期待、1/4 (ギブ&テイクの心構え)
こんなに頑張ったのに、結果がついてこない。
最近、そんな状況によく出会います。
イベントを企画し、告知をこんなに行ったのに、参加者が思うように集まらない。
企業向けの提案書を作成し、一生懸命提案を行っても、思うように仕事が決まらない。
noteに記事を投稿しても、💛の数があまり増えない、など。笑
理由はいろいろだと思います。
努力が足りない場合もあるし、こちらが提案するアイデアや情報に魅力がない場合もある。
何度もなんどもそのような経験をし、私はあることに気づきました。
それは、「期待が大きすぎたのではないか」ということです。
10個の種をまいたら、つい、すべて芽が出て欲しいと考えてしまう。
10とまではいかないまでも、せめて半分くらいはと期待してしまう。
大きな期待に夢を膨らませ、結果がついてこないと、気持ちが落ち込みます。
何度もそんなことが続きますと、心がどんどんしぼんでいってしまう。
そして、自分の中の熱のようなものが、だんだん冷めてしまう。
「期待が大きすぎたのではないか」ということに気づいてからは、
自分の中でこのように考えています。
「期待、4分の1」
自分が行った努力に対して、帰ってくるのは1/4程度と考えているのです。
よく、「ギブ&テイク」という言葉を耳にします。
ギブ(与える)があったら、テイク(受け取る)がある。
そこにはあたかも、「等価交換」のようなイメージがある。
しかしそのような考えは、特定の限られた状況で成立するもののように、私は思うのです。
ギブをして、ギブをして、ギブをして、ギブをする。
すると、1つテイクがある。
それが私の中にある、ギブ&テイクのリターン率の実感です。(※あくまでも個人的な感想です)
ギブをしても、すぐにテイクは起こらない。
1つのギブに、1つのテイクは帰ってこない。
ギブをして、ギブをして、ギブをして、ギブをする。
そのくらいの行為を行った後に、やっと1つのテイクがある。
戻ってくるのは、そのくらいなんだなと。そんな感覚があるわけです。
ギブをしても、その分のテイクは帰ってこない。
そうなると、「ギブに対する意識」も少し下がることがあります。
しかし、ギブの手を抜くと、その影響は実に見事に帰ってくるんですよね。
提案の質を下げたり、
横柄な態度をとったり、
感謝の言葉を忘れたり、
ギブの頻度や回数を下げると、
テイクのリターン率は見事に下がる。
これも経験を通して、そういうものなんだと学びました。
まずは誠意をもって、心を込めてギブをする。
そして、「期待は1/4」程度と心得ておく。
そのようにして、私は心のバランスをとっているのです。
時々、「ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブだ。テイクは後から自然についてくるものだ」との意見も聞きます。
はい、そのような考え方も大切ですね。
でも私はまだ未熟者なので、どうしてもリターンが気になります。すみません。
リターン(テイク=受け取る)が欲しいなら、まずはギブからはじめること。
自分から与えること。
与えて、与えて、与えて、与える感覚。
「与えて」という言葉に違和感があるなら、「動いて」と解釈していただいても結構です。
動いて、動いて、動いて、動く。
そしてやっと、1つの成果が少しあらわれる。
そんな物事のとらえ方も、成果を生み出すためのちょっとした心がけかなと思っています。
ご参考まで。^^
■12/13に著書『まずは小さくはじめてみる』が出版されます。
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