Judson Brewer に憧れて
投稿2つ目にして、最初の投稿とは全く矛盾した投稿をする。この矛盾が人間である。これが味というやつである。人間だものね。
Hey, I wanna be cool.
海外に住んで半年、ようやく英語の勉強をするモチベーションが出てきた。遅いよ私。Tedが今の私のメイン教材である。ちなみに日本語だがデザインの勉強も始めた。生まれてこの方こんなにアカデミアから長く離れたことが無いためか、そろそろ恋しくなっているのだろう、いやむしろ、脳が自身の劣化に危機感を覚え、新しい知識や成長を渇望しているのだろう。Stay young.
Tedで話している人はやはり話、プレゼンが上手い。デザインの授業動画は知識はとてもタメようじゃないかと思い立った。プレゼンテーション(PRESENTation)、誰にあてようか、ワーホリに来ることを応援してくれた人、海外に出てみたいと思っている人、将来私のことを雇いたい人へのアピールにもなるかもしれない。3段階構成とかいう面白くないのはやめて、この半年で得た一番の経験、出来事について話そうか。そのほうがインパクトがあっていいかもしれない。なんていろいろ考えた。
何も出てこない。いや、出てはくるのだが死ぬほどつまらない。後輩の参考にも、何のアピールにもならない。細々した自己満程度の成長しか出てこない、それはたくさんあるのだが。ドラマチックでインパクトのあるものはこれと言ってないのだ。もし私が本当になにかのプレゼンテーションをしなければならないとしたら、相当話を盛らないと面白くない。まあそれっぽく話すことはある意味得意分野ではあるが… この半年何をしてきたんだと思った、ちょっと自分に刃を向けてみたりしたが、自分が成長していることは自覚しているのでそれほど落ち込まなかった。
半年前
留学ではなくワーホリに行くといった心友を見て初めてワーホリを考えた。彼女がどんどんとエージェントとコンタクトを取り、着々と準備しているのを横目に見てやや焦りながら、結局私がVISAを取ったのはそれが値上げされる2日前、ギリギリだった。英語も全然勉強しなかった、飛行機を取るのも遅くてかなり無駄に高額を支払う羽目になってしまった。この一連の怠惰について、私が熟考した結果納得した原因(言い訳)は、誰のためでもなく自分のためだけに行動をするのが苦手だから。ワーホリに行くこと自体、さして誰にも迷惑をかけない(資金繰りもなんとかした)し、誰が喜ぶわけでもない。100%自分が自分のためにすると決めたことだ。上手くいこうがいくまいが自分の責任。久しぶり(どころか以前こんなことが自分に起こったことがあったかどうか記憶にないというレベル)だった。考えれば考えるほど不安で、うまくいくかも分からないし、面倒くさいし、完全にチキンになっていた。バイトしている間はちゃんと自分が人のためになっていると実感できて楽だった。
つながらないが結論
何が言いたいのかって、この1年は、このワーホリは、他の誰でもなく私が私にプレゼントした1年なのだ。やっとこれができるように(まだまだ途中だが)なってきたのだ。褒めてしんぜようじゃないか。私が半年後に「これでよかった」と思えればいいのだ、誰の参考にならなくても、なんのアピールにならなくても、私が私をより認められるようになっていれば、私をより好きになっていればそれでいいのだ。たかが海外で1年コーヒーを作ったくらいで、凄い人ぶって人に話すことなど何もない。大変なことも多少あったけど、まあそりゃあったけどねって感じ。日本の外に出ることは、自分でも、人から見ても大きなジャンプだったかもしれないが、その後はべつに、日本にいた時と同じ歩幅で、ただ別の大陸で、日々一歩一歩歩いているだけなのだ。
いいぞ私。ちゃんと前に進んでる。自分のために頑張ってるじゃないか。半年前はできなかったかもね。自分の歩幅で歩くことを、時にはしゃがみこんだり、後ずさりしたりする自分を愛いしてあげて。この1年は私のものだ。
p.s. あと3週間で半年住んだメルボルンを離れる、あと半年でオーストラリアを離れる。終わりが見えると、限りある時間を大切にしようと思えるのだ。
Judson BrewerのTed
(とりあえず教材として使ってみただけなので、この人がどのくらいすごい人なのかは全くもって知らないが。笑)
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