戦国時代の鐘の音が聞こえる鐘撞堂山(かねつきどうやま)
頃は戦国、所は武蔵、荒川に沿った秩父山地に鉢形城があった。
時の支配者小田原北条氏が侵略者の見張り場として、この山の頂に鐘を設置し危急時に鐘を鳴らしたという。
しかし、鐘の音もむなしく、豊臣秀吉の小田原城征伐の折、前田利家や真田昌幸らにより滅ぼされた。
その時代のものではないと思うが、かわいらしい鐘がポツンと立っている。
鐘をつくと、敗残武者のうめき声のような響きがした。
山頂からは関東平野が一望に見渡され、遠くスカイツリーもぼんやりと見える。
筑波山も遥か向こうにその双耳峰をかすませている。
蝋梅も咲き始めて、春はもうすぐだ。
しかし、尾根を走る風は冷たい。
「ぎよ~んん~~」
まさか、熊が出るとはね…。くまったもんだ。
鐘撞堂山からの展望。中央にうっすらと筑波山。
蝋梅も咲き始めた。
鐘撞堂山登山口近くに池がある。
名は「大正池」・・・・ムッ?ならば上流に河童橋?
歳のせいか、頭脳が混乱する。