連載第12回『発明事業列伝』ギエモン(田中久重)編その2 ~生誕・少年期スタート!~
はじめに
「ギエモンその1」では、エジソン編(発明事業列伝・第2~10回)を終えて、次に<東洋のエジソン>と呼ばれたギエモンこと田中久重(東芝の祖)編に入るため、ギエモンの概要についてお伝えしました(発明事業列伝・11回)。
今回からいよいよ、掘り下げていく「ギエモンその2」で、ギエモン生誕・少年期がスタートします(発明事業列伝・12回)。
舞台は九州、福岡県久留米市より始まります。ギエモン(田中久重)は、久留米市の皆様から、郷土の偉人、『発明王』として大切に伝えられています。
ゆかりの地に降り立ち、偉人を身近に感じ、その足取りを追いながら、幕末から明治の近代産業化へ至る、日本の産業科学技術史を同時に学んでいける構成としたいと思っています。加えて、日本の伝統や芸術史としても機能するような流れで進めていきます。
第12回タイトル:
”からくり儀右衛門”こと田中久重 その2
~江戸時代ワンダーランドを知ろう~
モノづくりの素地『べっ甲細工の美術と技術』
驚異的な識字率・世界最高の教育先進国『寺子屋と藩校』
15歳発明少年と26歳発明婦人事業家タッグ『田中久重と井上伝の久留米絣』
『東京国立博物館』案内・『伝統工芸青山スクエア』案内
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本号の内容紹介
タイトルを見て頂くと、「江戸時代」というワンダーランドを理解するための、様々なアトラクションを設けています!
1.「モノ作り」大活躍✨
ギエモンの生家の「べっ甲細工」から、「技術」と「芸術」について学べることが、たくさん!また、関連性のある、「浮世画」や「北斎」についても、解説を設けています、
2.世界に誇る驚異的な「江戸時代の教育システム」✨
この時代の小学校にあたる教育、世界に誇る『寺子屋』の驚異的なシステムもご紹介します。「どのような教育」が「どのような教材」によって、「どのように」教えられたのでしょうか?併せて、寺子屋と藩校の違い、女子教育等についても、解説しています。驚異的な理由がわかるでしょう。
3.少年発明家が女性ベンチャー起業家とタッグ!✨
江戸幕末から明治の一大産業にまで育った、テキスタイル産業に、少年ギエモンの発明が生かされた!?このギエモン15歳と、井上伝26歳、この二人のエピソードをお伝えします。
4.日本の伝統文化を体験したり学んだりできる!✨
まさにいま、江戸時代ワンダーランドにタイムスリップ!?するみたいに、学んだり楽しんだり手にとったり、ができる場所があります。
色々なスポットや、マークの解説など、紹介を入れています。好奇心をより深めてみてください!
今回取り上げた、『東京国立博物館』と『伝統工芸青山スクエア』については、また別途別の記事でも、書きたいと思っています(今回だけでは、書ききれない所があるので!)。
今回も盛りだくさん!!お楽しみに!!
大樹七海 拝
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