とあるVTuberに勝ちたくてGGSTを1ヶ月毎日プレイした話
2023年6月下旬、VTuberになる前から遊んでもらっている赤雪すずみさんに「ギルティギア ストライヴ(以下、GGST)」で勝ちたいと思ったことから始まる話です。
1.Xboxコントローラーで弾幕シューティングをプレイしていて
XSSで昔購入した「ぐわんげ」をプレイしていました。スティック操作ではなく、いわゆる十字キーで操作していたのですが、操作感がめちゃくちゃいいことに気づきました。指先で押すのではなく、左手のみコントローラーを深めに持ち、親指の先が十字キーから少しはみ出すぐらいに持つと細かい操作もかなりしやすいし、精度も高い。
「このコントローラーでこの持ち方したら格ゲーいけるのでは?」と急に閃きました。「Brook Wingman XE2」を使ってPS4につなぎ、「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション」(以下、アニコレ)をプレイしたところ、コマンド入力がかなり安定。同じ方向に素早く二回入れてのダッシュも安定。
これなら格ゲーがそこそこ遊べると確信しました。どうせやるならやるタイトルと倒したいと思える相手がほしいと思いました。今までも格ゲーをなんとなくプレイしたことはあるのですが、ただやるだけでは全然上手くならない。この時点では「波動コマンドは安定して出せるかな」ぐらいのレベルです。「昇竜コマンド」とか「タイランコマンド」なんかは出せません。
せっかく遊べる環境を整えても、ダラダラ遊んではもったいない。そこでこちらのトキノドロップの縁で親しくしてもらっている赤雪すずみさんに勝つ! という目標にしました。ちなみに赤雪すずみさんはVTuberとしても活動しており、占いと対人ゲームを中心に配信をしています。ストリートファイター6ではルークでマスターランクです。格ゲーの大会に出た経験もある、要するに格ゲーをやってきている人です。
無謀な挑戦だとは思いながらも、目標は高い方が燃える! ということで倒すべきターゲットは決定。プレイするタイトルについてはわざわざゲームを買ってもらうのは申し訳ないので、ゲーパスでも遊べるGGSTにしました。配信にもお邪魔しましたが、GGSTはほとんど触っていないと言っていたのでまあいいかなと思ったのです。
本当は私が人生の中で一番遊んだ「鉄拳」シリーズや「ソウルキャリバー」シリーズにしようかと思ったのですが、赤雪すずみさんはナムコの3D格ゲーの経験がほとんどないと聞いてやめました。ちなみに後から聞いたんですが、赤雪すずみさん、「赤リロ」とか「アクセントコア」を結構遊んでいたそうです。つまりこの時点でシリーズ理解度でもかなり不利。
赤雪すずみさんに「GGSTで勝てるように1ヶ月頑張るんで、対戦よろしくお願いします」と宣戦布告をし、たまたまセールをしていたPS4のGGST アルティメットエディションを6,144円で購入。これまでのシーズンパスに加えてPS4にUSBメモリを指すとサウンドトラックがダウンロードできるセットでした。
2.1ヶ月間、ほぼ毎日GGSTをプレイし始める
PS4へGGSTをインストールをしてから、ゲームができる日は毎日1時間は最低プレイするようにしました。
まずはじめにしたことはキーコンフィグ。Xboxコントローラーで快適に遊ぶため、P,K,S,HS,Dはそのままに、RTにロマンキャンセル、LBにダッシュ、LTにサイクバーストを振りました。フォルトレスディフェンスは攻撃ボタン2つで行うことに。イメージとしては攻撃関係は全部右手、移動とディフェンスは全部左手です。実際に上手い人はどんな感じにしているのかわからないのですが、感覚的に遊べた方がいいだろうと思ってこのようにしました。
その次に使うキャラです。ディジーがラスボスのギルティギアを遊んだことがあり、そのときはミリアを使っていたので、ミリアにしようかと思っていました。しかし、触ったところ過去作のようなスピードはなく、あととにかく柔らかいため、これは勝てないと諦めました。
格ゲーに限らず、重量級のキャラはあまり好きではなく、どちらかといえば、手数が多く、機動力があるキャラが好きなので、チップ、ジオ、ブリジットあたりをさわり、ネットの情報なども踏まえてジオを使うことに。
アークシステムワークスさんの格ゲーはとにかくチュートリアルやシステム解説が丁寧なため、とりあえずチュートリアルを触り、ミッションモードで基本的な操作を学習します。ただ、ミッションの序盤は流石に簡単すぎて飽きたのでアーケードモードをプレイ。
ジオが強いからか、ガチャガチャ技を出しているだけで、ラウンドを落としながらも名残雪を撃破。
意外と動かせてるし、オンライン対戦をしてもそこそこ遊べるのでは? と調子に乗ってオンラインの戦場へ。オンラインのチュートリアルを終え、4Fから遊べることに。一番上が10Fなのでそんなに低くないところからスタートできた! と喜んだのも束の間、4Fで負け越して3Fに落ちます。しかし、3Fではそこそこ勝ててしまうため、また4Fにという状況に。このゲーム、ランクマッチなのに対戦相手を選べることに驚きました。苦手な相手となら戦わないという選択ができてしまうのはどうなのだろう? と少しだけ疑問に思いました。
子どもがしっかり寝ているときはランクマにちょっと潜り、子どもが寝るのが遅く、あまり時間がないときはトレーニングモードでコマンド入力をしたり、CPUレベルを上げて30分間殴り合うなどしていました。
3.赤雪すずみさんとの1回目の対戦とその後
GGST毎日プレイする生活をはじめて2週間目ぐらいに赤雪すずみさんと遊ぶ機会に恵まれました。私はいつものようにジオを使い、赤雪すずみさんはポチョムキン。
結果だけ書けばボロ負けでした。手を抜いてくれているのがわかるのですが、何にもできない。相手が強いということは正直わかっていたのですが、背中はめちゃくちゃ遠かった。
1時間程度遊んでもらい、途中からアドバイスを色々ともらいました。また対戦のリプレイが消えないようにロックをかけました。相手がめちゃくちゃ強いけれども、心が折れたわけではないし、元々そういう挑戦だったのでむしろ燃えました。
対戦が終わってからリプレイを見てみると、非常に無謀な攻撃が多いことがよくわかりました。自分がやりたい攻めをとにかく相手に押しつけている。そんな印象を受けました。そしてディフェンスがボロボロ。ジオのリーチが短いとはいえ、間合いの取り方もよくない。
解像度は高くないのですが、ディフェンスが課題だとわかりました。
時間がないときにやっていたトレーニングモードのCPUとの30分スパーリングはディフェンス意識がなくなるからよくないと思いやめました。体力管理を意識するために、サバイバルモードを始めたのですが、CPU相手に3人しか勝ち抜けず、ディフェンスの下手くそっぷりがよくわかりました。
その後、毎日サバイバルモードをプレイして、なんとか13人抜きができました。その後は毎回10人抜きできていたので、ディフェンスの意識が高まったんだと思います。
その後はランクマを回していたのですが、勝ちきれないシーンが多く、ジオが自分に合っていない気がしてきました。
4.キャラ変更とミッションモードでのシステム理解
ジオの苦手なところはリーチが短すぎる点だったため、そこそこ早くて、そこそこリーチがあるキャラということで、ソル、梅喧を試すことに。カイも性能的に候補にあったのですが、ディジーと結婚しているというのがなんとなく嫌だったので却下です。
ソルは性能は申し分ないのですが、必殺技が多く、できることが多すぎて迷子になる印象。触った感じも梅喧のほうがしっくりきたので持ちキャラを梅喧にすることに。
結果的に梅喧はジオよりもディフェンスが安定し、ランクマを回してみても安定感がありました。サバイバルモードも20人以上勝ち抜けたので、ジオよりも私にとって強いキャラと言えそうです。
ランクマを回してみると、ロマンキャンセルを使ってくる人も出てきたため、システム理解を深めるためにミッションモードを埋めていくことも進めました。5回のうち3回成功で合格とはいえ、難しいものだと15分ぐらい詰まりながらも埋めていきます。
システム理解が深まると、テンションゲージ管理の重要性がよくわかりました。今まで気にしたことはなかったのですが、相手のテンションゲージもしっかりと見て自分の行動を変える必要があると気づきました。
また、ゲームができないときはGGSTのサントラを聴いてモチベーションを高めていました。
赤雪すずみさんと遊べそうな日が決まってからはポチョムキンを操作して、一通りコマンドを覚えました。使っていて楽しいとは思えないのですが、何ができるのか、攻撃のリーチはどんなものなのか、攻撃の発生速度はどんなものなのかを押さえます。
対戦前からポチョムキンのハンマーフォールを当て身技「柊」で潰して度肝をぬいてやろうとニヤニヤしていました。
5.1ヶ月後の2回目の赤雪すずみさんとの対戦
2回目の対戦では前回よりもかなりいい勝負ができました。1時間ぐらい対戦して1,2勝はできたので、自分でもかなりの成長を感じました。しっかりハンマーフォールを柊で潰すことにも成功しました。
「格ゲーを上手くなるには一緒に遊んでくれる相手を見つけるのが一番いい」といった発言を度々耳にしますがその通りだと思いました。
目標となる相手がいることで、その人に勝つためにどうしようという試行錯誤が間違いなくゲームの解像度を上げ、実力アップにつながります。
もし今回、倒したい相手を決めていなかったらランクマで負けまくってGGSTをやめていたと思います。ランクマは都度相手が変わるので自分の成長を感じにくいので、闇落ちしやすいなと感じました。
ストリートファイター6の流行などにより、格ゲーを始めてみようと思っている方、是非一緒に遊べる人を見つけるところからはじめてみてください。
もしそういう思いがあるけど、そういう人が見つからないんです・・・・・・ という人は私か本ブログの管理人である赤雪すずみさんに声をかけて見てください。
一緒に格ゲーを楽しみましょう。
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