スタマイの話(メインスト4章ネタバレ有)

こんばんは。
今日はあんスタのイベ感想でも書こうかな、と思ってたんですけれどスタマイの話全然書いてなかったなと思いまして。
9/5で4周年を迎えて5年目に入るこの節目で、わたしがスタマイに思っていることを少し書こうかなあと思います。

始めに言っておくと、これはそんなに好意的な記事ではありません。別にキャラdisとかシナリオdisをするつもりはないですけれど、スタマイ歴4年目のわたしがいま何を思っているかというのを書いておこうかなーと。
なんでかスタマイの話って、表立って言いにくいんですよね。なんか言論統制敷かれてるみたいな感覚というか、みんな腹の中に一物抱えてるだろうに表立ってそれを言えない雰囲気というか。

そういう空気、めっちゃ気持ち悪いんですよね。
人目を気にせず好きな事を書く、がわたしがnoteに登録した意義なので。そのあたり書かせて頂こうかなと思います。前置きが毎度長い。

※メインスト4章までのネタバレを含みます。


推しへのスタンスの話

わたしの最初の推しは宮瀬豪だったんですけど、今は菅野夏樹と服部耀を推しています。これは別に推し変とかそういうことではなく、単純に宮瀬豪というキャラクターの着地点を公式に提示されたというのが理由です。
わたしの推しへのスタンスってもしかしたら変わってるのかもしれないんですけれど、わたしは腐女子であって夢女子ではありませんので、推しを恋愛対象として見ることはまずありません。まあ腐った目では見ているんですけれど、それはそれとして「絶対に〇〇と〇〇はデキてる!それ以外認めない!」なんて妄想過激派でもありません。
ヒロインのことはぶっちゃけ主張が激しすぎるし、わたしが理想とする女性像からはかなりかけ離れているので好きではありませんけれど、それは単純にキャラクターとしての好き嫌いの話ですので公式から与えられた関係性というのはちゃんと咀嚼して飲み込んでいるつもりです。

で、スタマイのメインストーリーにおける宮瀬豪はある種でヒロインよりもヒロイン的なムーブを見せつけて一つの終着点を見つけました。九条さんに対するスタンスのあたりですね。詳しくは長いので割愛しますけれど、この二人をわたしは決して腐った目では見ていません。いつまでも仲良くしてほしいなとは思っていますけれど、それは九条家全員に言えることなので九条家は限りなく箱推しです。

で、わたしがどういう目線で推しを見ているのかというと。
「見守っている、応援している」が近いような気がします。なんせ第一章の宮瀬は危なっかしかった。復讐という動機、九条さんとの関係性の中で理性と本能の狭間で揺れている様はまるで尖ったナイフみたいに危うげであり、儚くもあり、魅力的だったんです。
そこに働いたのは庇護欲というかある意味保護者の目線です。保護者通り過ぎておばあちゃんの目線です。

そういう話をすると「おばあちゃんは腐った目で孫を見ない」と言われてなるほどなあ、と思ったものですが、やはりわたしの宮瀬に対する気持ちは孫を見守るおばあちゃんと変わらないのです。九条さんと仲良くするんだよ、大切にしなければいけないんだよ。お前には帰るところがちゃんとある、見誤ってはいけないよ…天国のおばあちゃん状態です。

これがわたしの推しに対する基本スタンスです。
スタマイやってらっしゃる方ならもうお気づきかもしれませんが、菅野夏樹も同様です。この子は2章後半から4章にかけて、それはもうはちゃめちゃにやらかしてくださいました。何度わたしが「耀さん夏樹をたすけてー!!」って叫んだとお思いか?
まあ結局内外両方から特事の件を調べるという結託をしていた服部耀と夏樹でしたが、時間的余裕が無い状況になってしまったことにより服部耀は自分ひとりを犠牲にして捜査一課、特にこの場合は夏樹を守ろうとしたわけで、夏樹も夏樹で服部耀を守るために自分の刑事という立場を犠牲にしようとしたのだから、ここに関しては完全に似た者同士です。憧れの上司のそんなところはマネしなくていい。

菅野夏樹と服部耀に関してもメインストーリー完結をもって、着地点がありました。これからもずっと捜査一課という仲間と一緒に。一人が犠牲になればいいんじゃない、頼れる仲間がちゃんといると改めて知った夏樹はきっと捜査中に犯人に向かって飛び出していくことも減るでしょう。減らなかったとしても耀さんの100本投げが待っているので大丈夫。体の痛みは鈍くても、心の痛みには人一番敏感ですからね、あの子は。
服部耀も改めて仲間の存在というものを認識したはずです。年の離れた大人で上司で、部下を死なせないために責任を持つと決めて動いていた。その姿勢はご立派ですが、やはり組織は一人ではないのです。いくら譲れない相手や事件だったとしても、一人で戦う必要など、ましてや盾になる必要なんてないのです。有能な部下2人とちょっと手のかかるけどやはり有能な後輩がいるのだから。

ここまで考えた時に、ああもうおばあちゃんの役目は終わったなと思いました。

恐らくわたしは、服部耀と菅野夏樹のキャラ本編は読みません。
乙女ゲーにあるまじきなのですが、私は彼らと主人公たる誰かの恋愛が見たいのではなく、彼らの生き様が見たかったのです。そして、それはメインストーリーにあった。ならば、世界軸の違うキャラストーリーは「わたしにとって」蛇足でしかありません。


メインストーリーとキャラストーリー

実は宮瀬本編はやったんですよ。
そしたら尖ったナイフが完全に抜け落ちて、丸くなって九条家から独り立ちしたので、普通になんか辛かった。これはもうアナザーであるキャラストの世界軸を飲み込めるかどうかの話で、わたしにとってスタマイの基本軸はメインストーリーですので、普通にメインストーリーを無かったことにしている世界観は無理でした。乙女ゲームにだって共通ルートってあるじゃないですか…キャラによって完全スタンドアロンなルートしかないって…いや最近の乙女ゲームはそうなんですかね?わたしは元々乙女ゲームはコンシューマーメインだったので、どうにもまるっと出会いや関係性すら違う世界軸を受け入れることは出来なかったんです。ドラマトという前身があるのも大きいですね。マトリ本編はドラマトを踏襲しているのでともかくとして、警視庁はまるで違う本編になっています。特にスタマイの服部耀本編はドラマトのサブストなどを加味しても全然違うと聞いています。受け入れられる筈が無かった。スタマイで本編実装するならドラマトで先に実装するのが筋なのでは?とすら思う。わたしが好きなのは、警察手帳を車の窓からぶん投げた服部耀なんですよ。

というわけで、スタマイくんというものはなんとも難儀な話で、ゲームの仕組みが「マトリを題材にしたシリアスなメインノベルパート」と「主人公とヒーローが恋愛をするアナザーノベルパート」に完全に二分化してしまい、更に本来「顔のない主人公」である泉玲が大変な存在感を持つというなんとも厄介な状況になっているわけです。ここまで主人公の主張が強いなら、泉玲はそもそもキャラビジュアルを出せば良かったんじゃないのかな…なんで頑なに顔が無いのかな。アニメの泉玲のキャラデザとも違うし。アニメの泉玲は好きですよ、声優さんが好きなのもありまして。でもゲーム内の主人公は同じ名前だけどアニメの泉玲とは別人です。いくつ世界軸作り出せば気が済む?

なんていろいろと思うところがあるわけです。だからまあ、元の話に戻るならばわたしにとっての推しは「見守るべき存在」であり、メインスト完結をもってわたしの役目は終わります。もちろん着地点見つけた後でも好きなんですけど、まあちょっと好きの種類は変わりますね。だって着地点を見つけた後の彼らは、応援なんてする必要ないぐらい輝いてるし。

それで十分っていうかね。好きな気持ちはもちろんあるしグッズも集めるんですけれど、わたしの身体も心も1つしか無いじゃないですか。だから、その限られたリソースを割くには至らなくなる。
わたし、こういうタイプの乙女向けゲームが向いてないのだと思っています。なんで乙女ゲーやってるんだろう。不思議です。


ガチャ周り

これはこないだも書きましたけど、もう闇鍋が酷すぎる。
周年ごとに26種スタパ限定SSRが追加されて、いまもうスタパSSR何種になるか知ってます?104種ですよ。うそ、アディクションシリーズ入れたらもっと多い。その中から、たった1枚の推しの周年カード引き当てなきゃ行けないんです。普通に無理です。
スタパでSSR確率15%とかあるなら別なんですけど、2倍になったところで8%程度ですよね?今まで天井付かなかったのがもはや異常だし、今更天井ついたところで熱意が無くなった人間は戻って来ません。
わたしも推しのカードは今まで頑張ってコンプしてきたんですけど、3周年で大爆死して手に入れられなかったので、もう諦めました。1度でも逃したなら、もうどうでもよくなります。スキルはお察しなのでデッキはいつでも同じものを使いまわしてますしね。特攻としてなら他のキャラでも構いませんし、ライブなんとかで動かれてセリフ1つ喋られたところで「???」という疑問しか生まれないので。手をかけるとこ間違ってます、だいぶ。


統括

まあそんなこんなで、スタマイというゲームはもう軌道修正のしようが無いと感じるほど凝り固まったゲームです。ゲームシステム的にもシナリオ的にも詰んでると感じるんですよ。
シーズン0の昔歳編でしたっけ?瀬尾研の次が警視庁だったよと友人が教えてくれたので最近読みまして、なんなら主人公がほとんど出てこない分、わたし的には非常に読みやすかったです。過去の話って興味ありましたしね。

これ言うとただの悪口になっちゃうのであまり言いたくは無いんですが、「スタマイ」のマトリちゃんって挙って男どもが恋愛感情寄せるほど魅力的な女の子には見えないんですよ。頑張ってるのは伝わってくる。でも実力も結果も伴っていない。その割には大口を叩くし、男しかいない先輩の前で平気で酔いつぶれて迷惑をかける。そんな女が実社会に居たとして、嫌悪感しか覚えません…。キャラ本編によって人格変わるのも良く分からない。
もちろんそんな主人公が好きって方も居るとは思いますので否定はしませんけれど、少なくともわたしにとってはそんな女は願い下げ。身の程を弁えた上で芯のある女の子が好きなんです。あといつ出動するかも分からないお仕事してるのに紐も付いてないパンプスにフレアスカートって何事?緊急時はその恰好で現場行くの?マジ?

由井さんと渡部さん、早乙女さんぐらいでしょうか。マトリちゃんじゃないとダメな理由がある人たちって。ただまあ、夏樹のことを信じて助けてくれてありがとうとは思ってます。けど主人公ってやっぱりユーザーの分身なんですよね?顔見せていないわけですし、名前変えられるし。どこまでわたしの手を離れていくんだろう、あの主人公……。


スタマイに対してのスタンスを語りきったところで眠いのでそろそろ寝るのですが、きっとわたしはこれからもスタマイは気が向いた時にしかやりません。でもそれで良いんだと思っています。去年ぐらいまでは毎日ログインしてガチガチにやってたんですけどね。
人の情熱って恋愛感情と同じで長くて3年だと思いますし、そこを超えればあくまで惰性か譲れないものかどちらかの理由しかないと思います。

この世の中、娯楽は嫌と言うほど溢れていますので、ユーザーの維持をするためにはいろいろな企業努力が必要になってくると思います。別にスタマイの運営にわたしは怒りを覚えたこともなければ、不具合報告などでは良くしてもらった印象しかないので嫌いではありませんけれど。コンテンツとしてはそろそろもう限界なのかなって感じています。イベントも無駄にパロディが多くなってきましたし、「パロディ」「性転換」「結婚(家庭)の妄想話」が蔓延するとジャンルとしては末期っていうわたしの個人的な指標があるんです。
あくまでそれは二次創作のジャンルとしての指標だったんですけど、公式にそれやられたらね……。

3周年マップは吐き気を催す程度に意味分からなかったんですけど、4周年マップも相当意味分かんない事になってるので、やっぱ一度ここらでガッと方向性変えるか固めるかした方が良いんじゃないかな!!5周年やる頃には人消えちゃうよきっと。

苦言は呈しますけど、決してサ終して欲しい訳じゃないので。なんかいい感じにテコ入れされることを祈っています。