【悪気はないのに…】職場では性格の悪いやつに思われがち【ASD】
こんばんは、大岡です。
たいてい夜に記事を書いていますので、いつもこんばんはと言っている気がしますね。
最近幻聴に悩まされることが減って、少し安心して生活を送れています。
でも、「自分は幻聴を聞いていることもある」と常に忘れず、過ごしていきたいです。
悪気はないのに、感じの悪い態度になってしまいがちなASD
私は、現在働いている職場でも、初対面では案の定「感じの悪い人」の烙印を押されてしまっていました。ただ、半年ほど経った今現在においてようやく、「あの人わざとあーやってるわけじゃないんだ」「変な人だけど悪い人ではないんだ」という声もちらほらと聞こえるようになりました(これは幻聴じゃないと思いたい……)。
ただ、やはりすべての人がそうとってくれるわけでもなく、「いや、あれはわざと計算してやってるよ」とか「わざと目立ちたいからやってるんでしょ」とかいう噂話も聞こえてきます(これはただの幻聴であったら嬉しい!)。
アスペルガー(ASD)のわたしは、素でいるとまったく社会に馴染めないということがよくわかっていますので、職場など社交的な場では、自分を偽って、「演技をして」過ごしています。
そのため、特に定型発達者のなかでも自閉っ気のまったくない方なんかは、鋭くそれに気が付き、違和感と不気味さを感じてしまうのかもしれません。
私は更に、「演技」だけでなく、ときに「逃げ」もします。もともと対人恐怖症気味で、人といると疲れてしまうたちですので、できることなら一人でいたい、と、無意識に人を避ける行為をとってしまいます。
たとえば、仕事中はしっかり「演技」をしてコミュニケーションをとるけれど、お昼の休憩はなんとしても一人でとりたいので、さっさと「逃げ」る。
本当に最近になって気がついたのですが、この、「演技」のときと、「逃げ」のときの私の様子の『ギャップ』が、独特な「感じの悪さ」「気味の悪さ」につながってしまっていたようです……。
あとで気が付き、修正しようとしても……
「そうか、『演技』でたくさん会話して仲よさげにしていたのに、いきなり切り替えて『逃げ』の態度をとると、まるでわざとその人を避けている?ような雰囲気になって、感じが悪いんだ。それなら、『私はあなたに敵意はないですよ!』と示すために、今までよりたくさん私から話しかけたり、「逃げ」る時間をへらしていこう!」
そう思った私は、途中から少し意識的に自分の態度を変えました。そうしましたら、「あの人あんな人だったっけ……」と、最初こそ少しざわめきましたが、今は逆に態度を変えたあとの期間のほうが長くなり、「本当はこういう人だったんだ」と納得してもらえたような?気がします。
ただ、問題は、最初の頃から私のことが気に食わなくて悪口を言っていた人たち。急に態度を変えた私に、「急にいい人ぶるな」とか「本当性格悪いよね」とか「わざといじめられやすいように計算してやってる」とかなんとかヒソヒソ……。
なかには、はじめの頃は私の陰口を言っていたけれど、私が態度を改めたことで交友的になってくれた方もいます。
でもやっぱり、一番の中心になって散々悪口をふれまくっていた人は、今更覆すこともできずに、今度は私の粗探しを始めて、「言われて当然」と自分の正当性を保つのに必死になっている様子です……。
私がアスペで定型発達者に対し感じの悪い態度をとってしまうことが、根本の原因です。
しかし、悪気はまったくなく。そして改善するのもとても難しく。
一方、定型発達者に対して、「『感じが悪』くて嫌な気分になるのを、我慢しろ」と求めるのも絶対違う気がして。虫の苦手な人に、我慢しろというようなのと同じですもんね。
やはり、社会で生きていくためには多数派に合わせる努力を続け、多少お互い嫌な思いをしても、ときにぶつかり忌み嫌われながらもやっていくしかないんでしょうね。
考えてみたら、定型発達者とアスペ以外にも、定型発達者同士でもいろいろあるのだし、少し社会に対して理想を高く持ちすぎていたようです。
みんないろいろある、を改めて感じるために、自分とは違う意見を持った方のnoteも、たくさん読ませてもらっています
仕事の悩み、第一位はいつだって人間関係。
私だけじゃない。アスペだけじゃない。
もちろん、アスペは不利ではあるけれど。でも、「人生」という大きなくくりでみたら、きっと定型発達者より有利な部分もあるぜ。
ひとつひとつ、あった出来事に小さくのまれないで、視点をひろーく大きくして、生きていきたいと思う今日このごろです。
さて、明日から月曜日ですので(ひえー)、しっかり寝るためにも、今日はここらへんで。
また幻聴の静かなときに会いましょう。