母が認知症になりました。
昭和21年生まれの母は、今年で77歳。
取柄はなんだといわれるとパッと頭にうかんでこないのだけれど、
とにかく空気がよめない、頑固、間が悪い、たまにいいこと言う、
人見知り、友達作りが苦手、負けず嫌い、しっかりもの、おしゃれ。。
そんな母が認知症になりました。
最初の症状は一体何だったんだろうと今思い返しても
全くもって思い出せないのだけれど、衝撃なことはいくつかあった。
まず、オムライス。
母は料理がうまかった。あまり好きではないと言っていたけれど
料理はとても上手だった。
そんな母があるとき、斬新なオムライスをつくった。
「ごはんできたよ」
と言われ、でてきたそのオムライスというものらしいものは
お皿に白ご飯、その端に炒り卵が少しのっかっていただけだった。
白米と炒り卵添え。
おしゃれに伝えるとこんな感じのいい方になる。
いや、まったくおしゃれではない。
それを見て、驚かないわけがない。なんなら悲鳴。
しかしあまりに驚いたのか、全く何事もなかったように
「うん。もうちょっとケチャップたそうかな」
とだけ伝え、作り直したのを覚えている。
この話が今から数年前くらい。
最近になってやっと母のことが落ち着いてきたので、
忘れる前に書き残しておこうと思い、noteを開始してみました。
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