たっちゃん

サラッと農大生のゆるふわな小説のようなものを時間がある時にゆるっと見てくださると嬉しいです

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笑顔

一日の半分を過ごす教室は賑やかで、それでいて冷酷で、腹筋がはち切れるほど笑ってるやつも、泣きすぎたのかもう涙の枯れた顔をしてる奴もいる 僕らの学校にとって学力とは存在意義そのもので、高ければ高いほどカーストとしてはトップに、その逆も然り。僕は別にその制度に納得しているし、なんならその制度に納得した人だけがこの学校に入学しているのだろう。 部活や課外活動は、成績によりその学力に上乗せされて行く制度だ。生憎、陸杜のやつは頭が悪い。まあ、悪いと言っても普通校なら学年トップは手堅

    • 始まりはいつも突然で

      毎日の通学路、揺れる並木道に広がる落葉、行き交うサラリーマンの顔は死んでいて、カップルは幸せ満開で登校。校舎に入ればあぁ。今日も後ろから騒がしい声がする 「ひーーーろーーちゃーーーーん」 振り返れば如何にもスポーツが似合う子犬系男子かつ同じクラス隣の席の陸杜(りくと)。っという間に抱きつかれた 「やめろ離れろって笑分かったって笑おはよおはよ」 陸杜とは入学式に話しかけて以降ずっと一緒。勝手にひろちゃんって呼んでくるから、りっくんって呼ぶ。って決めたのに大体いつも陸杜っ

      • リアル

        幸い僕は何かに恵まれたもので逃げ場はいくらでもあった。何より友達と言える存在は人並みには居たし、彼女だって居る。もちろん僕の「友達」にも友達は居るわけでなんだかんだ言って交流は多い部類に入るその中でも特に仲の良い人、つまり俗に言う"親友"という存在の大きさに僕は助けられていることに気づく。 中学までは児童館からの付き合いでいわゆる幼なじみしか居ないクラスですごし高校はクラス替えのない農業高校に入学しクラスの仲は他とは比べることの出来ない仲の良さ、大学入学後は農業高校出身の人

        • 苦笑い

          人によってそれぞれ夢や憧れがある。もちろん僕にだってある。その夢を叶えられるのは本のひと握りの少数とはよく言ったもので全くその通りだと思う その少数になるために、ある人は努力し、ある人は妬み、ある人は破産し、ある人は亡くなるというのも垣間見れるそれが日本。僕達にとって夢や憧れを追い続けることは幸せなのか僕にはまだ分からない 僕の夢はカフェを開くこと、もちろん出店する地域の人に気に入られ、憩いの場になるカフェを作りたい。憧れは、ひとつ上の高校の先輩だ。農業高校出身だからこそ

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        • 僕の高校生活
          1本
        • 僕のもの
          3本

        記事

          僕のこと。そう、そして僕のこと。

          人は間違いを繰り返すものだと思う。大きな括りで人と言ってしまったがそれでは言葉足らずなのかもしれない。付け足すとするならば、そう。僕という人は間違いを繰り返すものだ それ自体が間違いだと気づくのは間違いをしてからで、事前にわかる方が少ないと思う。 「おっちょこちょい」そんな言葉で片付けられるのなら可愛げもあるというものだ。 ただ、これから僕が綴ろうとしていることは間違いなのかまだ分からない。それは綴りながら考え気づいて行こうと思う そんなこんなで前置きが長くなったものの

          僕のこと。そう、そして僕のこと。