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私の旅はどこまでつづくことか・・・

※枯葉  ヘルマン・ヘッセ
私の前を
風に吹かれて行く枯葉
さすらいも 若さも 愛も
その時があり 終わりがある

あの葉は 風のまにまに
あてもなくさまよい
あげくの果ては 森か溝の中にとまる・・・
私の旅は どこまでつづくことか

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近くの公園を歩いた。
石畳の小道には、落ち葉がセピア色になって重なっていた。
彼岸花も咲いている。
秋が来たのだ。

池のほとりのベンチに、老夫婦が座っていた。
よく見ると、知り合いの夫婦だった。
ご主人が転んで歩けなくなったと聞いていた。

「こんにちは、よく来るのですか」
「ああ、少しは歩けるようになったので、ボツボツ歩いているんですよ。でも、杖は二本必要ですがね」
ベンチに脇に立てかけてあった杖は一本だったので、
「二本?一本しかないですよ」
「いや、もう一本はボウですよ」
「棒・・・?」
「棒はボウでも、女房ですよ。ハハハ・・・」

ダジャレが言える位なら、まだまだ元気だ。
ドングリが落ちたのか、ドボンと水音がした。
池の水面に小さな輪が広がった。

内牧公園210913

ワルナスビ(悪茄子)

⇑ワルナスビ(悪茄子)の花
路傍に名も知らぬ小さな白い花を見つけた。
スマホで写真を撮り、名前を検索すると「ワルナスビ」と出てきた。
こんなにかわいい花なのになぜ「悪茄子」?
注釈を読むと「繁殖力が強く、トゲがあって始末に困る雑草のナスという意味」だそうだ。