宇宙意識・老子2

知性を超えた宇宙意識


師: 「天地の働きを知っている人は、先を争ったりしない。一番後ろについていれば、そこがいつしか先頭になる事を知っているのだ。肉体は自分の物ではないと知っているから、かえって大切に扱うんだ。わがままな気持ちで自分を扱ったりしないから、自分というものが十分に生きるんだ。

私: 私はかつて、知性に頼って、努力を通り越して執着の生き方をしていました。変化と共に、衰えていくものに執着していながら気づかずにいるのは、余裕のない努力と執着心のなす業です。
 タオは小さな知識や字がにとらわれず、知性を超えて柔軟に対応していく生き方ですね。
 ときには、知性ではマイナスにしか見えない選択も、その変化の先を感じて行うようになりました。
 注意していれば、宇宙意識は変化の先を教えてくれることが分かりました。

宇宙意識を感じる


師: そうだ。タオは感じるものだ。強くつながることが大切で、そこは知性を超えた宇宙意識の世界だ。そこを変えようと考えても膨大なエネルギーの前にはなんの力にもならない。
 流れを感じ取って、慎重に従っていくしかない。
 そうすれば、君の何倍もの力が、君と共に新しい変化を作り上げるだろう。

私: 私はそういう意味ではタオの世界にいたようですが、知的学問に追われる中学生の頃から、知性だけの世界を生きるようになりました。
 最近、再びタオの世界にもどったので、その違いをはっきりと感じています。
 タオの世界は、自分に必要なものが沸き起こってきて、最小の努力で最大の結果が生まれます。
 一人の努力が多くの人につながり、それらの人々の努力に支えられます。
 知性に頼る努力が、砂上の楼閣のように崩れ去る経験を繰り返してきた私にとって、今は、全く別世界にいます。

師: 右に振れた振り子が振り切れた時、今度は左に振れる。それが分かれば、これからはタオの豊かな世界で暮らせる。
 深い、強い意識で、水の様にこの世界に染み渡りなさい。

『エネルギー体操』で宇宙意識につながる

私: 『エネルギー体操』で、宇宙意識につながった時から、タオの世界で毎日毎日充実しています。


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