大田区 太平湯
2021.6.12.
先週の土曜日はたっぷりと寝坊してしまったので、今週こそはしっかり起きて、電車とバスを乗り継いで、陶芸教室に。
おお、炭化焼成の作品が出来上がってるではないの!!
左のピッチャーと右の花器、予想以上にいい焼き上がり。これら2点は、秋の作品展に出す予定なので、大事にそれまで使おう。
ピッチャーは、水城いらぼという釉薬を、内側にのみ薄くかけたのだけれど、磁土の白と赤土の黒と、色の濃淡がしっかり出て一安心。底は少し厚めにして、このまだらな明るさもいい感じ。練り込みのよさがちゃんと出て、本当によかった。
花器は、もう少し縦長にしてもよかったかも、と教室の仲良しの生徒さんたちからも意見をもらったのだけれど、磁土を柔らかくしてべっとりと塗って、灰というかカーキというか、いい色味が出せてよかった。
面によって雰囲気が変わって、どこを正面にするかも迷う。
そして、サ友さんたちへのプレゼントのお猪口たち。炭化焼成、還元焼成、酸化焼成がそろう予定なので、好きなものを選んでもらおう。
高台も模様もそれぞれがオリジナル。
そして、先々週成形したピッチャーを、今日は削る作業に。1.55kgほどあったピッチャーが、削れるところはほぼギリギリまで削り、1kgほどの軽さになりましたとさ。素焼きに出して、来週、もしくは再来週、釉薬をかける作業になる予定。
そして今日は、残った粘土でコースター?小さいお皿?も練り込みで作ってみる。こちらも素焼きにゴーウ。
陶芸教室も終えて、今日もランニングに出発です。
先週と同じく、環八を南下しよう。
等々力渓谷の緑がまぶしい。都心、というわけでもないけれど、世田谷にも森があるのです。
晴れた日の紫陽花もすてき。
今日もペースよく走り、17.5㎞のラン活!あー暑かったよう!
入り口脇で一服させて頂いて、荷物から財布とお遍路帳面を出して、ホッと一息。走り終わると、ウェアは汗だく、顔は塩っぽく、もう化粧も何もかも早く落としたい!
なのだけれど、見上げると、黄色が眩しい、宮造建物。これはきれいだね。とパシャパシャ撮影を。
そして、番台のお父さんに、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取を。
現在は二代目で、初代は新潟県のご出身。正確には、もともとこの地にあった銭湯を、先代が引き継いだのだそう。建物は昭和41年(1966)の建築で、開業から数えるとなんと65年となったそうだ。
姉妹店は、私の尋問もわかりにくかったのかもしれないが、区内「大鳥居」駅の「宝湯」と「観音湯」なのだそう。「宝湯」の初代の女将さんがこちらの二代目店主のお母さんのおばさん。そして、「観音湯」の初代の女将さんがナントカカントカ。「ざっくりいうと、この二軒が、兄弟」ということで、姉妹店の二軒の初代同士が兄弟で、「宝湯」経由で「観音湯」とも姉妹店とのこと、執拗な尋問、大変失礼しました。納得です。
脱衣所を見上げると、格天井ではないものの、まっすぐの板がきれいなまま保存されている。あとね、番台の背中側には、この手の旧式の銭湯では珍しく、最近のサインがたくさん貼られていた。撮影などの協力されているのでしょうね。
他にも、御釜ドライヤー、マッサージチェアはいいとして、ランニングマシンもあり、開放感とレトロさが混在している。湯上りでマシンを使ってみたけれど、お姉さまたちはあまり使われないご様子だった。
そして浴場の方向を見ると、仕切りの上部には、息子さんが描かれたという地元の風景が。河川敷や街並みや、この辺りのエリアの風景にまだ慣れ親しんではいないのだけれど、ホッとする。こちらは数カ月ごとに描き直すそうだ。
そしていよいよ浴場へ。中島画伯の2020.4.22.だったかな、の作品。男湯サイドは富士山、女湯は桜と湖の風景が描かれていて、おそらくオリンピック前の完成を目指して描かれたのでしょう。富士山も桜も、いつ見ても心に響くよねえ。
手前にカランと冷やっこい水も出る立ちシャワー二席、左手にスチームサウナ、湯船は左手から寝風呂二席、エステジェット、岩盤泉、電気風呂、深めの麦飯石を使った人工温泉のバイタル温泉のレイアウト。流石に岩盤泉は長居しなかったけれど、エステジェットが稀に見る強力さで、しっかり身体を解す。電気風呂は110cm幅ほどで、きっかりセンターでは微動だにせず。
そしてサウナは無料とのことだが、どなたも利用しないのね。フィトンチットというものを粉射しているそうで、47度ほど。もう、汗は死ぬほどかいてきたので、3分で失敬します。
右側のカラン一列は、手すりと少し高めの椅子が置かれていて、バリアフリー席のようだ。2007年の改修の際、設けられたのだそう。いいお風呂で、汗がすっかり流せました。
そうそう、ここの煙突もいいよね。と見上げながら、二軒目にゴーウ!
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