大人になると漫画・アニメ・ゲームが楽しめなくなる理由
こんにちは、おーじです。
よく巷で「大人になって楽しめなくなった物」の中に漫画やアニメ、ゲームなどが挙げられますよね。
今回はその理由について解説します。
○結論
視点(フィルター)が変わるから
○子どもの視点と大人の視点の違い
・子どもの視点
子どもの頃の漫画やアニメはどのようなものでしたか? 本屋さんで買ってもらった本を握り締めて帰路につきましたよね。好きなアニメの時間が近づくと、テレビの前でスタンバイしていましたよね。欲しかったゲームを買ってもらうと、説明書をずっと読んでいました。
「ワクワク」「楽しみ」「ドキドキ」こんな感情ばかりが頭の中を占領しましたよね!
・大人の視点
大人になってからはどうでしょうか? 収入があるので、それらを入手する難易度は下がりましたね。簡単に手に入ります。
今までたくさん漫画やアニメを観てきました。ゲームもたくさんしました。当時感じていた胸の高揚はどこへ行ってしまったのでしょうか?
大人になると「期待」「興味」「流行り」このような動機で漫画やアニメ、ゲームを体験してしまうのです。
○具体例
私の友人は漫画やアニメ、ゲームがとても好きです。その友人と私は保育園からの付き合いです。彼には兄がいたので、自然とそのような娯楽に触れる機会は幼い頃から多くありました。
そんな彼と私は20代前半までずっと一緒にゲームをしていました。ある時から彼はゲームにすぐに飽きるようになったのです。
そして、口癖のように過去に経験したものから共通項を探し、比較するようなことを言い始めました。
アニメや漫画に対しても同様です。
私も同じように感じていれば「大人になったから、つまらなくなったんだ」「卒業だね」となって終わったのですが、私は今も昔もずっと好きなんです。
そこで彼と私の相違点を考えてみると答えが見つかりました。
彼は「さーて、どれくらい私を楽しませてくれるかな?」という視点で見ていました。その結果、「グラフィックは過去作よりも良いけど、操作性が悪いな」と評価していたのです。
つまり、過去に体験した物事を判断基準にして、新作を評価しているということです。
それに対して私はというと、「友人とゲームできるの楽しみ!」という視点でしか見ていませんでした。
そうなると「このモード一緒にやったら楽しいな!」「協力モードもあるんだ!」とドンドン楽しく感じることが増えていきました。
つまり、楽しいこと前提で、どんなことが楽しいかを常に探していたのです。
○まとめ
「大人になると漫画・アニメ・ゲームが楽しめなくなる」は正確ではなく、「どのような視点(フィルター)で物事を見るかによって楽しめるかどうかは変化する」です。
これって「引き寄せの法則」と同じだと私は思います。
初めから「(今までの作品よりも)楽しませてくれるかな?」という視点で物事を見ると、今までの作品の面白さを引き寄せるでしょう。
しかし、楽しめることを探そうとすると、ドンドン新しい楽しめることが見つかるのです。
○漫画やアニメ、ゲームに限らない
これまで述べてきたことは、漫画やアニメ、ゲームに限ったものではありません。
例えば、仕事で部署移動した時や育休明けで復帰した時、同僚や新人に対してどちらの視点(フィルター)を採用するかで状況は変わってくるでしょう。
同僚に対して「さーて、あなたはどれくらいの仕事ができるのかな?」と見てしまうと「前の部署の人よりも7割くらいしか業務量こなせてないな」と比べてしまいます。
さらに上司に対しても「前の部署の上司はこんな感じだったけど、あなたはどれくらいかな?」と見てしまうと「この人、部下の話もまともに聞けないんだね」と評価してしまいます。
このような悪い視点(フィルター)で見てしまうと、徐々に同僚や上司への不満が大きくなり「自分ばかりが動かされている」「周りの人間は何もしてくれない」となります。
これは憶測ですが、仕事で同僚に対して不満を言っている人の原因はコレだと思います。当人に直接言っても「そんなこと考えたことない」と言うでしょうが、潜在意識で無自覚のうちに考えてしまっているのでしょう(日本では昔から競争させられますからね)。
その証拠に、同僚の愚痴や不満言わない人は、他人の良いところを褒めるのが上手なので、多く人に支持されるほど人気がありますよね。
○友人の後日談
ゲームを楽しめなくなった友人は、最近結婚しました。結婚を機に身に纏うオーラが穏やかになったのをひしひしと感じています(オーラとか見えませんが笑)。
そんな友人は最近ゲームをしています。しかも、もうやらなくなったゲームです。
奥様と一緒にするゲームはとても楽しいのだとか……。 ほらね。