ネイチャーデイ
5月連休前。
大岡中学校では、中1,2年生と先生方が地域の方の案内で、大岡地区を散策する2日間がありました。
先生も生徒も初めて。その日の先生は地域の方です。
ネイチャーデイ1日目
門の前で挨拶し、いざ出発!
学校の裏側から意気揚々と山道をあがっていきます。
途中、道端に生えている野草を教えていただきながら、散策を続けます。
生徒達の手には、山菜など摘んだものがたっぷり。
途中、お寺にも立ち寄り、歴史にも文化にも触れます。
たっぷり歩いたところで、湧き水で喉を潤します。
集落に住む方々の生活と農業を支える湧き水。山の恵みです。
地域の方によると、今年はどうも湧き水が少なめのようです。
喉が潤ったところで、次の目的地を目指して更に歩きます。
湧き水の裏手にお社があり、その奥に水源に沿って歩くことができます。
しばらく行くと着きました。道祖神。
長野オリンピックの開会式に出たことで一躍有名になった道祖神が、毎年お面を変えて地域の方に見守られながら鎮座しています。
このお面の藁を編むのにも後継者の課題があるようです。
そんな道祖神様が鎮座する脇に旧道があり、今もインフラの保全のために歩くことができるようです。ずっと歩くと山向こうの集落に続ているとお伺いしましたが、先が見えないので、途中までいき山並みの絶景を見て戻ってきました。
ネイチャーデイ1日目の散策はここまで。
ネイチャーデイ2日目
1日目の散策で摘んできた山菜を、それぞれ班に分かれて調理しお昼にいただきます。おやき班にご一緒しました。
おやきは地域の大ベテランのお母さんから作り方を学びます。
先生も生徒達もおやき包むのに楽しそう。
「あれー!できなーーい!」という声もありつつ、そんな時はお母さん登場。直ぐに直してくれます。
「魔法みたい!」「なんで丸くなるの!」と驚きつつも、何度も挑戦し、どこまでも楽しそう。こういう時間って大事ですよね。先生もやってみる側。生徒と先生の目線が同じって、そういう時間も素敵なだなと思います。
もちろん、味見だって忘れません。
小学生達も香りに釣られてやってきました。
「何やってるの~」見計らったかのように、おやきができあがったタイミング。もちろん、味見します。給食食べられるかなーと言いながらも嬉しそう。
脇では校長先生がせっせと山菜の天ぷら揚げてます。
こんな校長はレアですね。多すぎて、終わらない・・・。
外では、カレーと豚汁づくりが着手進行していました。
かまどから自分達でつくり、枝も拾ってきました。
風が強く、火起こしには苦労したみたいですが、無事、カレーも豚汁もできあがっていました。
自分達で栽培したしいたけを焼くことも忘れません。
最高の天気の中、お昼の準備が着々進みます。
2日間かけて準備した食材に、自分達で調理したご飯。格別のお昼になったことだと思います。
先生が子ども達にマシュマロを2袋も準備してくれていました。子ども達はしっかり自分達の胃袋に収めてました。誰か一人でも先生に、どうぞって言ってほしかったなというのは保護者目線でしょうか。
奥までアルプスが見渡せる天気に恵まれた2日間でした。
連休前の2日間かけて、先生と生徒が共に地域の方から学ぶ企画でした。
同じ方向を向いて学ぶって、好奇心を共有することができ、疑問も共有することができ、学びが深まっていくなと感じました。
心が満足する2日間に保護者として参加できたことに感謝し嬉しく思いました。
先生方、ありがとうございました。
そして、地域の皆さまも新しい発見の連続を提供くださりありがとうございました。
大岡中学校のHPからの当日の様子を掲載しています。
長野市大岡中学校HP(学校だより)
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