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Sing in the darkness始動に伴うエリオスの今後の展望について

こんにちは。
今回は前回の記事(下のやつ)で書いた②大型アップデートに伴うシステムの仕様変更まとめに該当する記事ではあるのですが、申し訳ありませんが、仕様変更の説明やまとめなどは一部しか行いません。

個人的に運営に問い合わせた内容及びその返答に全く納得がいきませんので、そのあたりの詳細な解説を含めたエリオスライジングヒーローズというゲームの今後の展望と個人的な所感になります。

今後の展望に関しましてはわたしはあくまでただのいちエンドユーザーにしか過ぎませんのでただの予想であるということは大前提として、元オンラインゲーム運営かつ数多のアプリゲームのサ終を見届けてきた者として経験則からのお話を書いていきます。

ということで、今回の内容はこちらです。


フレームの下方修正を始めとした諸々の改悪

今回、フレーム以外にも色々と下方修正と言えるようなアップデート内容が含まれています。その全てをご紹介するのはわたしが把握していないものもあるという事実を含めてあまりに量が多すぎるので、課金に関わってくるものを記載しておこうと思います。

フレームの下方修正について

まず、わたしが一番触れたいのはフレームの下方修正についてですね。今回の大型アップデートでフレームに対してどのような仕様変更が行われたのかを詳細に説明いたします。

※フレームスキルの発動条件について変更はありませんので、変更点のみピックアップします。

仕様変更前

フレームの属性染めは基本
「属性が一致する装着者」

・フレームには「属性」があった
・属性さえ合っていれば、フレームの凸数に関わらずサブフレームに設定した際に「アビリティ」が発動した
・属性が合わないフレームを装備した際にはアビリティは発動せず、パラメーター上昇効果のみ適用されていた

仕様変更後

たまたま今回ガチャで出てきたアキラ専用フレーム
たまたまLv90で止まっていたものを凸ったやつ

・フレームから「属性が撤廃」された
・無凸~3凸の場合はアビリティ対象ヒーローにのみアビリティが発動
完凸時にヒーロー全員がアビリティ対象になる
・フレームパラメータの上方修正(※1)

(※1)パラメータの上方修正
どの程度の上方修正なのかと思えば、完凸でHP800→960、攻撃力1200→1440程度でした。

アップデート前のLv100アッシュフレーム
アップデート後のLv100アッシュフレーム

といった具合の仕様変更となっております。
エリオスをそれなりにやっていらっしゃった司令なら、今回のフレームの仕様変更がそんな可愛い言葉で片付くものではなく、「課金アイテム」に対する「予告の無い下方修正」であることはお分かりいただけるかと思います。

◆無凸~3凸のフレームの価値が著しく下がった
特に2凸や3凸状態の★4フレームは完凸★3フレームよりも効果が高い場合もあり、サブフレームに起用する機会は十分にありました。それが対象ヒーロー以外に装着しても無意味なものに成り下がりました。完凸★3フレーム以下の価値なわけですからね。あとこれは現時点では不明ですが、「イベントPt 特効アビリティ」も装着対象者以外には発動しない可能性が考えられます。

つまり、メインフレームをイベント特効フレームにしない限りはイベントPt特効も得られないという最悪の形ですね。今まではメインアタッカーのメインフレームスキルは別に装着して、サポートヒーローのフレームスキルを犠牲にイベントPt特効フレームをメインにつけるなどの戦略も取れたのですが。
ここについてはまだ憶測の域を出ませんが、可能性は十分にあり得ることはご留意頂きたいです。

◆属性の撤廃
こちらに関しては属性の撤廃のみだったら新規に優しい仕様変更になり得たと思います。ただ蓋を開けてみれば「ブレイブ属性メンバー攻撃力UP」などの属性系アビリティはそのまま、しかもフレームの縁での属性系アビリティ判別が難しくなり、わたしのように記事を書いているせいで大体のフレームの性能を記憶している変人以外には実に使いづらい仕様変更となりました。


課金アイテムの扱い

課金アイテムに関しては、確かにゲームを始める際の規約にどこの会社でも簡単に言えば「データを変更する可能性がある」「いかなる場合でも有償アイテム購入後の返金はしない」と明記されていて、それに同意の上でゲームを始めるという体が取られています。

しかし、課金アイテムの下方修正というのは現実のお金が絡んでいる以上、そうは問屋が卸さない。たとえば景品表示法違反だったり、詐欺まがいと判断されて消費者庁から指導が入ったりといったような前例がいくつも存在します。ゲーム内仕様調整の結果、新キャラの性能が相対的にナーフされて返金(ゲーム内通貨での返金、エリオスの場合は無償ルビー)対応がされたケースなどは実際にあります。

今回のエリオスのフレーム下方修正は、「こういう性能だと思って課金した」はずのものを予告なく「こういう性能」じゃなくした仕様変更だということです。一番ひどいのはフェイスとオスカーのバースデーフレームですね。

2/12~2/15の間に排出されていたこのフェイスのBDフレームはパッション属性なのですが、3周目のBDフレームの特徴としてフレームスキルがありません。その代わりサブフレームとしては破格のアビリティである攻撃力UP V、会心ダメージUP Vを持つのですが、排出終了からたったの5日間程度で完凸済以外はパッション属性ヒーローに装備できることができなくなり、フェイスにしか装備できなくなりました。

この仕様変更を何の説明もなくやりやがったんですよ。


フレームの仕様変更に対する問い合わせ

当然ですがわたしはこのフレームの仕様変更が何のために行われたのかゲーム内でお知らせを上げてユーザーに説明をして欲しいと運営に問い合わせを出しました。

丸3日かかって帰ってきた答えは「回答できない」でした。

回答は公開しないでくれとハピエレの問い合わせ時に言われておりますが、問い合わせに対する明確な回答がなされていないのですから公開しても問題がありません。回答できないって先方が言ってるわけですからね。

「回答できない」という運営からの返信は、課金アイテムにこれだけの変更を加えたくせに「何のために仕様変更に至ったのかというその経緯はユーザーに説明できない理由である」という意味です。
ちなみに1周年のセクターイベントの時にポイントの計上方法について確認を取ったところでも似たような回答されたことを思い出しました。まあその時とは意味合いが違うことは理解していますので今回「ゲーム内お知らせにて」とお願いしたわけですが、とにかく都合が悪いことは回答できない運営です。

つまり、この予告の無いフレームの仕様変更の詳細はユーザーに知られると大変都合の悪いものであり、変更に至った経緯は説明できない。

その理由は1つしかありません。
フレームを完凸させることを前提とした課金促進のための変更です。

消えたコインオーダー

ここで合わせてご承知おき頂きたいのは「コインオーダー」が消えているという事実です。コインオーダーというのは、主に使い道がなく溢れがちであったコインで回せて「エンブレムの回収」をするのが大目的のガチャでした。そして排出されるのは★1、★2、★3フレームと★1、★2ヒーローです。

ここに関しては上限突破済のヒーローの変換アイテムが共通エンブレムから専用エンブレムになったこと、★2ヒーローの変換アイテムからエンブレムが消えたこともあわせて触れることにはなるのですが、つまり「コインオーダーを回せなくなった新規のユーザーは★1、★2のフレームを完凸することすら難しくなった」ということが言いたいのです。

もちろんクエストオーダーというものが新たに追加されておりまして、クエストをクリアした時とか何か……何のタイミングで貰えるクエストオーダーチケットで回せるそちらのラインナップが旧コインオーダーとほぼ同じだと認識しております。が、コインさえあれば無尽蔵に回せていたコインオーダーとは訳が違い、計20人となったヒーローの★2フレームを完凸するまでに要する時間は計り知れなくなったと言っても過言ではありません。
ちなみにSing in the darknessがまだ6話で止まっているわたしはなぜか28枚クエストオーダーチケットを所持していましたが、まあコインオーダーの凸効率とは比較にならないですよね。

つまるところ、★2だろうが★3だろうがアビリティを完全に発動させての編成を組もうとすると、どうしたって課金というものが視野に入ってきてしまう状態になってしまったのです。現状★3のフレームだってヒーローによっては潤沢に存在しているわけでもないですし、その中でたとえば会心アビリティ持ちと言えばアキラやジュニア、ビリーあたりに集中していたのは覚えている方も多いと思います。★4では最近会心アビリティ持ちも増えましたが、★4を完凸するのがどれだけのリソースを必要とする行為であるかというのは皆さん言わなくても分かるかと思います。

BP継続獲得とかそういう痒い所に手が届くアビリティになってくるともっと所持ヒーローが限られてくるのは分かりますね。


結局何が問題なんだってばよ

そもそもエリオスにタクティカルを求めてるユーザーなんてほぼ居ないでしょうから編成戦略が狭まること単体で見れば良いとも悪いとも言えません。ヒーロー全員に装着させるためにフレーム完凸しよーなんていう司令はもうとっくに絶滅したか絶滅危惧種でしょうし、かく言うわたしだって別にこの問題で編成難民になっているわけでもありません。無駄に古参じゃないし。

問題の根本は

「事前予告のない課金アイテムのナーフに対して説明する気もない誠意のない運営の態度」にあります。

ソシャゲって課金する人が居ないとサービス終了しか末路は無いんですよ。
そしてあらかたの基本プレイ無料ゲームというのは、少しの課金者と多数の無課金者で成り立っている、というのも事実です。その一部の課金者の信用を失う態度どころか馬鹿にするような態度を取っているんです、この運営。

そんな誠意の欠片も無い運営を信用して、皆さんこれから課金してプレイしていくんですか?っていう問題提起を周知したくてこの記事を書いています。

この変更に少しでも疑問を感じた方は、運営にお問合せを送った方が良いと思います。こういうものは数が物を言います。わたし1人が封殺されたとしても、上がる声が大きく、多くなれば無視できなくなる。
だからエリオスというゲームに少しでも愛着があるのなら、今後の自分のゲーム体験のためにもご意見を送った方が良いと思います。別に何を送れなんて言いません、皆さんが思っているままに送れば良いんです。

わたしには問題提起とご意見の重要性をここで周知することしか、もうできることがないのです。


2/28追記
文章を作ることを苦手に感じている方向けに、運営に問い合わせる際のコツをまとめた記事を書きましたので少しでも役に立てれば幸いです。



問題点として取り上げるのが難しい仕様変更

先に問題の根本を書いてしまいたかったのでフレーム問題から手をつけましたが、他にも今回の大型アップデートで問題になっている部分は多々あります。

ですが、その許容具合は人によってかなり違うと思うので「問題点」として取り上げることは難しいとわたしは考えています。

たとえば一部ではありますが
・AP200の周回クエストが実装され、クエストPASSのオートループが実質機能しなくなった
・UIが純粋に見辛い、編成画面が使い辛い
・クエストとストーリーを分けたのにクエストバトルが挟まる意味が分からない
・コインオーダーがなくなった
・★2ヒーローの変換アイテムがエンブレム2からトレチケになった
・とにかく課金圧が強い
・ウィークリーミッション報酬のルビーが減った

などなどでしょうか。
この中で言えば、オートループが機能しない問題は恐らく多数の人が気が付いていると思いますし、課金が関わる問題であるもののAP上限を増やせば良いだけの話なので対処自体は簡単です。ただAP200のクエストを周回できるほどAP回復アイテムを大量に蓄えている司令がどれだけいるかはわかりません。真面目にエリオスやっている方ほど、ホリデーイベントやボックスイベントなどでアイテム吐き出した直後のはずです。

わたしも正直ここ最近真面目にやってなかったのもありますが、APアイテムの枯渇については去年の2周年あたりからずっと感じていました。まさか石割らせて走らせようとしているわけじゃないよね?

あとはそうですね、本当に諸々あると思うんですよ。
フォルムチェンジだのコスチュームだのデコレーション機能だの分かりやすい延命措置の部分ですね。

ただこれに関しては「やる必要が無い」と割り切るということも可能です。言うならば勲章システムと同じでして、コレクション要素が強い部分です。やらないと気が済まないという方もいるのは重々承知ですが、わたしは勲章システムあたりからコレクション要素は諦めているのでなんとも。

特にコスチュームに関してですが、開放したものの着せ替えたらどのカードを編成しているのかが分かり辛いという問題が出てくるのではないかと思います。そこに関しては編成画面をキャラSDではなく昔のカード画面に戻せば良いだけのような気もしますが、まあ問い合わせが多けりゃいずれ対応はするんじゃないかと思います。

つまるところ今回の大型アップデートで目に付くであろう問題点というのはプレイスタイルによる部分が大変大きく、このような記事で問題点として括ってしまうのは難しいと改めて申し上げさせてください。

その上で、次はSing in the darknessと新規12期ヒーローに焦点を当ててエリオスの今後の展望予想を書きます。

別記事にしても良いんだけど区切ると気力が持たないので、この記事をエリオス最後の記事にするぐらいの気力振り絞って書いてます。




Sing in the darknessから見る、エリオスの今後の展望予想

ここからはわたし個人の推測を多分に含む内容である、ということを大前提にお読み頂けましたら幸いです。

まずわたしはオンラインゲームというやや畑違いではございますが、ゲーム運営の経験があります。また数千万単位の新規プロジェクトに関わっていたこともありまして、ゲーム運営の内部体制というものが皆さんが思っているより全くしっかりしていないという前提があります。

まあ四方八方から入ってくる情報はあるのですが、不確かなものを事実としては語れませんのであくまでわたしの経験に基づく予想であるということだけは取り違えないで頂きたいと思います。この通りじゃなかったからといって責任は持てないですし、わたしはあくまでわたしの経験則に基づいてわたしの中で出た結論としてここにしたためております。信じるも信じないもご自由にどうぞ、という感じです。

うるせえぐらい予防線張りましたので、空気読んで宜しくどうぞ。


新プロジェクト始動告知

まず、昨年8月……ぐらいにHELIOS VOLTAGE MAX!!!!!PROJECTとして大型アップデートが発表されました。この時にはアキラのビジュアルと共に「その日オレたちは、太陽を奪われた――」というキャッチコピーが載っています。

わたしの勘ですが、この時点では恐らく新ヒーローを出すことは決まっていてもストーリーのメイン軸は13期研修チームだったんじゃないかと思われます。

この時点で12期のビジュアルが決定していて、セイジ・スカイフォールがメインのキービジュアルになるのであるならばこの時点で発表した方が期待値がガチでボルテージマックスになるからです。新規プロジェクトを立ち上げる際、コンセプトとメインキャラクターを決めるというのは真っ先に行われることですので、この時点では12期はまだ影ぐらいしか無かったと思われます。もしくは形はあったけれど大幅に刷新された可能性が高いです。

12月リリース予定だったその新プロジェクトは、謎の2か月の後ろ倒しをして唐突に始動しました。それが12期をメインとしたスピンオフSing in the darknessです。わたしがSing in the darknessをスピンオフだと位置づけているのは、公式生放送で3部構成であるということが発表されたことからメインストーリーではない位置づけだと認識しているからです。
ここに関してはまだストーリーを全部読んでいない時点で書いている愚か者だという自覚はあるので、気が向いて読んで「あ、やべ」ってなったら修正すると思いますが。

2/27追記 読んだけど特に感想もなけりゃスピンオフであるという確信が更に強まっただけでした。

で、その肝心の12期のビジュアルがこちらです。

はい。
すみませんキャラの好みに関してはぶっちゃけどうでもいいですし、わたしも好みではなく「キャラクターデザイン経験」から語らせて頂くのですが、12期のビジュアルコンセプトはまず「人気キャラを出してやろう、ヒットさせてやろう」というものから大きく外れた位置にあります。

それがわたしが当初の大型アップデートでは12期がメインではなく13期研修チームメインだったと感じた理由の1つでもあります。ただ、セイジ・スカイフォールに関してだけは裏主人公のような位置づけを感じます。セイジが元々メインに大きく関わっていたのか、新たに主人公ポジションを作るために出来たデザインなのかは図りかねますが。

言い方は悪いかもしれませんが現代のキャラクターデザインというよりは古のデザインなんですよね。エリオスは元々女性向け人気作品の原点回帰といったキャラクターデザインが多かったので、昔流行ったアニメやゲームのキャラクターはかなり参考にしていると思います。名前からしてスカイフォールって見るたびにスカイウォーカー……ってなるし。ちなみにスターウォーズはよく知らないです。流石にスターウォーズは参考にしてないと思いたいんですが、ゴーストバスターズをやってくる運営だからそういうの好きな人が内部に多分いる。


12期ヒーロー投入の背景

じゃあなんで12期ヒーローがメインビジュアルになり、Sing in the darknessのメイン視点になったのかと言えば現時点のわたしの情報を持って考えられることが何点かあります。

・新規呼び込みに際して、13期のバックグラウンドを全て知ってもらうのは不可能だと判断したため
読んでそのままです。司令は13期の新人司令で13期ルーキーとそのメンター達、第13期研修チームを支えるというポジションで共に成長してきたというか見守ってきたのですが、13期研修チームはメインストーリー、イベント、全てを通して今の形へと成長したんですよね。アキラとレンなんかその際たるものじゃないでしょうか。最初の頃のギスギス、マジで全員嫌いになるレベルでしたから新規にとってプロローグどころか第1部を全てを通るのはただの苦行です。なんなら13期が嫌われて終わるまである。しかもイベントの時系列がめっちゃ分かりにくいし、今から新規がエリオスを理解するのはほぼ不可能であるとわたしは思います。

ですから、新ヒーローと共に第13期研修チームを見ていくもしくはエリオスの世界観を体験してもらうということですね。


・第2部3章以降のアップデートにかかるコストと、スピンオフ3章分のコストを比較した結果
これはちょっと分かり辛いかな、と思いますので前提から書きますね。
まず、わたしはエリオスのリリース前からこのゲームは3年続けばマシな方だと評していました。理由としましては、ヒーローものというのが万人受けしないこと。そしてプレイアブルキャラクターが16人と少ないこと、キャラデザが現代の流行りに即していなかったことなどです。

ですのでサブゲームに甘んじる当初のスタンスというのは大変好感が持てまして、それもあって2年半なんやかんや続けてこれたわけです。ですが、途中で1度目の改悪が入りました。それがイベント記念フレームの廃止、勲章システムなどのあたりです。水辺の街の案内人のあたりです。そこらへんから今までは薄っすらしかなかった課金圧が高まり、そしてシナリオやら何やらの具合もあってユーザーが減って行った。言うなれば一度目のターニングポイントでエリオスは失敗したんです。

そしてここが二度目のターニングポイントです。失敗はもうできません。
つまり、この大型アップデートには「起死回生」と「保険」の2つの側面があると推測できます。
起死回生はそのままの意味です。新規ヒーローを一旦メインに据えることでリニューアルのような空気を醸しだしつつ(実際メジャーアップデートはリニューアルの側面が強い)、13期研修チームメインだった今までよりも風通しを良くして色んな意味で身動きを取りやすくしようとする試みです。ここで新規や既存が12期に食いついてくれて、売り上げがある程度まで見込めるようになれば万々歳ですね。更なる新規ヒーローを今後出せるような下地も出来ます。

そしてもうひとつの保険ですが、これはこの大型アップデートをもってしても売り上げの回復・ゲームタイトルの存続が見込めないレベルであった場合です。Sing in the darknessを3章までやりきってから、エリオスにかけるリソースを削減してサ終へと導ける道を選べます。

Sing in the darknessが終わってすぐにサ終ということは恐らくありません。ハピエレは昔からそういうやり方を嫌うので、あと2~3年は無理やり持たせるかもしれません。ただその間のアップデートは、飴をめっちゃ薄く伸ばしてちまちま食べるようなものになると言わざるを得ませんし、更新は確実に止まります。アニメ化までした同社のラストピリオドが6年でサ終したことを考えれば、恐らくそこが限界です。ちなみにラストピリオドはマジョカマジョルナなどのハピエレの古参ユーザーが付きやすい土台があったにも関わらず、6年でつい最近サ終しています。

つまり、13期メインの第2部(おそらくあと7章)をそのまま続けるランニングコストとSing in the darknessをやりきって見切りをつけるためのランニングコストを比較した場合、圧倒的にメインキャラが5人と少ないSing in the darknessを選んだ方がお金がかからないのです。

ゲームの声優さんへのギャラというのは、ワード数で決まります。そして声優さんのキャリアだったり事務所との兼ね合いで1ワードおいくらといった形になっています。ぶっちゃけて書きますと、13期研修チームをメインに持ってくるとギャラがお高い声優さんが多いんですよね!!!

ってことです。これ以上は言わせないでください。12期の声優さんがどうとかではなく、13期の声優さんにキャリアが長い大物声優が多すぎるのです。

わたしが現在働かない頭で考えつく限りの理由は上記2点が主です。他にも細かいところは色々あるのですが、今までカカリアスタジオ内での自社コラボが一度もないことあたりも関係しているのかなと邪推しています。
良くも悪くもあんスタ、メルストなどとは系統が違うところに位置しているのではないかと思います。

ですので、あんスタがああだからこう、という理屈は内部的に考えるとあまり通用しない気がしています。


終わり

以上が現状考えられるエリオスの今後の展望なのですが、正直なところはエンドユーザーには何もわかりません。ただ、ゲームの運営というものはいつでも現場と上層部で齟齬が起きるものです。

現場はこれじゃダメだと分かっていても、売り上げ、コネ、いろんな理由から上層部は無理を押し付けてくる。だから今のエリオスが、当初やりたかった本来のエリオスであるとはわたしには到底思えません。

13期のルーキーやメンター達ともに成長するドラマ体験のようなものを与えたかったコンテンツではないのかと考えています。ただ、クリエイターが考えるコンテンツと、経営部分から考えるコンテンツというものにはどうしても齟齬が発生して、末端であるクリエイターは届けたいものをユーザーに届けるということがどんどん難しくなっていく。それが会社という組織です。

これは別にエリオスを擁護しているわけではなく、ただのわたしの体験談です。

クオリティや内容や、システムやランニングコスト。その全てを維持するためにはどうしたって課金ユーザーの存在が必要で、課金してないけど良いゲームだよねっていうのは最高の誉め言葉と共に棺桶まっしぐらでもあります。

だからわたしのような者は口を酸っぱくして言うのです。
グッズを買うのも良い何をするのも良い、推し方やスタンス、プレイ方法は自由です。だけど本家のゲームに課金せずにサ終したらそれで終わりだと。

だからと言って別に予告なく課金アイテムを下方修正するのは論外ですし、それとこれとは本当に別です。いくら切羽詰まってようがやっていいこととやってはいけないことがあります。

だからこそ、わたしはこの記事を書くことを選びました。
本当はもう全てぶん投げてエリオスなんて10連無料やってる時だけ復帰する程度のゲームにしたかったです。フレームの件は泣き寝入りするしかないのだとも思っている。ソシャゲの課金問題なんてよっぽどのビッグタイトル以外問題にもならないことも知っています。

でも、わたしは2020年8月5日からエリオスの記事をここで書いていて。エリオスマガジンの記事も100を超えました。だからTwitterやどこかで誰にも届かない叫びをあげることもできたけど、更新も最近してなかったから昔のエリオス記事読んでくれてた方もいないかもしれないけど。

この記事はわたしの最後の抵抗みたいなものだと思ってここまで書きました。

申し訳ないですが、恐らくわたしはSing in the darknessの感想を書くことはできないと思います。とてもじゃないですがこのまま運営がフレームの問題に対して見て見ぬふりをするなら、ゲーム自体を楽しむことが出来ないと思うので。楽しめないゲームの感想を書くことはわたしにはできません。

だから、エリオス記事の次の更新は未定です。
もしかしたらすぐに書くかもしれませんし、もうこれが最後になるかもしれない。引退なんて言葉で綺麗に括れるようなものでもありません。

とりあえず構成としてはしっちゃかめっちゃかになっちゃったかもしれませんが、書きたいことは書けたと思います。追記・修正は随時しますが。


わたしから現役ユーザーの皆さんに言えることが最後にあるとするならば、どうかご自身の中で折り合いをつけて無理せずゲームと向き合ってください、ということに尽きます。
ゲームは娯楽です。自分を追い詰めてまでやる必要があるものでもないですし、そんな精神状態でやること自体が本末転倒だとわたしは思っています。

愛着があるゲームに見切りをつけることが大変難しいことであるのも分かるつもりです。ですから、エリオスというゲームで心が摩耗としている自覚があるならば、たとえばログイン日数を減らす、APアイテムは砕かない、月の課金額はいくらまでと決めるなど様々な線引きが出来ると思いますので、無理のない範囲でまず一線を引いて、冷静にエリオスというゲームとどう付き合っていくかを考えてみてください。

別に引退する!とか課金二度としない!とか厳密に決める必要なんてないんです。自分の中で折り合いがついて納得できた上でしたいなら課金をすれば良いですし、それでも運営が信用できなくて辛いというならたまにログインしてヒーローたち元気かな?って様子見に行くだけにしても良い。

とにかくゲームは娯楽ですが、深入りすれば精神を蝕みます。精神が病めば健康にすら害を及ぼします。わたしはみなさんにそうなってほしくないです。だから、どうか適切に付き合える距離を見つけてください。

このぐらいの距離ならば、エリオスと今後も付き合っていけるかもしれないという距離を見つけてください。

見つけられなかったら引退でも何でもすればいいし、戻りたかったらその時に戻れば良いんです。別にその間にエリオスがどうなろうが皆さん個人の責任じゃないですし、そんなの運営側の責任です。わたしは課金しなきゃゲームはサ終するという事実を述べはしましたが、だからといって皆さんが無理にでも課金しなきゃなんて気負う必要もありません。個人の力には限界があります。

この手の内容ではいつも言っていますが、皆さんが辛くないような形に落ち着けることを願っています。

よければわたしの書いたエリオスマガジンの一覧でも見てやってください。中身を読んで欲しいとは言いません。タイトルだけでも悲喜こもごも、色んなエリオスの歴史が垣間見えると思います。