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1分でわかる「味覚」とは!【RE-CEREBRO】1分で脳を再構成する-EP032
味覚は、人間が食物を摂取する際に感じる感覚で、舌にある味蕾(みらい)によって化学物質を検知し、甘味、酸味、塩味、苦味、そしてうま味の基本五味を認識します。
この感覚は、栄養の摂取や有害物質の回避に不可欠です。
味覚の錯覚は、実際には頻繁に起こります。
例えば、温度や食感、香りが味覚に影響を与えることがあります。
ワインのテイスティングでは、香りが強く味を左右しますし、同じ料理でも温度が違えば味わいが変わることがあります。
また、「ミラクルフルーツ」という果物を食べると、その後の酸っぱい物が甘く感じられる現象も、味覚の錯覚の一例です。
これは、ミラクルフルーツに含まれるミラクリンという成分が、味蕾の受容体を変化させるためです。
さらに、心理的な要素も味覚に影響します。
例えば、ブランドや価格の情報によって、実際の味以上に高評価を与えることもあります。
これは、期待や先入観が味覚体験を変える、認知的な錯覚です。
以上から、味覚は単純な化学反応だけでなく、多様な感覚や心理的要因と深く結びついていることがわかります。