調布市　神代湯

2021.6.1.

今日という日をどれだけ待ち侘びたことか。
昔、「待ちわびて」という歌があったよね。私は園児の時代だったと思うが、ラジオからなのかカセットテープだったのか忘れたが、車窓を眺めながら歌詞の意味もわからぬまま、口ずさんでいた。

さて、なんの日だったのか。
そう、待ちに待った、ひと月振りのホームサウナの営業再開日だったのだ。

在宅勤務終わりに、自転車を漕ぎ漕ぎ。タイヤの空気量が心許ないことはこの際忘れよう。
半笑いでフロントに対峙し「サウナお願いします」と物申すと、「700円です」と返され、すっかり忘れられている。「こ、これで」とサウナ回数券をお渡しして、チェックイン。再開時も引き続き、フェイスタオルを貸してくれて、口元に当てるように、ということだ。

日替わり薬湯は、今日も「氷的クール」。にしても、種類が増えてうれしい。とはいえ、「ユッカ濁り湯」が一番好きだけれど。

お風呂には入りに来ていたものの、久しぶりのホームサウナでもあり、やや挙動不審になる。見ると、サウナは満員御礼。こちらで待ちが発生したことは、私が通い始めて以来のことだ。史上初、なのかもしれない。しばし身体や髪を洗ってやり過ごす。再開初日なので、パトロール気分でもある。

そうそう、実は先週の訪問時、ホームへの往復のどこかで家の鍵を失くしましてね。で、速攻で鍵を交換したわけよ。はい、5万。ぶっとびの支出。銭湯なら113回行けたっつーの。

話を戻すと、今日はヌシ先輩は居ないであろう曜日なので、私がヌシという面持ちだ。
それにしても、まだ満員。そりゃあ、室内のテレビの観える角度で並んだよね。少しもプレッシャーをかけなかったといえば嘘になるよね。まあ10分ほど待ち、入れ替わりに入りましたよ。

久し振りのホームはいいね。浴場から見て、サ室の灯りを見るだけで、涙が出るといったら嘘になる。サ室内のテレビがテレ朝縛りなのも悪くない。しっかり長居して、よくお会いする常連さんとも「今日は混んでますね」なんつって寛ぎました。 

水風呂はやや普段よりぬるめに感じるも、サウナだけでなくここ2か月ほどお客さんも増えてきているし、みんなが入りやすい水風呂なのかもしれない。 どんどん入って堪能してほしい。蛇口から掛け流しでもあるし。先週気付いたのだけれど、水風呂脇の手桶に穴が空いているのが愛嬌があっていい。

休憩は、露天コーナーも椅子待ち時間があったけれど、岩に腰掛けるもよし、カラン前でのお休みもよし、ああホームがあるってしあわせ！と感じた夜だった。

ここからは、ヌシ対決です。
貴方は小峠ヌシを見たことがあるだろうか。

サ室にようやく潜入すると、アレ？仙川の湯けむりの里でよく見かける、例の芸人さんにペラっとしたカツラを被せたような彼方のヌシがいるじゃないの。此方のルールの口元にタオルを巻くことをご存知ないようなので、2度教えて差し上げた。さらには汗をしっかり流さず水風呂イン、室内ではやっすい美顔器キュルキュルうるさい、まあ私も小姑じみている気もしなくもないが、ジェットバスの当たり方が死体みたい、など言いたいことも言えないこんな世の中。
口元タオル、水風呂については一言物申しておきました。「何度も言わせないでね」と一悶着おきました。 

ちなみにその方、仙川が平日20時までの営業のため、そしがや21と初訪問の此方と天秤にかけていて、できれば再訪して欲しくないから「ここは普段はクソうるさいヌシがいて来ないほうがいい」と欺こうとしたのだけれど「普段は空いていて穴場ですよ」と妙な客引きをしてしまった私でした。此方の常連の皆さま、大変申し訳ございません。

帰りには店主に「失くしもの見つかりました？」と声もかけてもらい、鍵と5万を失くしたのを思い出しました。

そろそろサウナ回数券販売の時期かな？わーい！

サウナ：12分 × 4
水風呂：2分 × 4
休憩：5分 × 4
合計：4セット
サ 94℃ 水 20℃
歩いた距離 1.3km