次に今回の結論である現状の自分から抜け出せる方法についてお話しします

ゴール(目標)に対して、コンフォートゾーンをズラし
内部モデルを書き換える


前提として人は「臨場感があるところに、コンフォートゾーンがあります」

・休日は家でゆっくり過ごす
・晩食にビールの飲む
・毎朝8時に起きる

これら全ては現在進行形で行なっている日常
つまりは、臨場感がある状態なので「仕事が変わる」「家族に重大な事が起きる」レベルの大きなインパクトがない限り、永遠と過ごしていく臨場感のある、コンフォートゾーンに生きる世界です

この現状を打破する為には、
「自分が成し遂げたいゴール(目標)に臨場感を持たせる事」が必要です

コンフォートゾーンは「1人1つ」しか持つ事ができない性質があります
今現在、自分の身体がこの世界にあっても、
臨場感を未来の自分(情報空間)に強く持つ事ができれば、未来の自分のコンフォートゾーンにホメオスタシスの力が発生します。

臨場感が「現在」にあると、目標を決めて行動に移したとしても、
すぐにホメオスタシスによって戻されてしまいますが…

無題のプレゼンテーション (5)

未来に臨場感があると
「未来の自分はこうなっているはずなのに、なっていない」ギャップにホメオスタシスが働き、未来の目標として自分に力が働きます

無題のプレゼンテーション (7)

この仕組みを利用する事が認知科学であり、
コーチは、クライアントが求めるゴール(未来、ありたい姿)に在り続ける為のサポートを行います

やれる気しかしない、その力は「エフィカシー」

最後にもう1つ、大切な心の機能についてお伝えします
それは、「エフィカシー」根拠なき自信、未来に対するやれる気です

このエフィカシーを持ってゴールを設定すると

・未来の自分は「毎日ジムに行って、ストイックな食事管理をしている」
=だから、飲み会に参加せず、仕事終わりにジムに行こう!

・未来の自分は、「英語を話して、グローバルに仕事をしている」
=だから、英字新聞を購読して世界の情報を取り入れよう!

未来の自分に対して、揺るがない自信を持ち続ける事で、
常に未来のゴールに臨場感を持つ事ができる
行動的になり、日々が進歩的な生活を過ごす
そして、未来のゴールに近づく事ができる

以上が認知科学の大枠の説明でした
次回も引き続き認知科学について更新していきますので!

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