えぐいぐらいカッコイイ(あんスタ!! ナイトクラブ感想)

ものの見事にナイトクラブから数日で天城燐音に頭の先まで沼った女です。どうも。

そうなると思ってた、思ってたけど思ってたより早かった。まあ先のあんスタ記事で既に手遅れだったじゃん?感否めないですけど、天城燐音の針こわーい!毒回るのはやーい!あっという間に死んだ!すっげえでっかいスズメバチか何かですか?(真顔)

天城燐音は、もはや語るまでもなく毒蜂のような男でした。
顔が良い。声がいい。腹が良い。見た目パーフェクト。頭いい!(語彙力) 

燐音くんって頭の回転が良すぎるや故に、逆に要領悪くなってる節がありますけどね、そんなところも人間らしくていい。基本的に欠陥抱えてる人間の方が好きなんですよ、人間の御しきれない感情が大好きなもので。そういう意味ではすごく分かりやすくめちゃくちゃ葛藤してくれてるので、燐音くんが垂れ流しているのは汚物ではなく、もはやご馳走です。

で、イベント感想ですが。
召しませ/ナイトクラブが"庇護される子供"代表2winkと"汚れた成人が代表"のCrazy:Bのイベントであったことはつくづくいい対比だったなと思います。燐音くんは汚れたと言うにはまだまだピュアな男なんですけど、それでもESのアイドル随一の俗世を生きるアイドルですからね。
HiMERUくんはその丁度狭間かなって思います。大人と子供の中間。

否定され続け、自分こそが異端だと考えるようになった燐音くんが、今自分たちを愛してくれるファンのために泥を啜ってでも生きると言い、多数派に迎合しないと断言した。同じく自分たちを異端だと思っている2wink――ゆうたくんに、ステージの上でだけ正しく楽しく愛されるおりこうさんを選ぶのかと問うた。自分たちの文脈を、物語を作れと言った。物語とは、言い換えれば「信念」です。
2winkは2人でひとつの双子ユニットだから、ひなたくんだけじゃなくてゆうたくんも信念を持っていないと、物語が成立しないんですよね。でも、その信念は必ずしも2人同じでなきゃいけない訳じゃない。
ひなたくんは一歩先にその答えにたどり着いていたけれど、ゆうたくんもちゃんとたどり着いたってことになるのかな。

HiMERUくんに対しても燐音くんは思いやりと厳しさを同居させて接してた。ハニービーではこはくちゃんに対しても。これはお兄ちゃんの性だろうなあって思います。
アイドルとは皆に愛されるもの。そう信念を持っていたHiMERUくんに、なるべく必要以上の傷をつけないように、同じ時代の波に取り残されたアイドルとして、残滓を掬って現実を認めさせて、未来のためへの道筋を示した。それをちゃんと咀嚼して、受け入れて、本来望む場所ではないけれどHiMERUとして舞台に立っていられるのなら幸せだと言ってのけたHiMERUくん、超恰好良かった。信念があるから、彼はブレない。こはくちゃんの「自由」もHiMERUくんの「夢」も、ニキくんの「命」も全部信念だもんね。だからこそ燐音くんは今のユニットメンバーを守ろうとしたし、気に入ってるんだと思うな。

色々な対比が印象的で、とにかくメインスト完結直後になんてもの落としてくるんだと思ったぐらい、めちゃくちゃ熱いイベントでした。こはくちゃんがCrazy:Bとして自分たちの意思ではじめてライブができるの嬉しいって言ってたの、本当にそうだなって思ったし。

そして天城燐音は今回のイベみたいに調子乗ってる時は、えげつないぐらいに魅せ付けてくれる。いっそカタルシスすら感じる。
そんな燐音くんもメインストでは「…ニキ」しか呟けなかったぐらいしょぼくれてたのだから、どこまでアップダウンが激しいんだ。振り幅デカすぎるんだから、そりゃみんな振り回される。
でも、今の燐音くんならたとえ羽もがれても、もう大丈夫だなと思えた。

ほんとMDM後の一皮も二皮も剥けた天城燐音、えぐいぐらいカッコ良かった。


ところで今回の記事何回燐音くんって書いた?
燐音くんがゲシュタルト崩壊しそう…。