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コリアン・カルチャーの再発見

コロナにまつわるあれこれで8月後半から休養しているものの、酷暑がとっくに過ぎ去ったこの時期にはある程度戻る心づもりだったのだが、この新しいウィルス感染症はそれほどあまいものてはなくて、むしろ疲れやすさや倦怠感、起床してから就寝するまで続く、それほどひどくはないが気力を削ぐには充分な偏頭痛は毎日だ

顔も名前も知らない人も含めて、気のおけないチャットが続いている人はそこそこいて、いつも電話で長話になってしまう歳下の友人もおり、ほとんど外出できないにしても孤独感に苛まれる気持ちは無いが、将来の予測が見えにくいのはいささか困る


長話の相手をしてくれる友人は遠方に住んでいる人だが、全国旅行支援を使い倒する道中に近くに来るというから会ってことがあり、信頼関係がある前提でズケズケ言うこともあるが、アラフォーにしてプログラマーとしての独り立ちを目標にする彼から教えてもらうことは多い


今更と言われそうだが、この先も知っておくに越したことはないとプログラミング言語の習得に本気になったのも、彼からいろいろ聞きこちらから尋ねと繰り返しながら醸成されてきたものだ

幸い良きメンターと呼ぶに相応しい方との出会いもあり、急ぐ必要もないからゆっくりとではあるが、数ある中からphothonを選び、UNIXを知りたいと伝えるとubuntuが良いとも教わった

環境構築から、極めてわかりやすい言葉になったPOP8も教えていただき、アルゴリズムの基本をまずは学んだ方がよいとの指摘を受け、それぞれのテキストまでお貸ししてくれた


昨日はK-popには共に無関心だったまま、それぞれの道行きで出会ったミュージシャンやタレントについて話が弾んだ

ラジオから流れる無数の中から、飛び抜けて出来が良いと思わされたのがBTSの『ダイナマイト』とわかり、それまで横目に眺めながらも素通りしてきたK-popの現在形に感心していたところにNewJeansが出てきて、僕はそちら方面から楽しみながらいろいろ学び、考えを巡らせるテーマも貰っている

彼は旅行支援のついでに韓国に行き、以来国内で大人気のバラエティ番組の『知ってる兄さん』やら、

歌手から俳優まで何でもこなせるスーパースターのIUについても教えてもらった

確かオーストラリア生まれのベトナム系で『青い珊瑚礁』を歌って日本でもそれなりに知られているはずのNewJeansのハニも強くて挫けない意思を感じさせて好感度が高いが、たった一人で主役を持っていくIUの存在感は、日本ならと思い返せば安室奈美恵さんくらいまで遡らねばならず、今のコリアン・カルチャーの分厚さに驚かされた


香港民主化運動の象徴で、今はカナダに居る周庭=アグネス・チョウさんも確かベトナム系だったと思い返すと、軍事力で圧倒的に勝る米国を追い出し、その後すぐに攻め込んできた中国を跳ね返したあの国の優しい人たちの芯の強さを改めて垣間見る気もする


若くて女性で非自国民族系というだけで一段低く見られているとの差別意識を、国会の場で堂々と言ってのける20歳の日本人となると想像もつかない

『知ってるお兄さん』も、サムネイルを見ただけでも若い人たちばかりで、芸をしない芸人ばかりで残念に思う日本のバラエティ番組の高齢化を思うとため息が出る思いがする

21世紀生まれの人たちの意識には、反日とか嫌韓とか無縁のようで、いいものはいいよねという感じでそれぞれお隣りの国のカルチャーを楽しんでいて、個人的にはとても好ましいことこの上ない


周庭さんが先週日本語でライブ配信していたアーカイブが残っていましたよ

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