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データに強くなるには?
ある日、塾からのプリントを見て、ハッとさせられました。
算数の本当の学力は、単なる公式の暗記によって身につくものではなく、自分で悩みながら一つひとつ納得していくことによって得られるものです。
算数も数学も苦手だった私が、「なんでデータが得意と言われるようになったんだろう?」と今まで理由がわからなかったのですが、そのヒントがここにあるように感じました。
データを丁寧に一つひとつ見て、悩みながら納得できる答えを見つけていく。その積み重ねで、データに強くなることができる。
このことに、冒頭の言葉を通して気づくとともに、今までの経験を振り返ってみても、たしかにそうだったなぁ、と腹落ちできました。
加えて、知ってるか知らないかによらず、「考える前提で問題に取り組む」「試行錯誤し続ける」というのも重要なようです。
数学が伸びない人は、知らない問題を見た瞬間、考えるのをやめてしまいます。
— 鈴木伸介@数学アカデミ (@suzzukes) September 24, 2022
彼らにとって数学は、知っているか知っていないかがすべてです。
数学が得意な人は、考える前提で問題を読みます。そして答えまでの道筋をその場で考えます。
定理や解法はあくまでツールです。万能ではないと知っています
数学ができる人はセンスとかひらめきが優れている、と思われているかもしれない。
— 鈴木伸介@数学アカデミ (@suzzukes) October 3, 2022
もちろん中にはそんな才能を持った人もいるが、それはごく一部だ。
むしろ数学ができる人は、試行錯誤の力が優れている。
まずトライして、間違っていれば修正する。
これを純粋にできる人が数学の力を伸ばしていく。
実際、先日参加した、VizつくりまShow予選でも、決勝戦参加者はみなさん共通して「すぐには分からなかったけど、試行錯誤した」とおっしゃっていました。問題作成者のさかぴーさんも唸るような、想定外の解き方をされた方もいて、正しい答えを引き寄せるには、知らないから諦めるのではなく、まずは"解けると信じて考え抜き、試行錯誤し続ける”姿勢が大事だということを、彼らの背中から学ばせていただきました。
#VizつくりまShow おつかれさまでした!解けない問題もあるかなーと思っていたのですが、GiveUp問題ゼロで、みごと通過されたみなさまおめでとうございます!私も想定外の回答方法に私もたくさん学ばせていただきました!決勝戦ももりあがっていきましょう! https://t.co/JAtwm2JAmj
— さかぴー(Yuta Sakai) (@unbosoms) October 3, 2022
※ちなみに余談ですが、VizつくりまShowの決勝戦は、10/28(金) 16:10 - 17:40に行われます。データに強い大人達が優勝目指して本気で戦う姿、刺激になると思いますので、ご興味ある方は是非ご参加ください!!
申込はコチラ→日本全国のTableauユーザー集まれ!みんなで創り上げるNext Stage【ハイブリッド開催】 #JTUG 2022年総会 物理・オンライン会場選択可能!|IT勉強会・イベントならTECH PLAY[テックプレイ]
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幸いなことに、私と違って、子ども達は、算数が大好きで、得意科目。特に息子に至っては、人に答えを聞くのが大嫌いで、とにかく自力で解けるまで粘り強く問題に取り組み、自分が納得するまで、答えの導き方を悩み続けられる根性もあります。
このまま、算数が好き!という力を武器に、子ども達が、データ活用や分析の得意な大人に育ってくれたらいいな。