70歳太田和彦ーあたたかい湯豆腐になる

出汁をぞんぶん吸い込み、味深い人間に
なるのは、ひとつの、男の理想。
太田和彦は、実体験と思いを著書に残す。

[70歳、これからは湯豆腐]
太田和彦著、p83,

酒は自分の悩みを引き受け、
多くの人と交じらわせ、、
、、、、
まったくの至言であり、涙湯
なくして読むことはできない

これを可能にしたのは、昭和の貧しさがあったからだ。
金がないのを知っていた多く
先輩がごちそうをしてくれた
からだ。

自前で飲める今の若者には、
味わえない楽天であろう。

なお、
さしつさされつは、酒だけではないのだ。
居酒屋での先輩から後輩への話は、
ときにこころの交流、ぬくもりであり、
知恵の伝達式であるのだ。

スマホで伝わるのは電子系やことば映像だけ。
おおもとの陽子系を、どう身につけるのか、
電子と陽子はセットなのだ。
はやく気づいて、バランスのよい社会人に
なってほしいものである。

by  おおはらまこと。