【雨奇晴好_vol.13】稲刈りと、あるぷすと、おしゃべりと。
ひょんなことから、つい先週「保護者で稲を刈らないか?」とお話をいただきました。
お話しを聞いたところ、稲を育てたものの、刈り取ることができなくなってしまった諸事情があるとのこと。
大岡は、稲刈りシーズン真っ只中。田んぼを持っているご家庭はご自身の家の稲刈りがあり、残っている保護者は田んぼをやっていない素人ばかり。
「稲刈りはできない」とトーンダウンする場面もありましたが、手塩をかけて育てた稲を枯らしてしまうのもどうなのかと、色んな方々が話し合い、巡り巡って保護者でやることになりました。
事前準備から右往左往。
地域の方の強力なご協力を得て、なんとか稲刈りを行いました。
相次ぐ台風の影響もあり、土がぬかるんでいたりと、一筋縄ではいかない稲刈りでした。
それでも、当日は晴天の稲刈り日和!
目線をあげれば、遠くにアルプスの山並みを見ることができ、せっせと働く中での癒しでした。
お昼は親子でピクニック。
他愛ない雑談をする時間って貴重だなぁと思える時間でした。
子ども達は不思議なルールのしりとりをやりながら過ごし、大人達は大きなハテナも頭の中に描きながら、子ども達の想像力と年齢差故のハンデと思いやりに笑いながら見守っていました。
日もすっかり暮れ闇が広がり始める時間にようやく完了。
一日、子どもも大人もよく頑張りました。
そして、ご協力くださった、大岡在住のご夫妻には頭も上がらない程、本当にたくさん助けられました。
子ども達もご夫妻から多くの農耕文化の知恵を学びました。
稲刈りの時には、という郷土料理まで差し入れくださり、稲刈りだけでなく、食やおやつにも話題が尽きない時間でした。
10月は脱穀。
お日様にしっかりあたって甘みがのることを楽しみしています。
うまくいけば、いずれ販売することも予定しています。
収益は子ども達の学校での活動資金に充当する予定です。