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OoA 憤怒のうねりに身を投ず

杉田水脈という自民党のネトウヨ議員が「LGBTには生産性が無いから支援は必要ない」と新潮45 http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/ のコラムに記述していたことを受けて7/27に自民党本部前で大規模な抗議が行われるというので行くことにした。そこで感じたものは「憤怒と切実さ」であり、LGBT当事者も多数参加していた、ネットでご覧のような「自分の頭の中」でしか考えていないコメントが見られるがそのような事は無い

単純に言えば「杉田議員が言う生産性」とはであり私人ならともかく国会議員のバッチつけてる公人が「こいつらは生産性が無い」という減らず口が通じる訳が無い

「生産性が無いから支援は要らない」という暴論はむしろ身障者に向けられた銃口でもある、7/26はあの「相模原市やまゆり園殺傷事件」があった日だこの事件は明確に重度身障者に対するヘイトクライム事件であるとみているこうした事件と今回の「杉田議員のコラム」は決して無関係ではない。

「生産性がないから支援は要らない」思想はそのまま「ナチス」の優性思想に繋がる話である、我々もLGBT当事者もこうした「優性思想」が社会に国家に蔓延することに恐怖している、「(今回の行動を通して)一緒にされたくない」と言おうとこの日本ではこうした思想が蔓延しない保証はないのだ、刮目せよ愚か者ども!

OoAでは設立当初から「LGBT当事者」との連帯を表明してきた側でありこれまでも様々な行動に歩を同じくしてきた、今回は自分たちも感じる「憤怒」を胸に参加した、そして感じてきたのは「憤怒の熱と不安を怒りに」という切実さである、一部のネットで散文される中傷通りではない、「LGBTがサヨクに乗っ取られる」? だったらお前はLGBT当事者や他の被差別マイノリティに不安のない社会を提供できたのか??

「マイノリティなら社会の役に立てるよう特に務める努力が必要」という奴らは糾弾すべきレイシスト側であるとOoAは常にツイッター等で発信している、差別は「○○人を殺せ、叩き出せ」という直接的なヘイトスピーチからこのように巧妙で口当たりの良い言葉で包んだものになっていくであろう

しかし、こうした巧妙で卑怯な形になっていこうと我々は常に「差別はなくすべき行為」と捉え連帯し糾弾する姿勢を改めることは無いだろう 社会やマジョリティと称される側が差別の撤廃に向けて努力すべきである これからの社会に必要な事はこうしたことではないだろうか?


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