【大きな独り言2025】8つ目の大きな独り言|『フジテレビの社長のメールに思う事』
再び、中居正広氏の事件についてですが。
この事件にフジテレビ社員が関与していると報じられており、それについて、フジテレビ社長が社内に向けてメールで言及したことが、報道されました。
事件については、私は事実を知らないので言及しませんが、このメールの内容から思う事があったので、独り言を言っていきたいと思います。
まず、フジテレビ社長の言葉から、私は『ツッパリ・マインド』みたいなものを読み取りました。
※「ツッパリって何?」と思われた方は、ネット等で調べてみてください。
フジテレビ社長のメールのどの部分から、それを読み取ったかと言うと。
※【 】内は、報道されていたメール文章からの抜粋
【一方で、私自身としましても、職務に誠実に対応していた人が悪く書かれることは本当に残念です。フジテレビは社員を守る温かい会社でありたい。社長として全力で皆さんを守ります。】
この部分です。
この部分から私が受けた印象は、『守るのは、自分に都合の良い一部の社員だけである』ということです。
この部分が示しているのは、中居正広氏の事件に関与したとされている社員についてのことだと私には考えられました。
そこで、「被害者のことはどうした?」と思いました。
「皆さんを守る」と言いながら、暗に『俺と親しい奴は守る』と宣言しているように、私には感じられました。
昔むかしの『ツッパリ』や『族(暴走族)』は、仲間意識が強い印象があります。
「仲間がやられたから、隣の学校に乗り込んで仕返しをする」等。
自分にとっての仲間、或いは、自分自身のメンツを保つために、周囲の迷惑(学校に乗り込む時点で、無関係の生徒や教師が巻き込まれるわけですから・・・)を考えずに、行動していたわけです。
即ち、自分と仲間以外は、どうでもいい存在であったり、自分と仲間以外の人のことにまで知恵が至らなかったのだと思います。
なんか、そういった『ツッパリ』などの考え方が想像されてしまいました。
何故私が、こういった言葉から『ツッパリ』を連想するのかと言うと、過去の職場の上司の言動からです。
その上司は、会社の正式な場での自己紹介の時に、自らの高校生の時の写真を見せました。
そこに写っている3人の高校生は、『ツッパリ』時代の高校生の姿であり、その端っこに、その上司の面影のある高校生の姿がありました。
その場に居た社員は、全員が黙り込み、漫画の一コマのように会議室が『し~んっ』となっていました。そして、その空気に耐えられなかったようで、その上司は「そういう時代だったんですよ」と言いました。
私は内心、「時代のせいではないだろ」と思いました。
そもそも、その時代の全ての高校生がツッパリだったわけではありません。ツッパリを気取っていたのは一部の子供です。寧ろ少数派です。それなのに、自分がツッパリであったことを時代のせいだけにするのは如何なものかと思いました。寧ろ、意志が弱く、時代や流行りなど、周囲に影響されやすい人物なのかと思いました。経営者側の人間としての資質はどうなのか?と思いました。
それに、私の世代の関係もあるのかもしれませんが、ツッパリだった過去は恥ずかしいものだと思います。ましてや本社の管理職である人物でしたので、ツッパリだったとしても、言わないというよりも、言えないのが常識的なのではないかと思います。
しかしながら、レベルの高い会社ではなかったので、この上司の意図としては暗に『自分に逆らうと痛い目にあわせる』という威嚇だったのかもしれないなとも思いました。
とはいえ、勝手な想像で相手を過小評価するのも如何なものかと考え、そこで私は真意を確認してみたくて、敢えて、この上司に直接的にメールで相談をしてみました。
この会社は、過去に問題を起した社員を解雇せずに社内で異動させて済ませていた事がありました。そして、その問題を起した社員に、当時私は迷惑を被っていたのです。それについて私が「被害を受けています」と報告したら、この上司は、どうするだろうか?と考えました。
正しく管理職として仕事が出来る人であれば、私の相談を基に、調査を行い、問題の社員をいよいよ処分すると思いました。
そして、正しくない管理職だった場合は、何も対応をしないだろうと予想しました。
結果は、私の予想よりも遥かに悪いもので、まず、私のメールに対して返信はありませんでした。しかしながら、それは本社の管理職で忙しい立場だから仕方ない事として理解することにしました。
又、私がメールの中で信頼して相談している人物の名前をあげていたところ、その人物をその上司自らの手元に異動させて、上司自身に有利になる方法を取りました。しかしながら、それによって実際に問題が発生している現場の状況を悪化させました。問題のある社員は、そのまま残っていました。
私は結果として、その上司に対して『ツッパリでも下っ端のツッパリ』で、問題可決能力が低い人物なのだと判断しました。又、その問題のある社員を解雇せずに異動させたのは、この上司なのだなと思いました。
その後、社内でその上司に会った際に、私は挨拶をしていましたが、無視をされていました。会社の方針とは真逆な行為を本社の管理職がし続けていて、ウンザリしました。
その他にも、社内には明かにオカシナ状況がありましたが、ツッパリ・マインドが横行しているのだと理解したら、なるほどなと理解することが出来ました。
そういった経験から、私は、この文面から『ツッパリ・マインド』を読み取ったのでした。
又、フジテレビ社長のメールに戻りますが。
【出演者や取材先、取引先等との関係性のあり方については改めて誠実に向き合い、健全な関係を構築していきます。】
この部分では、アナウンサー達に課してきた性接待を社長は認識しているのだなとも思いました。
中居正広氏自身も、(性的な問題かどうかは、私は知りませんが)何かしらのトラブルがあった事は事実として認めています。又、元フジテレビアナウンサーの方が、過去にフジテレビの女性アナウンサーが、そういった扱われ方をしていたこと、又、男性である自身も、そういった扱われ方をしたことを告白しています。
これらの情報があった後で、この社長の言葉を知ると、社長は健全ではない接待が行われている事を知っていたのだと思わずにはいられません。
話が変わって、私の思うフジテレビについての独り言になりますが。
私は、小学校低学年の頃にフジテレビの『オレたちひょうきん族』を見ていました。
この『オレたちひょうきん族』の裏番組が、TBSの『8時だョ!全員集合』だったわけですが。
この時代、一般的に多くの子供たちは『全員集合』を見ていましたが、私は父と一緒に台所のテレビで『ひょうきん族』を見ていました。母と他の兄弟が居間のテレビで『全員集合』を見ていたのにです。
当時の幼い私は上手に説明できなかったと思いますが、今思えば、私はドリフターズのコントの中で、(主に)いかりや長介さんを加藤茶さんや志村けんさんが攻撃する事が嫌だったのだと思います。多くの人達は、下っ端の人間が、上の人間をやっつける事を面白がって見ていたのだと思いますが、幼い頃の私は、誰であろうが虐めたり虐められたりするのが嫌だったのだと思います。又、ドリフターズのコントの中には『お色気』や『エロ』が含まれており、それも嫌いだったように思います。
何故『エロ』が嫌いなのか?当時は幼過ぎて自分でも理解していなかったと思いますが、潜在的に『男尊女卑』や『人権侵害』を読み取っていたのだと思います。
なので、フジテレビでやっていた『ドリフ大爆笑』や『志村けんのバカ殿様』も『お色気』や『エロ』が含まれていた為、あまり好きではありませんでした。
話を『オレたちひょうきん族』に戻しますが、『ひょうきん族』は『全員集合』のような『お色気』や『エロ』が無かった(少なかった)ように記憶しています。大人が真面目にふざけている番組だったように思います。大人が子供みたいにふざけるというか。今思えば、頭の良い学校の文化祭みたいな番組だったように思います。大人向けの番組ではありましたが、子供も安心して楽しめる番組だったように思います。
その後、『夕焼けニャンニャン』が夕方の時間帯に小学校から帰るとテレビでやっていたのですが。当時は、私が子供すぎて『エロ』についての知識が全くなかったので分かっていませんでしたが、今思えば、ろくでもない番組だったと思います。深夜帯の内容の番組だったように思います。
とんねるずが、観客に体当たりをしたりして暴れたり、下ネタも酷いものだったように思います。ウィキペディアで番組について調べたところ、その当時の記憶がよみがえり、「ああ、たしかに、こんなコーナーやってた」と思い出しましたが、本当に酷いものでした。
当時の私は小学生だったので分かるわけはないのですが、大人になって思うのは、頭の悪い高校生男子のバカ騒ぎのような番組だったと思います。
IQについての山型のグラフを頭に思い浮かべると、IQの上位の人達よりも、それ以下の人の数の方が遥かに多いのですから、そういった内容の番組の方が視聴率が取れるのだということも理解できます。又、現代と違って、当時は身近な娯楽がテレビという人が多い時代でもあったので。
これは、昨今やたらと目につく政治家の手法と同じなのだと思います。政治(選挙)に関していえば、彼らだけのSNSを見て信じ込んで満足するのではなく、他の政治家の情報も知った上で判断すべきだと思いますし、上っ面の言葉だけで騙されるべきではないと思います。政経塾や大学で政治を学んでいるのか?政治家の秘書などをして政治を学んでいるのか?思い付きで選挙に出馬したり、思い付き程度の政策を謳っている市民レベルの人ではないか等、考えてから投票しないといけないなと思っています。
「あれ?この人、いったいどんな国にしたいんだろう?」、「この人が言っている事は現実的なのだろうか?」等、疑問に思いながら政治家の意見は聴いた方が良いと思います。もしも具体的な内容が無い話なのであれば、多くの人を心理的誘導して当選して議員になった先に、その政治家が何をするのかを想像するべきなのだと思います。他の政治家と協力をせずに、ただ他の政治家の揚げ足をとって目立つだけで、国の仕組みを混乱させるような人物だった場合に、余計に無駄な時間とその分の税金が発生するのですから。
また、『夕焼け-』と同様に『とんねるずのみなさんのおかげです』にみられましたが、卑猥な言葉を女性タレント等に言わせるなど、酷いものだったと記憶しています。エロ本などを読んでいる人だけが知る共通言語みたいなものなのでしょうか。健全に生活している女性や子供には分からない言葉をその人が『知らない』という事を利用して発言させて面白がるという、卑劣なセクハラだったと思います。それを多くの人が見るテレビ番組で行っていたわけですから、とんねるずだけではなく、制作に携わるスタッフの人格もどうなのかと思います。
因みに、私が通っていた中学では、とんねるずのギャグの行為が物理的に危険であるということで、真似をしないようにと禁止令が出ていました。
又、フジテレビのオカシナトコロは、他にも感じられていて。
長野智子アナウンサーがメインで放送していた朝のニュース番組で、長野智子アナウンサーと川端健嗣アナウンサーが、テーマソングを歌いCD(レコードかもしれない)を出していました。
当時、私は子供ながらに、「なんでアナウンサーが、歌を唄うのか?」と疑問に思っていました。
この頃から、フジテレビを中心に、アナウンサーのアイドル化が始まったように思います。
なので、昨年に話題になっていたフジテレビの上垣皓太郎アナウンサーの登場は、実力派の復活のようで頼もしく思います。
元フジテレビアナウンサーOBの方の告白から思うと、アイドル扱いの裏で、悲しい思いをしていたアナウンサー達が沢山いたことは心が痛みます。
1980年代の大学進学率は、25%前後であり、当時のアナウンサーの多くはインテリであったと思われます。精神的にも大人であったのではないでしょうか。そして、アナウンサーの志望動機も志が高かったのだと思います。しかしながら、入社したテレビ局での扱いは、想像したものとは異なり、嫌なもの(嫌悪するもの)だったのではないかと思うと、当時の若かったアナウンサー達が気の毒でなりません。そして、勿体ないと思うのです。正しくアナウンサーとして育てられていたら、日本社会的にも現代の社会が善いものになっていたのではないかと考えてしまいます。
年長者たちが、若い人の成長の芽を摘んでいたのではないかと考えてしまうのです。
これらの私が小中学生だった頃の劣悪な時代のまま、テレビ業界や芸能界が活動をし続けているのだと思います。
しかしながら、その頃の番組制作を行ってきた世代よりも下の世代が善い方向に変化しているようにも思うのです。
その『昔』と『今』の違いが、昔の劣悪な部分を劣悪なモノとして拒絶し、表にあぶり出しているのだと思います。
昔の劣悪な部分を抱えた人たちが、自らで自分の劣悪さに気が付いて、退陣することが望ましいと思いますが、なかなか気が付かずに(或いは、気が付いているけど認めずに)それが出来ないので、前回の話になりますが、国民全員に『適性検査』を行って、適職を明らかにして、テレビ局に関しては、早々に世代交代を促すべきだと思うのです。