見出し画像

【和風ローストチキン】

~柚子胡椒をきかせた大人味~

冬至に向かいどんどん日が短くなっていきます。この季節は夜空を見上げると冬の星座が見えますね。先日オリオン座をしみじみ眺めました。空が澄んでいるのでとても綺麗でした。
さて、今月はクリスマスもあるのでこんな和風のローストチキンはいかがでしょうか?料理酒を使うとお肉がしっとり、臭みも消してくれます。
レシピをご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。

<ふくしまごはん歳時記 2024年12月 師走(しわす)>
【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。

■大雪(たいせつ) 2024/12/7-12/20
山の上の方や北国では、もう雪が降り積もるという大雪の節気。
冬至(とうじ) 2024/12/21-2025/1/4
これからは冬の後半。短かった日も少しずつ伸びてきて、春にちかづいてゆく。冬至の今日は、カボチャを食べて、柚子を浮かべたお風呂に入る風習があり、無病息災、元気で年を越せる。

【季節のコラム】
いよいよ年の瀬ですね。何だか気ぜわしくなる12月ですが、いかがお過ごしでしょうか。
子どもたちが小さい頃、クリスマスパーティには必ず某ファーストフード店のパーティバーレルをおねだりされたものですが、大きくなった今はおうちごはんが何よりだと言ってくれます。
毎年、丸鶏でローストチキンを作るのですが、今年のクリスマスチキンは、レッグを使って見た目よりも簡単に作れる「ローストチキン」を作ろうかといろいろ試作してみました。こんにちは料理酒を使った甘辛い照焼のたれに柚子胡椒をきかせてピリリと大人味に仕上げてあります。
骨のない鶏もも肉や手羽元で作るのもおすすめです。丸鶏のローストチキンと違ってフライパンで焼けるのも簡単でいいですよね。ぜひチャレンジしてみてください。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
二十四節気2024 https://fusuihoui.jp/24sekki/2024.html
レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 料理研究家 中村美紀

~柚子胡椒をきかせた大人味~

【和風ローストチキン】

■材料:(2本分)
ローストチキン用骨付き鶏もも肉 2本
塩・こしょう少々
柚子胡椒だれ…醤油・こんにちは料理酒・みりん・きび砂糖各大さじ1、
                         柚子胡椒小さじ1/3
付け合わせ…大根、しいたけ、しめじ、かぶ、カリフラワー等

材料

■作り方
1.      下ごしらえ
骨付きもも肉は骨に沿って肉をはずし、上下とも骨の間に包丁を入れて外れやすくしたら、1cm程度の切り込みを入れる。まんべんなく塩こしょうしておく。柚子胡椒だれの材料をボウルに入れて混ぜておく。カリフラワーなどは下茹でしておく。

骨に沿って肉を外し、切込みを入れる
柚子胡椒ダレを作る

2.焼く
フライパンにオリーブオイルをひき、1の肉を皮目から入れてこんがりと焼けるまで5~6分焼く。皮がきつね色になったらひっくり返し、蓋をして3~4分焼く。火が通ったらたれを入れ、煮絡める。


皮目から焼く
ひっくり返す
たれをかける
煮絡める


裏返しする

3.盛り付ける
皮目を上に肉を置き、付け合わせを添え、たれを全体にかけて出来上がり。

完成!

■こんにちは料理酒を使うポイント
・鶏肉の臭みを取り除き、風味を高めます。
・表面に照りを加え、肉をしっとりと仕上げます。

こんにちは料理酒

いいなと思ったら応援しよう!