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【tam-chan’s ″コラム″その9:『超・なさけないカウンセラー・tam-chan』】


 tam-chan は主に ″90分カウンセリング″(通常は ″50分カウンセリング″)です。
 多くとも 6回の面接で 終結を目指しているからです。

 ところがなさけないことに、ひとつのカウンセリングが終わるたびに、膝から崩れ落ちる『大崩れカウンセラー』を自称しています。

 「ありがとうございました。カウンセラーさん、来週もお願いします」
と告げて、来談者のクライエントが相談室のドアを閉める。

 クライエントの靴音が廊下を遠ざかる…

 このクライエントの相談室をあとにする ″靴音″ に、クライエントの生きざまのすべてが物語られています。

 その途端に、膝から崩れ落ちる tam-chan…

 今回もなにもできなかった…

 あんなに勉強したのに、

 指導も受けて準備したのに、

 なんにもできなかった…

 tam-chanの 3人目の ″スーパーバイザー″、故・加藤清 医師(京都大学)の残した言葉。

 「セラピストがクライエント以上に苦しまんでどおすんねん。
 クライエントと苦しむ。のたうつ。

 それがセラピストのできる唯一の仕事や。

 けどな、私たちは 無力なんや

 私たちが どんだけ苦しもうと、
 のたうとうとな、

 クライエントの苦しみには遠く及ばんこと忘れたらあかん」。

 tam-chan の造語は『 ″共耐″ (共に耐える)』。

 今年も暮れてゆく…

 tam-chan は、あとどれくらい生きるのかなぁ…

 ああ、なさけない (´;ω;`)


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